【DTP業務の外注】基礎知識と失敗しない外注ポイントを紹介
- [更新日]2020/11/18
- [公開日]2019/04/26
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【DTP業務の外注】基礎知識と失敗しない外注ポイントを紹介
チラシやパンフレットなどの印刷物のデザインを依頼する時は、どのように会社を選べば失敗しないのでしょうか。依頼先・発注先の選択肢はいくつかあります。最近利用者が増えつつあるフリーランサーにお願いするケースや、デザインの制作会社に依頼するケースもあります。また、デザインは社内で製作し、印刷だけを外部に発注するという方法も可能です。ここでは、印刷物デザインと関わりの深いDTPの基礎知識を理解したうえで、会社選びの失敗を未然に防ぐコツをご紹介します。
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「DTP」は、「Desktop Publishing/デスクトップパブリッシング」の略で、意味は「机上出版」や「卓上出版」のことです。具体的には、パンフレット・雑誌などの紙媒体の原稿作成や、編集、デザインやレイアウトなどの作業をPC上で行います。PCが主流になる前は、版下の作成から製版、印刷等の各工程に専門家が携わり、制作に長い時間を要しましたが、DTPが導入・普及されたことで、従来アナログで行っていた作業をぐっと短くできるようになりました。 実際にDTPデザインで活用されているソフトはAdobeのものが主流で、画像の加工はPhotoshop、イラスト制作はIllustrator、レイアウトにはInDesignがよく使われています。
おおよそ「DTP」が指すものが分かってきたところで、より理解を深めるために、DTPが普及する前の工程を見ていきましょう。
まずはクライアントの要望をヒアリングしたうえで、全体の方向性やビジュアル案をまとめ、プレゼンを行います。複数社に依頼している場合には、企画内容や見積もりを元にここで比較検討されます。
承認された企画内容をベースに、テキストや画像・図形などのレイアウトを決めていきます。
2で決めたレイアウトに従って、テキストを流し込み、画像を配置する場所にアタリをつけます。主にこの工程が現在のDTPに当たります。
3で作った版下に、写真などを取り込んで印刷用フィルムを作製します。ここが修正のできる最後の工程になります。版が出来てしまったらテキストや画像の差し替えはできませんので、もし修正が必要な場合は再度製版をやり直すことになり、その分コストが発生します。
製版でつくられたフィルムから刷版(さっぱん)をつくり、印刷機に取り付けて印刷します。
印刷された紙を綴じ合わせて表紙を付けて、本の形にします。
DTP普及以前は、上記工程はすべて別々の職人がおり、それぞれの工程に応じて担当する人が違うという場合はほとんどでした。DTPの普及により、印刷工程のうち、2.デザイン~4.製版までをひとりで行うことができるようになりました。それに伴い、デザイナーが版下や製版の作業を都度確認して、何か問題があれば修正を加えるという作業もなくなり、制作時間をぐっと短縮できるようになりました。さらに、完成に近い状態までひとりで作業できるようになったため、より自分のイメージに近いものを制作することができるようになったと思います。現在では入稿用に作成したデータを印刷したものが版下として使われることが多くなりました。
DTP制作はソフトを使って作業を行います。いくつかメインのソフトがありますので、確認しておきましょう。
イラストや図などを描くことに適したソフト。デザイナーの中ではこのソフトが一番よく使われています。ページ数の少ないパンフレットやポスター・チラシなどの場合は、Illustratorでレイアウトまで行ってしまうケースも多いようです。
写真加工に適したソフト。画像ソフトとして高い機能を持っているので、写真の合成やCG、イラストなど幅広く利用できます。
DTPのレイアウトソフトとして一般的です。ページ数の多い冊子や書籍のレイアウトデザインを中心に利用されています。ページの差し込みやレイアウト設計が簡単にできるのが魅力です。当然のことながらPhotoshopやIllustratorとの互換性が高いのでセットで使われることが多いです。
多種多様なソフトでつくられたデザインをPDFに変換するソフトです。これを使うことで、パソコンの互換性などを気にせずにどんなパソコンでも内容を確認・印刷することができるようになりました。
こちらもInDesign同様にDTPのレイアウトができるソフトです。使いやすく安定感があるので、DTP業界では、圧倒的な支持を集めていました。
DTPにおける作業工程と、必要なツールなどを理解することで、DTPの会社選びの失敗をかなりの確率で防ぐことができます。というのも、DTPデザインに対応できる会社には、それぞれ得手不得手があり、また依頼できる範囲も異なります。例えば、デザイン会社は印刷・納品までワンストップで対応してくれるところが多いですが、フリーランスのデザイナーの場合は、データ納品まではできるが、印刷までは対応できないことがほとんどです。DTPの工程を知っておくことで、こうした依頼できる内容の違いを理解したり、見積内容を把握したりする作業がスムーズになります。
候補を洗い出すときに、DTPデザインがメインの事業かどうかを確認する。
ポートフォリオで実績を確認し、好みのテイストか確認する。
DTPの工程を振り返り、自社でどこまでできるか、相手にどこまで依頼できるかを明確にする。
見積書が出てきたときに「一式」という書き方があったら、その項目内容を明確にする。
コミュニケーションがとりやすい相手かどうか、実際に担当する人材を事前に確認する。
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外注先選びで失敗する原因は、「作業工程が不明瞭=見積額が不明瞭」であることと、「コミュニケーション不足」の大きく二つです。相手やその工数をよく知ることで、作業がスムーズになるだけでなく、無駄なコストを抑えることも可能になります。最初の段階で、不信感や不安を払拭してこそ、よい納品物ができるのです。せっかくコストをかけて専門家にお願いするのですから、DTPデザインだけに限らず、どんなことが得意なのかも聞いてみてください。デザインができる会社では、紙媒体だけに留まらず、WEBデザインやプロモーションなども幅広く行っています。一括でお願いしたほうがコミュニケーションもスムーズで、紙媒体と連動した施策を提案してくれることもあります。候補を集めて比較することはなかなか手間のかかることですが、より良いものづくりを実現するために、先ほどのコツを参考に検討してみてください。
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目次
1. DTPの基礎知識
DTPとは
従来の工程からDTPの基礎知識を身につけよう
上記でも触れた通り、DTPはPCが普及してから生まれたものになります。PCがなかった時代の作業項目を知ることで、どのような工程をDTP作業が果たしているのかのイメージが湧きやすくなります。
DTP普及以前の印刷工程
1.企画
これは、現在もDTP作業に入る前に同様に行われていることです。
2.デザイン
近年では近しい意味合いで使われることが多いですが、「DTP」と「デザイン」は正確には別もので、実際はデザインを行ったうえで、次の版下制作の期項目がDTPに当たる内容です。ただし、最近はPCのデスクトップ上でDTPツールを使いながらデザイン構想を練る場合もあるので、DTPとデザインはそれぞれ混合された意味合いで使われるシーンもあります。
3.版下制作
4.製版
この製版作業も、現在はDTP作業がまかなう工程となっています。
5.印刷
6.製本
2. DTP制作でよく使われるソフト一覧
デザイナーによっては、このソフトは使えるけど、このソフトは使えないという場合もありますので、ソフト指定がある場合は、DTP外注を行う際に該当するソフトが使えるかどうかデザイナーに確認しておくことが必要です。
Adobe Illustrator
「Aiデータ納品」というのは、このイラストレーターで保存した最終状態のデータファイルを納品物とすることを指します。
Adobe Photoshop
Adobe InDesign
Adobe Acrobat
Quark Xpress
3. DTP制作会社選びで失敗しないためのポイント
チェックポイント一覧
ポイント1
ポイント2
ポイント3
ポイント4
ポイント5
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4.まとめ
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