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可用性アップのテクとは?【これで解決!AWS-CDP】 #5 Floating IPパターン
- [更新日]2020/11/19
- [公開日]2016/01/26
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- 株式会社SUPINF
「システムが使用できる状態を維持し続ける能力(可用性)を高める!」
ということで、前回は
【Multi-Server パターン】と【Multi-Datacenterパターン】を
紹介しました。
今回も可用性をアップさせるパターンについてです。
IPアドレスを付け替える【Floating IPパターン】
サーバーをアップグレードする場合には、サーバーの停止が必要です。
サーバー停止はそのままサービスの停止につながるので、
できるだけその時間を短くするようなシステム構築が必要です。
クラウドでは、物理サーバーよりもはるかに短い時間で、
サーバーを切り替えることが可能!
そこで使われるのが【Floating IPパターン】‼
AWSでは「Elastic IP Address (EIP)」という固定IPを利用し、
現在のEC2インスタンスからEIPをデタッチし、
新しいEC2インスタンスにアタッチするという、
IPアドレスの付け替え方法があります。
下記のようなさまざまな構築方法が考えられます。
・マシーンイメージを用意しておけば、必要な時に必要なサーバー(EC2)を起動できる。
・APIを利用すれば、IPアドレスの設定まで自動化も可。
・障害発生時などに、より迅速に対応して切り替えるためには、
予め別なEC2インスタンスを起動しておく。
この【Floating IPパターン】にするメリットは、
・EIPを付け替えるだけなので、DNSのTTL(Time to Live)に影響されずに
サーバーを切り替えられる!
・アップグレードの際などに、仮に切り替え先のサーバーでエラーが発生しても
すぐに元のサーバーにEIPを付けることでフォールバックできる!
・EIPは異なるAvalability Zone(AZ)をまたがっても適用ができるので、
AZレベルで障害があっても異なるAZのサーバーにEIPを付け替えることができる!
といった点です。
さて、次回は「システムにかかる負荷を分散させる方法」についてです。
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EDITOR PROFILE
株式会社SUPINF
堀江 浩史
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