かつては莫大な予算を使って収集していた位置情報データ。今では誰でも利用できるものになっています。
地図アプリはもちろん、facebook、twitterなどのSNSにも、GPSによる位置情報が活用されていますね。
私たちの得意分野のひとつは、位置情報やGIS(地理情報システム)を活用したシステム開発です。この力を使って、さまざまなシステム開発のお手伝いをしたいと考えています。
――位置情報を活用したシステムにはどんなものがある?――
上の画像は、私たちが開発したアプリ「パトレポしまね」。これもまた、位置情報を活用したシステムです。
このアプリは、ユーザーの協力で道路保全を速やかに行なうためのものです。落石があったり、崖が崩れていたりといった道路の異常を発見したユーザーが、現場の写真を撮ってアップ。写真は位置情報とともに県の担当者へと送られ、すぐに対処することが可能になります。
位置情報と写真を合わせたデータは、これ以外にも、さまざまなことに活用できます。たとえば土木工事の現地調査。現場に赴いた担当者が写真を撮って位置情報とともに本社に送れば、調査の大幅な効率化が望めます。自動車専用道路の保守点検にも有用でしょう。
さらに、位置情報を常時追いかけつづけることで、活用の幅が広がります。
一例を挙げれば、タクシーの配車サービス。位置情報と機械学習をもとに、到着時刻を予測しています。また、最近話題の食品配達サービス「Uber EATS」も、同様のシステムを使用しています。
さらに、ユーザーの位置情報を集めることで、いつ、どこに、どれくらいの人がやってくるのか、というところまで予測することができます。集まるユーザーの性別、年収など、詳細なデータを得られれば、出店計画にも役立つのです。
今、注目されているシステムのひとつに「テレマティクス・サービス」があります。
これは、車にGPS・通信システムを備えた車載機を搭載し、運行状況を取得するシステム。取得したデータから、ドライバーが急ブレーキ、急発進、急ハンドルなどの危険な挙動をしていないかを分析することができます。また、位置情報を付加することで、危険な挙動を示した場所も確認することが可能です。
私たちは現在、これと同様のシステム開発に携わっています。
ドライバーの安全運転・エコドライブ診断をするシステムですが、これに加えて運行状況のデータと位置情報をより有効に活用することを研究しています。危険な挙動が多い箇所を見つけ、事故を未然に防ごうというコンセプトです。多くのドライバーが急ブレーキをかけているような場所では、その手前に段差舗装(道路に凹凸をつけたもの)などを設ける。スピードオーバーで侵入してくるドライバーが多いカーブでは、注意を促す標識を立てる。危険箇所がわかれば、こうした対処ができるようになります。
位置情報を活用したシステムには、多くの可能性があります。新しいビジネスを生むきっかけになるかもしれません。
――GISを使った商圏分析も――
先ほど、私たちの得意分野として、位置情報を含む広義のテーマであるGISを挙げました。GISとは、地理情報、および付加情報を管理するシステムの総称です。
データを空間と時間の面から分析・編集することが可能で、土地・施設や道路などの地理情報の管理、都市計画、科学的調査などに利用されます。
また、GISは商圏分析(エリアマーケティング)にも利用されます。
たとえば、チェーン展開をしている小売店が、ある地域に新たに出店するとしましょう。まず、出店予定地の商圏(半径何キロ、もしくは車で何分圏内など)を設定し、そのなかに含まれている人口、性別、年代、家の床平米、年収など、さまざまなデータを集めます。これをもとに、売上予測などを立てるのです。
商圏分析には、このほかにもさまざまな手法があります。当社にはGISを専門としたエリアマーケティング業界の経験者も在席しておりますので、
コンサルティングからシステム開発まで幅広く対応することができます。商圏分析を行いたい、自社のデータを地図上で分析したい、Wi-Fi・GPS・ビーコン等から得られる位置情報ビッグデータを解析したいという企業の方、ぜひ一度、ご相談いただきたいと思います。
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株式会社イーグリッド
森山 武弘
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