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eラーニングシステム|導入メリットと開発費用を解説

目次

eラーニングシステム|導入メリットと開発費用を解説

eラーニングシステムは、社員研修の一環や教育機関での学習サポートなど、さまざまなシーンで教育支援ツールとして導入されています。
ここではeラーニングの導入を検討している方に向け、eラーニングシステム導入のメリットとデメリット、システムを開発・導入する方法や費用目安についてご紹介します。 昨今の情勢により、場所を選ばずにオンライン環境にてコンテンツ提供および学習ができるサービスはますます勢いを増しているeラーニングシステムについて理解を深めていきましょう。

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1. eラーニングシステムの基礎知識

eラーニングシステムとは

eラーニングシステムとは、PCやスマートフォン、タブレットなどのIT技術を使った学習システムの総称です。従来はDVDやCD-ROMを使った方法もありましたが、近年ではインターネットを利用した学習システムが主流となっています。

● 利用者はインターネットまたはイントラネットを介して学習教材へアクセスする
● 利用者それぞれのペースで教材を進められる
● アニメーションや動画、ライブ授業など幅広い教材が使用できる

学校や研修センターに生徒を集めて授業を行う従来の方法に比べ、eラーニングは教える側・学ぶ側双方の自由度が高く、柔軟な学習が可能です。

eラーニングシステムの活用シーン

eラーニングは、大学や専門学校などの教育機関のほか、公的機関や民間企業といったさまざまな組織で活用されています。
具体的な活用シーンとしては、例えば次のような使い方があげられます。

● 講義教材の配布やレポート提出支援
● 生徒の学習の進捗状況や成績の管理
● 社員教育を目的とした企業研修ツール
● 新しい製品やキャンペーンについての情報配信 など

さらに、利用者がその情報を確認したかどうかも管理できるため、情報発信の状況を測るツールの側面も持っています。

2. eラーニングシステム導入のメリットとデメリット

幅広いシーンで使えて、さまざまなメリットをもつeラーニング。しかし、すべてにおいてオフラインの学習に勝るわけではないため、システムの性質・特徴をきちんと把握しておきましょう。
ここでは、eラーニングのメリットとデメリットを紹介します。

eラーニングのメリット

利用者側のメリット

  • 自分のペースや習熟度に合わせて学習を進められる
  • 時間・場所を選ばないので学習を始めるハードルが低い
  • テスト結果、履歴がすぐに確認できる
  • 講師の質に左右されにくい
  • 反転授業(座学部分を事前にeラーニングで学習し、オフラインの授業で演習やディスカッションなどを行う授業形態)などのアクティブ型教育方法と組み合わせやすい

提供者側のメリット

  • 大人数への教育でも1ヶ所に集めて行う必要がない
  • 教材内容の変更を柔軟にできる
  • 教材用の印刷費などコストが削減できる
  • 安価で多くのユーザーを獲得できる
  • 生徒それぞれの成績情報や学習履歴を一元管理できる
  • 必ずしも講師を必要としない

eラーニングの最大のメリットは、学習意欲さえあれば場所・時間・講座の定員を気にせずに学べる点です。利用者は学校や研修センターへ足を運ぶ手間がなく、提供者側も講師のスケジュールや講義室を押さえる必要がないため、双方がコストを削減できます。

アプリを使った動画授業サービスが、授業のクオリティを維持したまま塾よりも安価に提供できる理由も、大多数へ同時にコンテンツを提供できるからです。
また、一方通行のツールに見られがちなeラーニングですが、SNSのように受講生同士がディスカッションできるコミュニティ機能も用意できます。利用者は自分と同じ立場の人がいる安心感が得られるほか、他者のレビューや感想、意見を見られるため、より深い学習体験が可能です。

eラーニングのデメリット

続いて、eラーニングのデメリットも紹介します。

利用者側のデメリット

  • インターネット環境と端末がないと利用できない
  • 実技学習や実験などには不向き
  • 学習意欲が維持しにくい
  • 理解度に差が出やすい

提供者側のデメリット

  • eラーニングの学習教材を制作する手間とコストがかかる
  • オフライン講義のような強制力がない
  • 参加者同士、または講師と参加者間のネットワークが希薄になりやすい

eラーニングは、利用者それぞれに教材へアクセスできる環境がないと成立しません。また、対面での講義のような”学習せざるを得ない雰囲気”がないため、利用者側により強い学習意欲が求められます。eラーニングには「意味がない」などの根強いネガティブ意見がありますが、これも利用者のモチベーション維持の難しさが理由といえるでしょう。
つまり、提供者・利用者ともに学習意欲を高く保つ工夫が必要になるわけです。

また個々の学習の進捗状況管理はできるものの、eラーニングのシステム上、利用者は「読み飛ばして適当に進める」「テキストを見ながらテストを受ける」なども可能です。よって、利用者が同じ進捗状況・成績だからといって、その理解度が同等とは限りません。

提供者側は、上記のようなデメリットを把握した上で教材を選択・開発すべきでしょう。

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3. eラーニングシステムの機能

「自社にもeラーニングを導入したい!」と考えても、eラーニングシステムは数多くあるため混乱する担当者も少なくありません。
まずは、一般的なeラーニングのシステムにはどのような機能が備わっているのか?という疑問に答えていきます。

2000年代に登場して以降、eラーニングは年々進化を遂げています。システムでは、具体的にどのような機能が利用できるのでしょうか? よくあるeラーニングシステムの機能を紹介します。

ユーザー管理

eラーニングでは、下記のようなユーザー管理機能が備わっています。
● 権限者による利用者の追加・削除
● 利用者の登録情報の変更や閲覧
● メール配信 など
ユーザー管理では「全体の管理者」「部署の管理者」「一般社員」のように階層わけが可能なため、社員数が多い企業でもスムーズに各社員の学習状況を把握できます。

教材作成

従来の集合研修で使っていたパワーポイントの資料などをeラーニング教材へ変換できます。オフラインでの講義動画もアップロード可能。さらに、アンケートやレポート、テストも作成・設定できます。

講座管理

各教材の受講順を指定し、1つの講座として設定できます。
● 特定の講座を完了した利用者にだけ別の講座を案内する
● テストへ合格した利用者だけ次へ進めるように設定する など
上記のように利用者の進捗状況に合わせ、柔軟に学習内容を変更・改善できます。

結果管理

利用者それぞれのテスト結果を記録・管理できるほか、次のような分析が可能です。
● 利用者全体のテスト結果の分析
● 属性(所属部署や役職など)ごとの成績の分布
● 各テスト・設問の正答率 など
これにより、教材のブラッシュアップや講座全体の質の向上につなげられます。

コミュニティ管理

利用者同士が互いにやり取りできる機能も付与できます。
● 利用者間でのメッセージのやり取り
● グループワーク用のコミュニティの作成
● 講義へのコメント機能 など
利用者からも発信できる場を設け、知識の定着を促せます。

ライブ配信

eラーニングでは、動画配信はもちろんのこと、ライブ配信も可能です。
オンラインでのリアルタイム講義や社内報告会のライブ配信など、さまざまな使い方ができます。

4.eラーニングシステム開発にかかる費用

eラーニングシステムの開発費用は、開発方法によって大きく変わります。
代表的な開発方法を3つ紹介します。
1. クラウド型サービスの利用
2. パッケージ導入
3. スクラッチ開発

eラーニングシステムを利用する目的、利用人数、学習内容などをまず整理し、その中で最適な導入方法を見極めましょう。

クラウド型サービスの利用

クラウド型サービスでは、インターネットを介してASP(アプリケーション・サービス・プロバイダー)の管理サーバーにアクセスし、eラーニングサービスを利用します。
クラウド型はすでにシステムが出来上がっているためサービスの比較・検討がしやすく、また自社でサーバーを用意する必要がありません。初期の導入コストや手間が抑えられる点がメリットです。

● 既存の機能で十分であり、カスタマイズは不要
● ユーザー数管理とコンテンツ管理のみを行いたい
● eラーニング導入にあたってテスト的に利用してみたい
● 利用する人数が限られている

上記のような場合は、クラウド型サービスからはじめてもよいかもしれません。
ただし、多くのクラウド型eラーニングサービスは利用者数に応じて課金する料金形態になっています。利用する人数が増えるとランニングコストが高額になってしまうので、導入する際は初期費用以外の部分にも目を向けて検討してください。

パッケージ型の導入

クラウド型と同じく、すでに出来上がっているサービスを利用する方法になります
クラウド型との大きな違いは、自社のサーバーにインストールして使う点です。

● サーバーなどの利用環境を自社で用意できる
● 長期的に使っていきたい
● 利用者数が多い
● 独自性はあまり必要としない

上記のような場合はパッケージ型がおすすめです。
パッケージ型の多くは買い切り型のため、長期利用ではクラウド型よりもコストが抑えやすくなります。

また、一部カスタマイズして自社仕様に変更できる点もパッケージ型のメリットといえるでしょう。
とはいえ、あまりにもカスタマイズの領域が広いと「結果としてオリジナルで開発するスクラッチ開発よりも高くついた!」ともなりかねません。
必要な機能をよく確認したうえで導入を判断しましょう。

スクラッチ開発

スクラッチ開発は、システム制作会社へ依頼して、オリジナルでシステムを構築する方法です。
スクラッチ開発では工数計算(開発に必要な工程の数)を元に費用を算出します。eラーニングシステムでは、教材などコンテンツ制作を含まない場合、開発費の目安は50万〜150万ほどがおおよその相場になるでしょう。

● システムに独自性が必要
● 将来的にはeラーニングを主力事業としていきたい
● パッケージ型のカスタマイズでは予算をオーバーしてしまう

上記のような場合はスクラッチ開発がおすすめです。
ただし、スクラッチ開発でのeラーニングシステム構築は、制作会社の選定、要件定義などから始めるため、他の方法よりも時間がかかるものです。
利用者数や追加したい機能(コンテンツ作成機能、講座販売、テスト作成機能、学習管理機能など)の整理を行い、オリジナルで開発するほうがよいのか、パッケージ導入の方がよいのか慎重に判断しましょう。

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5. eラーニングシステム導入時の注意点

eラーニングシステムは「システムそのもの」と「教材(コンテンツ)」に分けて考えましょう。 自社で教材を作成・準備しない場合は、システム構築とは別に教材制作費用がかかってきます。しかし、システム開発会社が教材制作まで得意とは限りません。 特にeラーニングは、アクティブラーニングやロールプレイングなどの新しい学習方法が次々と開発・導入されている業界です。資料のパワーポイント制作を得意としている会社、動画制作を得意としている会社など、それらの領域の専門会社のほうが最新技術やトレンドを把握しているため、クオリティが高く、かつコストも抑えられるケースが多くあります。

システム開発とは別に、教材制作の依頼も合わせてご検討ください。

eラーニングシステムの導入メリット・デメリット、またシステム導入や開発について説明してきました。
場所を問わず学習を進められるeラーニングシステムは、ますます注目を集め、導入への敷居が下がっていくでしょう。
また、事業サービスとしてeラーニングサービスの展開も広がっていくことが考えられます。

身近な存在になってきたeラーニングシステムですが、導入判断に迷ったり、要件が定まっていない場合、安易に発注してしまうのは危険です。
eラーニングの開発実績がある会社に問い合わせ、具体的な提案を比較検討して適切な判断軸を見つけましょう。

とはいえ、1社1社問い合わせをするのは労力がかかります。 そのような時は、リカイゼンのような見積もり比較サイトを活用しましょう。複数社にまとめて問い合わせることも可能ですので、以下よりお気軽にお問い合わせください。

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この記事の監修
リカイゼン サポートデスク 
吉田・新町
BtoBマッチングサービスであるリカイゼンにおいて、発注企業からのご相談のヒアリング、企業選定のフォローなどを行う部門の担当です。出展企業であるシステム開発やWEB制作、クリエイティブ制作会社ともコミュニケーションを取りながら、年間数百件の受発注のサポートを行っています。

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