オンプレミスとクラウドの違いとは?メリット・デメリットや移行時のポイントを解説
- [更新日]2025/03/31
- [公開日]2022/03/04
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目次
オンプレミスとクラウドの違いとは?メリット・デメリットや移行時のポイントを解説
システムの運用環境には、主に「オンプレミス」と「クラウド」の2種類があります。双方の特徴を理解しつつ、システムを選定しなければ「システム運用の予算オーバー」「従業員の負担増」などのリスクは避けられません。
そこで今回は、オンプレミスとクラウドの違い、メリット・デメリットについて解説します。システム移行時の注意点も解説するので、新規システム導入時はぜひ参考にしてみてください。予備知識を頭に入れて「システムによる事業課題の解決」や「新規事業の基盤構築」などを成功に導きましょう。
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オンプレミスとクラウドとは?
オンプレミスとは、自社にサーバー環境やネットワーク環境などを構築・管理する方式です。サーバーやネットワーク回線、ソフトウェアなどをすべて自社で購入し、社内のサーバールームやデータセンターに環境構築します。
一方、クラウドとはベンダーが保有するサーバーを、月額料金制で利用する方式です。ハードウェア・ソフトウェアを含め、すべてベンダーに提供してもらえます。
次項では、オンプレミスとクラウドの違いについて詳しく解説します。
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オンプレミスとクラウドの違い
オンプレミスとクラウドについて、それぞれの特徴を見ていきましょう。
オンプレミス | クラウド |
---|---|
・自社でシステムを運用する・サーバーや管理ツールも自社で用意する | ・ベンダーが提供するシステムをオンライン上で利用する・サーバーやシステム用の各種ツールも不要 |
次項では、オンプレミスとクラウドの違いについて、コスト・セキュリティ・運用管理・カスタマイズ性の観点から詳しく解説します。
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コスト面の違い
ERPの導入を例に、オンプレミス・クラウドの費用相場から、コスト面の違いを見ていきましょう。
項目 | オンプレミス | クラウド |
---|---|---|
導入費用 | 10万~800万円以上 | 契約内容により変動※無料のケースも多い |
ライセンス費用 | 100万~1,000万円 | 1万円~/1ライセンス |
オンプレミスはすべて自社運用するため、導入時はベンダーのサポート・教育費として導入費用が請求されます。一方、クラウドはオンライン上のサービスを利用する形式なので、導入費用がかからないケースも多いです。
セキュリティ面の違い
項目 | オンプレミス | クラウド |
---|---|---|
システムの利用環境 | ローカル | オンライン |
セキュリティ対策の実施者 | 自社 | ベンダー |
セキュリティコスト | 高い | 低い |
カスタマイズ性 | 高い | 低い |
オンプレミスは自社でセキュリティ対策を行うため、プライバシー・ポリシーに準じたセキュリティ環境を構築できます。一方、クラウドはセキュリティもベンダー対応なので、コストはかかりませんが、柔軟性には欠ける面があります。
運用管理の違い
オンプレミスの場合、運用管理も含めてすべて自社対応です。管理用の人員やコストはかかりますが、トラブル発生時の対応力は高められます。
一方、クラウド型は運用管理(アップデートやメンテナンスなど)も含め、すべてベンダーに対応してもらえます。コスト・人的リソースは最小限に抑えられるものの、緊急時の対応力はベンダー次第です。
カスタマイズ性の違い
オンプレミスは、社内の業務プロセス・フローやビジネス環境の変化に応じて、機能追加・修正が可能です。専門的な知識を持つ人材は必要ですが、カスタマイズ性が高い手段といえるでしょう。
一方、クラウドは機能追加・修正もベンダー次第です。オプションによりカスタマイズできるケースもありますが、オンプレミスより制限されるでしょう。
オンプレミスのメリット・デメリット
オンプレミスのメリット・デメリットをそれぞれ3つずつ、解説します。
オンプレミスのメリット
高度なカスタマイズが可能
オンプレミスであれば、社内の既存システム・ツールとの連携も考慮した、高度なカスタマイズが可能です。前述してきたとおり、オンプレミスのシステムはローカル環境で稼働します。
社内ネットワークや業務プロセスにフィットするよう、機能の追加・拡張・修正を自由に行えます。流動的なビジネス環境においても、柔軟に対応できるシステムを構築できるでしょう。
自社でセキュリティをコントロールできる
オンプレミスは自社でセキュリティをコントロールできるため、情報漏洩や社外からのハッキングなどを許さない、堅牢なシステムを構築できます。オンプレミスのシステムはベンダーに依存せず、セキュリティ対策も含めて自社で対応可能です。
社外からのアクセス制限や独自の認証システム設定など、自社要件に合わせたセキュリティ対策を構築できるでしょう。オンプレミスのシステムは、安定したシステム運用を実現できる手段です。
オフライン環境でも運用できる
オンプレミスはオフライン環境でも運用できるため、インターネット回線の通信速度に依存しない環境を構築可能です。オンプレミスによるシステムは、社内のローカルネットワーク上で稼働します。
インターネットを介してサーバーへアクセスする必要がないため「通信速度の低下」「回線トラブル」などの影響を受けません。システムを安定かつ持続的に稼働させられるのは、オンプレミスならではのメリットです。
オンプレミスのデメリット
初期費用と運用コストが高い
オンプレミスは初期費用と運用コストが高いため、企業規模によっては予算確保が難しいかもしれません。「コスト面の違い」で解説したとおり、オンプレミスの導入費は数百~数千万円を超えるケースもあります。
運用に際しても、人件費やサーバーの保守費、電気代などのコストが必要です。カスタマイズの必要性やセキュリティレベルなどを考慮しつつ、オンプレミスを導入すべきかを判断しましょう。
システム管理の負担が大きい
オンプレミスは、サーバーの維持や不具合対応、災害発生時の復旧など、システム管理の負担が大きくなります。システム管理のみを外注する方法もありますが、別途費用が発生するため、予算確保できない場合は自社対応せざるを得ません。
システム管理の負担により、コア業務へ支障をきたすようであれば、クラウドも検討しましょう。
ストレージの拡張が難しい
オンプレミスは、自社内でサーバーを管理する必要があり、安易にストレージの拡張が行えません。ストレージを拡張する場合、ハードウェアの追加・変更や、メモリ・CPUの増設・アップグレードなども考慮する必要があります。
専門知識が求められるほか、手間と費用もかかるため、オンプレミスのストレージ拡張は困難です。
クラウドのメリット・デメリット
クラウドのメリット・デメリットについて、次項から項目別に詳しく解説します。
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クラウドのメリット
初期費用を抑えられる
クラウドは、物理的なITリソースを社内で割く必要がなく、初期費用を抑えられます。クラウドの場合、サーバーの設置費や人件費、各種ツール・ソフトウェア購入費が必要ありません。
「コスト面の違い」で解説したとおり、クラウド型のシステムであれば、ベンダーに支払う導入費用は数万~数十万円です。予算確保が難しい企業・事業でも、導入しやすいでしょう。
運用・保守の手間が少ない
クラウドのシステムは、すべてベンダーに管理してもらえるため、自社での運用・保守の手間が抑えられます。システム運用には、アップデートやメンテナンス、各種ハードウェアの交換など、稼働を維持させるための手間が欠かせません。
しかし、クラウドは上記のような運用・保守をベンダーが対応するため、発注者側はコア業務に注力できます。
どこからでもアクセスできる
クラウドは、オンライン上からシステムを利用するため、どこにいてもアクセスできます。たとえば、クラウド型の顧客管理システムの場合は「名刺情報を出先で登録」「顧客情報を商談時に即時活用」などの機能が利用できます。
場所を選ばず、社内と同様の環境を利用できるため、従業員の業務効率や利便性を向上させられるでしょう。
クラウドのデメリット
カスタマイズ性が低い
クラウドのシステムはベンダーに管理されるため、カスタマイズの自由度にも制限があります。カスタマイズの範囲は契約プラン・オプションにより変動しますが、オンプレミスのように自由なカスタムはできません。
既存システムとの連携や、将来的な機能追加の有無なども考慮したうえで、クラウドのシステムを契約すべきか判断しましょう。
サービス停止のリスクがある
ベンダーのサービスが停止された場合、事業を継続できる別システムを探さなければなりません。クラウド型のシステムは、ベンダーの方針変更や企業合併などの影響で、サービスが突如停止されるケースもあります。
サービス停止となった場合、類似するシステムを探して、新たに契約・導入、データ移行などの手間がかかります。長期運用を想定している場合、オンプレミスも含めて検討しましょう。
ベンダーへの依存度が大きくなる
ベンダーへの依存度が大きくなると「トラブル発生時に自社サービスを復旧できない」「他クラウドサービスに移行させられない」などのリスクがあります。クラウドのサーバーはベンダーが管理しますが、常に安定稼働するとは限りません。
サービス・サーバーの停止時、自社でできる対策を講じなければ、エンドユーザーが不利益を被るリスクもあります。クラウドは低コスト・低負担のため依存しがちですが、データのバックアップや代替となるクラウドのチェックも欠かさないようにしましょう。
オンプレミスからクラウドへの移行を検討すべきケースとは?
オンプレミスからクラウドへの移行を検討すべきケースについて、4つのパターンを解説します。
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システムが老朽化している
老朽化したシステムは、競争力の低下やセキュリティリスクの向上などを招きます。流動的なビジネス環境において、顧客ニーズに応えるには、古い技術・機能では対応しきれない恐れがあります。
さらに、古いシステムほど脆弱性が高まり、サイバー攻撃の標的になるリスクも高まるのが特徴です。システムの安定稼働を目指す際は、アップデートや機能追加なども任せられるクラウドを検討しましょう。
運用負担を減らしたい
システムの運用負担を減らし、コア業務へ注力したい場合は、クラウドへの移行を検討しましょう。クラウドは、ハードウェア・ソフトウェアどちらの管理もベンダーに任せられます。
専門知識を持つ担当者を配置する必要がないため、人的リソースを軽減できるでしょう。業態転換や新規事業を理由にコア業務への注力が必要な場合は、クラウドへの移行を検討してください。
リモートワーク環境を整えたい
クラウド型のシステムはどこにいてもアクセスできるため、リモートワーク環境の整備に適しています。クラウドは、PCやスマホ、タブレットなどの利用端末を選ばず、インターネット環境さえあればシステムを利用できます。
社内方針の変更でリモートワーク環境が必要な場合、クラウドへのシステム移行を検討しましょう。
コスト削減を重視したい
コストを削減し、経営の安定化や持続可能な成長を目標に掲げる企業は、クラウドへの移行を検討してください。クラウド型のシステムは、サーバーの設置・管理費や人件費など、システム維持にかかる費用が発生しません。
ライセンス費や月額料金などでシステムを運用できるため、コンスタントにコストを削減できます。経営方針の転換でコスト削減を重視する場合は、クラウドへの移行も選択肢に加えましょう。
オンプレミスからクラウドへ移行する際の注意点
オンプレミスからクラウドへ移行する際の注意点を3つ解説します。
自社の要件を満たすクラウドを選定する
クラウド型のシステムを選定する際は、予算や導入目的・目標などの要件と一致するかを確認してください。たとえば、リモートワークを推進させたい場合、クラウド環境で使用できる業務用ツール・ソフトウェアとの連携性が高いシステムを選ぶ必要があります。
システムによって強み・特徴は異なるため、自社の要件を明確化して、ニーズを満たすクラウド型システムを選定しましょう。
既存システムとの連携を考慮する
既存システムとの連携を考慮しなければ、システム移行時に従業員への負担が増加するリスクもあります。たとえば、システムを徐々に移行させる際、システム間の連携が図れなければ、手作業でデータ移行を行う手間が発生するかもしれません。
データ移行・共有の時間がかかり、新規システムの稼働スケジュールが遅れるリスクもあるでしょう。既存システムとの連携性をベンダーに確認し、スムーズな移行が図れるかを判断しましょう。
スムーズなデータ移行の計画を立てる
データ移行のスケジュールを決め、通常業務に支障が出ないよう注意しましょう。データ容量が大きいほど回線への負荷は強くなり、移行にかかる時間も長くなります。
一時的にシステムを停止させる可能性もあるため、ベンダーとも相談しつつ、データ移行のスケジュールやリハーサルの実施有無などを確認してください。通常業務へ支障をきたさないよう、移行のタイミングや期間、優先すべきデータの種類などを明確化させましょう。
オンプレミスとクラウドを併用する「ハイブリッド環境」
ハイブリッド環境とは、オンプレミス・クラウド双方の弱点を補えるよう、システムを併用稼働できる環境です。たとえば、自社サーバーを設置・運用しつつ、サーバー上にクラウド環境を構築することで、社内外からシステムにアクセスできる環境(プライベートクラウド)を構築できます。この場合、カスタム性能を高めたクラウド環境を実現できるでしょう。
ハイブリッド環境には一貫性のある定義がないため、自社の要件に合わせた環境構築を検討してみてください。
クラウド・オンプレミスの選定や移行は専門家に相談を!
クラウド・オンプレミスの選定・移行時は専門家に相談し、運用時のトラブル発生リスクを抑えましょう。クラウド・オンプレミスにはそれぞれ特徴や弱点があり、選定を間違えると「想定外のコストが発生した」「人的リソースがかかりすぎる」などのリスクがあります。
システムの導入支援には、環境構築や運用・保守も含めたサービスを提供する業者もあります。業務用システムは事業の根幹を支える役割を担うため、導入後の失敗がないよう専門家への相談も検討しましょう。
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まとめ
オンプレミスは、導入・運用コストが高額なものの、カスタマイズ・セキュリティ性に優れた環境です。一方、クラウドは低コスト・短納期で導入・運用できますが、各種機能やカスタマイズはベンダーに依存します。
システム導入・移行時は、それぞれの特徴・強みも理解したうえで、自社要件にマッチする環境を選びましょう。システムの選定や導入・運用に関して専門的な知見がない場合は、専門家(導入支援サービス)への相談も検討してみてください。
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