杭州G20サミット首脳会議まで100日を切りました
今年2016年の9月4日・5日、私が住んでいる杭州市でG20が開催されます。
100日カウントダウンとなった5月27日、杭州市の党委員会で記者会見があり「首脳会議の準備はほぼ整った」と発表されました。(5月28日人民網日本語版より)
確かに今年に入って市内のいたるところで工事が進んでおり、西湖周辺のウォーキングに出かけても歩道が舗装中のため、車道に出て歩かなくてはいけなかったのですが、先週久しぶりに歩いてみたら一部工事中ではあるものの非常に綺麗になっていました。
世界遺産登録されている西湖は、イルミネーションプロジェクトなる「夜の明珠」を演出されるようで、「水墨画のような光と影、活き活きとした山のムードにより、夜の西湖の文化的ムードを醸し出す」だそうです。アメリカ大統領が宿泊予定の、西湖に面したアメリカ系5つ星ホテルからはさぞすばらしい夜景を楽しめることでしょう。
一般市民の私たちにとっても、G20に向けた整備はいろんなところで恩恵を受けることができます。
蕭山空港から市内入口まで高速道路が繋がりましたし、逆流で有名な銭塘江に架かる橋(西興大橋)の入口も、以前の渋滞は無くなりました。
市内を走る公共バスもハイブリッド車両に替り、乗車していても非常に静かで快適です。(運ちゃんの急ブレーキだけは相変わらずですが!笑)
大通りから路地まで「赤腕章」の警備員だらけ
2014年に北京で開催されたAPECで「APECブルー」と言われた空の色。杭州G20でもその対策はとられており、杭州市内の製造業に対して「8月26日から稼働停止」のお達しが出ています。弊社のお客様である日系製造業様もいつから休みにするか、製品在庫は不足しないか、出荷の調整をどうするかと頭を悩ませています。
一方では、特別休暇となる従業員たちは「市内に居ても規制があるから、どこに遊びに行こうか」と計画を立てていることでしょう。
「規制」と言えば取り締まりを強化しているのは言うまでもなく、「集団防衛・集団統治」という理念のもと、多くの杭州市民がG20サミットにおける保安業務に積極的に参加しているようです。1回目のボランティア募集には6000人の申し込みがあったようで、今杭州の街を歩くとどんな場所にも赤いベスト・赤い帽子・赤い腕章を身に着けた警備ボランティアの姿が見られます。(上記人民網の記事より)
家の近くのバス停にも、赤いベストのオバチャンが二人立っています。
以前のタイムラインで、我先にバスに乗り込む人たちの写真を載せましたが、最近のバス停はレーンが敷かれ乗車口からまっすぐ2列に並ぶように誘導されており、ボランティアのオバチャンがバスの停止位置を誘導したりしています。
しかし、バスを待つ人が列をなして並ぶ光景をいまだに見たことありません。オバチャン二人も喋っているだけで、バスの乗車口に居て邪魔なだけでした。
杭州市では今年3月から「文明行為促進条例」として公共の場所でたんやつばを吐くことが違法行為となったようです。「G20に向けて市民のマナー向上に乗り出した」とされていますが、工事が進む街中では口の中が埃だらけ。そう簡単につば吐きがなくなることはないでしょうが、街が綺麗になり人の心にもゆとりが出てくれば、きっとマナーも良くなると思ってます。(希望的観測ですが!笑)
水越@中国在住
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木村 豊
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