マネジメントサイクルは、失敗しまくることに意義があります。

先日、マネジメントサイクルについて記事を上げましたが、今日はマネジメントサイクルについてまた考えてみたいと思います。

マネジメントサイクルって上手く回せないですよね？

僕も若きころによく思っていました。
うまく回せないですよね？マネジメントサイクル。
なんで上手く回らないのか考えてみたのですが、そう、そうやって深く考えすぎるから回らないのだと思います。

そもそも現実的にはそうならないじゃないですか

P(Plan)⇒D(Do)⇒C(Check)⇒A(Action)の次って、P(Plan)になりませんよね？
普通に考えたら、
　　P⇒D⇒C⇒A⇒C⇒A⇒C⇒A⇒C⇒A⇒
になりませんか？

日本人は真面目だからでしょうか？教科書通り、何とかしてPに行こうとする。
　　そこに難易度を感じるというのか、
　　そこに不条理を感じるというのか、
ある種の腑に落ちない感を感じて、それが「できない」理由になっている。
案外そういう方多くないですか？

大事なことは回すスピード

要は、「実行結果を元に新たな仮説を立て、それを実行する」が、どういう形でも良いので、回れば良いのだと思います。
「成功」するというのは、確率論に近いお話だと思います。
たとえば、10回に1回成功するとするじゃないですか。
これを、1ヶ月でプランニングして、1ヶ月で実験して、1ヶ月で検証する企業さまは、22ヶ月（上記のやり方で）。
つまり2年に1回成功します。
でも、これを、1日で10回転できる企業さまは、毎日成功します。
これは極論ですが、上手く言っている企業さまと、そうでない企業さまの大きな違いは、案外ここなのではないかと思います。
人より成功している企業さまは、人より失敗しているのではないでしょうか？
だから、成功している社長さまのおっしゃる成功の秘訣をお聞きしていると、「続けること」とおっしゃる方が多いのではないかと思います。

それと、捉え方を変えよう

それと、これも重要なポイントだと思いますが、マネジメントサイクルは成功するための法則なのですが、これを重く捉えすぎている方も多い気がします。
つまり、
　　必ず成功しなければならない
　　絶対に失敗が許されない
と捉えている方いらっしゃいませんか？

これは、一概には言えませんが、まあまあ逆です。
マネジメントサイクルは、失敗しまくることに意義があります。

「？」と思う方もいらっしゃるかもしれません。
でも、そうではなく、先ほどの確率論のお話を思い出してください。
たとえば、10回に1回成功するとするのであれば、必ず9回は失敗しないといけないのです。
では、同じ9回の失敗を行うとすると、
　　早くて体力のあるうちに9回を終える
　　じっくりこつこつと9回を終える
どちらのほうが良いのか？というお話だと思います。

これが、9回とか事前に数がわかっているのであれば良いです。
そこも踏まえてプランニングすればよいお話なので。
でも、実際には数はわかりません。
いつ成功するのかわからないので、高回転で回して、成功する日を1日でも早く迎える必要があるのです。

早く出し尽くす

であれば、本当に考え方を変えて、
「とにかく早く失敗し尽くして、やってはいけないことの洗い出しをしよう」
という考え方はいかがでしょうか？
数多くの失敗も、出し尽くせば、あとは何やっても成功です。

必要なのは、
　　やる勇気
　　続ける根気
この2つです。

弊社のコンサルティングは、マネジメントサイクルが回ることに重きを置いています。
もし、そのようなお手伝いをさせていただけるようでしたら、お気軽にお問い合わせください。
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