インバウンドツーリズムについて

こんにちは、コア・アド・インフィニティ編集部のハラです。

先日の日本政府観光局の発表によると、
日本を訪れた外国人旅行者が今年の１～9月の9カ月間で推計1,448万人となり、過去最高を更新したとのこと。
また、訪日外国人旅行者数が45年ぶりに出国日本人旅行者数を上回ったとのことです。

この背景にあるのは、アジアの国々（訪日外国人旅行者の8割を占める）の経済成長、円安、ビザ緩和、LCCの普及、
大型クルーズ船の就航などと、様々な要因があります。
また、政府としても2003年から「ビジット・ジャパン・キャンペーン」を行い、
2020年までに訪日外国人旅行者数2,000万人を目標にしています。
今年は9カ月で1,400万人超なので、この目標は5年前倒しで達成される可能性も十分にあります。

インバウンドによる経済効果を地方に分散

上記の記事が、主なニュースの内容です。
一見すると、順調に訪日外国人旅行者数が伸びているのは間違いないですが、同時に課題がいくつもあります。

■語学力を持った人材の不足

■訪日外国人と日本国民との間の理解不足に起因するトラブル

■大都市における宿泊施設数、人気観光地での交通インフラ等の不足

■訪日外国人の訪問先は一部の都道府県に集中しており、東京都、
大阪府など上位10都道府県が外国人宿泊者の8割以上を占めている
⇒インバウンドによる経済効果を地方に分散させる必要性

上記のような、課題があるなかで、政府は2030年には3,000万人を目指しています。
というのも、今後、日本の産業には観光産業が不可欠との考えからです。
これを達成するためには、政府・観光産業のみならず、国民一人ひとりの意識改革が必要であると思います。

昨年の外国人訪問者数では、日本は世界で22位、アジアで7位と決して高くはありません。
ちなみに1位のフランスは8,370万人ですから、日本はまだまだ観光においては、後進国であるかもしれません。

もしかしたら、これらの課題を解決するヒントを、身近にいる外国の方が持っているかもしれませんね。