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Shopifyアプリの開発手順|環境や使用言語・ツール、おすすめの依頼先3社を紹介

目次

Shopifyアプリの開発手順|環境や使用言語・ツール、おすすめの依頼先3社を紹介

コロナ禍によるネットショッピングの利用者増加を追い風にして、これまでにない成長が伝えられているEC業界。その波に乗って、Shopifyでの自社ECサイトの立ち上げを検討している企業も多いのではないでしょうか。

Shopifyで自社の戦略にあったECサイトを構築するには、Shopifyアプリでの機能拡張やカスタマイズが不可欠です。本稿では、Shopifyアプリの開発環境や使用言語、開発に活用できるツールなどを解説します。

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1. Shopifyアプリとは?

Shopifyアプリとは、Shopifyで構築したストアに拡張機能を追加できるソフトウェアのことです。Shopifyアプリにより、自社の集客戦略にあわせた機能をストアに追加することで、Shopifyストアのユーザービリティ向上や集客力アップ、販売業務の効率化などが期待できます。

Shopifyアプリの多くはShopifyではなく、サードパーティの開発者によって作成されており、Shopifyのアプリストアには7,000を超えるアプリが公開されています。自社のニーズにあったアプリがShopifyアプリストアにない場合には、独自にアプリを開発することも可能です。

2. Shopifyアプリの種類

Shopifyアプリには、次の種類があります。

  • 公開アプリ
  • カスタムアプリ
  • プライベートアプリ

➀公開アプリ

公開アプリは、アプリストアに公開されているアプリをさします。有料のものと無料のものがあり、世界中のマーチャントがアプリストアを通して導入することが可能です。

②カスタムアプリ

カスタムアプリは、個々のマーチャントのストア向けに開発されたアプリで、アプリストアには公開されません。Shopifyパートナーのダッシュボードで開発・管理され、特定のマーチャントにシェアすることができます。

③プライベートアプリ

プライベートアプリは、特定のストアでのみ使用できるアプリで、カスタムアプリと同様アプリストアには公開されません。アプリを使用するストアで開発・管理します。そのため、プライベートアプリの開発を外部委託する場合は、外部のアプリ開発者に対してストアへのAPIアクセスとダッシュボードへのアクセスの許可が必要です。

2022年1月時点で、プライベートアプリの開発は非推奨となっています。独自アプリを開発する際は、カスタムアプリでの開発をご検討ください。

3. Shopifyアプリの開発を行う手順

Shopifyアプリは、次の手順で開発します。

  1. 開発ストアの作成
  2. アプリのシステム開発
  3. アプリのテスト
  4. アプリ公開

それぞれの手順を解説します。

①開発ストアの作成

Shopifyパートナーのダッシュボードで開発ストアを作成。開発ストアは、制限付きの無料のShopifyアカウントで、開発したアプリのテストに使用します。

開発ストアでは使って次のようなことが行えます。

  • カスタムドメインの割り当て
  • 最大10個のカスタムアプリ作成
  • ユニークな商品を無制限に作成
  • テスト注文の処理 (件数は無制限)

また、開発ストアには次の制限があります。

  • アプリストアからインストールできるアプリは、無料アプリとパートナー向けアプリのみ
  • 有効な決済サービスによる実際の取り引きを使用してテスト注文は不可
  • パスワードページの削除不可

②アプリのシステム開発

Shopifyパートナーのダッシュボードでアプリ開発を行います。Shopifyでは次のShopify APIが提供されていて、アプリ開発者はこれらのAPIを組み合わせてアプリの開発を行います。

・Admin API
個々のShopifyストアの顧客、注文、在庫、配送などに関する広範なデータにプログラムからアクセスするためのAPIです。Admin APIを利用すれば、在庫を他のマーケットプレイスと共有して管理することなどができます。
・Storefront API
ストアフロントの商品データの取得や注文手続きのカスタマイズ、顧客情報の取得をプログラムから行うためのAPIです。JavaScriptなどでの外部埋め込みが可能で、Shopify以外のWebサイトを通じてShopifyストアから商品販売するのにも利用できます。
・Partner API
パートナーダッシュボードのデータに、プログラムからアクセスするためのAPIです。このAPIを利用することで、フロントエンドとバックエンドを連携して運用を効率化したり、自動化したりすることも可能になります。
・Payments Apps API
支払いに関するデータにプログラムからアクセスしたり、支払い方法をカスタマイズしたりするためのAPIです。

③アプリのテスト

開発したアプリを、開発ストアにインストールしてテストします。公開アプリの場合は、公開アプリの要件を満たしているかも含めてテストします。

④アプリ公開

公開アプリであれば、ストアへの公開の手続きを行います。カスタムアプリであれば、マーチャントにシェアし、マーチャントのストアにインストールして運用を開始します。

4. Shopifyアプリの開発に必要な言語

Shopifyアプリの開発は、PHPRubyJavaScriptなどのWebアプリ開発に使われている言語で開発が可能です。

ShopifyによりShopifyアプリ用のRuby on Railsエンジンが開発&公開されており、Ruby用のライブラリも公開されています。そのためRubyを使えば効率的なアプリを開発が可能です。Shopify公式のチュートリアルではNode.jsとReact.jsを用いて開発するケースも紹介されています。

5. Shopifyアプリの開発環境

Shopifyアプリの実体は、Shopify外部のWebアプリです。そのため、アプリの公開にあたっては、開発者がAWSなどのサーバーをホスティングする必要があります。

アプリの開発やテストはローカル環境でも可能です。ただしShopifyアプリを開発ストアにインストールするにはインターネットを介した外部アクセスが必須。ローカル環境にあるアプリにインターネット経由でアクセスする方法には、次の2つがあります。

  • ngrok(トンネリングを用いてローカルサーバーを外部公開するツール)を使う
  • リバースSSHポートフォワーディングの機能を利用して、VPSのSSHサーバー経由でローカルサーバーを外部公開する

6. Shopifyアプリ開発で活用できるツール

Shopifyにはアプリ開発で活用できるツールも用意されています。よく使われるツールを紹介します。

・Webhook
通知をトリガーにした処理の実装が可能になります。Webhookを使うことで、注文が入った通知を受けたら在庫データ更新処理をコールするといった動作を実現することができます。
・Polaris
マーチャント管理画面やPOSアプリに埋め込むUIを作成できるUIライブラリです。Polarisを使うことで、Shopifyと同様のデザインを持つ、モバイルアプリ対応のUIを開発することができます。
・App Bridge
Shopifyの画面と、Polarisで作成したUIを連携させることができるSDKです。
・App extensions
管理画面に独自のメニューを挿入することができます。App Bridgeと一緒に利用することで、注文管理画面やPOSアプリのメニューなどにもアプリの機能を追加することができます。

7. Shopifyアプリの開発におすすめの会社3選

Shopifyアプリを開発する際、初めて試みる場合や、特に自社にシステム部門がない場合は、Shopifyアプリ開発の実績のある会社に相談するとスムーズです。

Shopifyアプリとしてどのような機能があると便利か、注意して検討すべき点はどこかなど、 過去の開発ノウハウを活かして提案してもらえるので、Shopifyアプリ開発に慣れておらず、 どのように指示をすればよいかイメージが持てない担当者様にとっても安心です。

以下では、Shopifyアプリの開発実績のある会社を3社ご紹介します。

株式会社アライバルクオリティー

アライバルクオリティーは、 Eコマースサイトやオウンドメディア、プロモーションなど、デジタルマーケティングの企画、制作、運用に強みを持つ企業です。案件を完遂した取引先は1000社以上あり、実績の多い企業となっています。

企画・開発から保守運用を担当している案件もあり、Shopifyのカスタマイズの案件も数多く経験しています。デジタルマーケティングに強みを持っていることから消費者接点の設計に優れており、設定したストーリーに即したクリエイティブをデザインすることに長けています。

こんな方におすすめ
  • toCのマーケティングに強みを持っている企業に依頼したい方
  • Shopifyでの構築実績の多い企業に相談したい方

株式会社Fabbi Japan

Fabbi Japanは、本社をベトナムのハノイに置き支社を東京に置く、オフショア開発企業です。システム開発を始め、DX支援、クラウドサービス、AI/IOTなどの開発サービスを提供しており、近年ではベトナム急成長企業トップ10や日本のベストベンチャー100に選出されています。

Shopifyの実績も数多く、インタフェースの開発(設計、実装、テスト、リリースまで)やサイト微修正のliquidコーディング、通知メールのHTML書き換え、追加アプリ実装のコーディング、ShopifyのCSV ウェブアプリ開発(開発・テスト・インフラ構築まで)など、カスタマイズにも精通しています。

こんな方におすすめ
  • オフショア開発も検討している方
  • 技術力の高い企業に依頼したい方

株式会社BIZサポート

BIZサポートは、システム開発だけでなく、事業の戦略策定からサポートできる企業です。幅広い業務サポートやDX関連の経験を有しております。 ERP、RPA等の管理部門の導入サポート経験が豊富です。

Shopifyに関しても開発経験があり、代表が税理士法人、通信大手企業の管理部門にて事業計画作成から運営サポート業務を行ってきた経験を持っているため税務の知識もあり、受発注・見積・決済周りの法対策にも柔軟に対応することが可能です。

こんな方におすすめ
  • 法対策などにも知見をもっている企業に依頼したい方
  • 戦略策定からサポートしてほしい方

8. まとめ

Shopifyアプリはアプリストアで公開されているものを導入することもできますが、自社の集客戦略にあったECサイトの構築をするならカスタムアプリを開発して導入するのが確実です。

Shopifyアプリの開発は、RubyやJavaScriptなどを使ったWebアプリ開発のスキルがあればそれほど難しくないでしょう。もし自社に開発スキルがないのであれば、Shopifyアプリの開発を外注するのも一つの方法です。

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この記事の監修
リカイゼン サポートデスク 
吉田・新町
BtoBマッチングサービスであるリカイゼンにおいて、発注企業からのご相談のヒアリング、企業選定のフォローなどを行う部門の担当です。出展企業であるシステム開発やWEB制作、クリエイティブ制作会社ともコミュニケーションを取りながら、年間数百件の受発注のサポートを行っています。

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