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LP作成のポイント・使えるツールまとめ

目次

LP作成のポイント・使えるツールまとめ

本記事ではLP(ランディングページ)の作成ポイントについて紹介します。

LPはユーザーが最初に訪れるページのため、1番力を入れるべきページだといっても過言ではありません。効果的なLP制作を行うために、気をつけたいポイント、LP作成に使える無料ツールについても紹介します。

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1. LPの作成方法を解説

「売りたい商品やサービスがある」といった状態から、どのようにLPを作成していけばよいのでしょうか?ここでは具体的なLPの作成方法について解説します。

ゴールを決める

LPで一番にすべきことはゴール(目的)の設定です。
LPはランディングページと呼ばれ、検索結果や広告からユーザーがたどり着く最初のページのことを指します。よってLP作成においては、サイト訪問者に対して、ページ上でどのような行動を取ってもらいたいのか、最終ゴールとなるアクションを設定する必要があります。具体的には「資料請求」「お問い合わせ」「商品購入」などの行動がゴールとなるでしょう。

「無料の資料DLならハードルは低い」「高額商品の購入は難しい」というように、設定するゴールによってLP作成の難易度は変わってきます。その商材やサービスを購入する人が、通常はどのように検討〜購入まで進むのか調査した上で、LPのゴール地点を決めましょう。

ターゲットを決める

ゴールを決めたら、次にLPのターゲットを決めます。ターゲットはペルソナとも呼ばれ、「その商品やサービスを利用する顧客のモデル」を意味します。

  • 年齢
  • 性別
  • 居住地
  • 年収
  • 職業
  • 家族構成
  • 趣味や悩み
上記のような項目を考えながら、LPのターゲットを明確化していきます。

「仮想のモデルはそこまで詳細に決めないといけないの?」と思いがちですが、ターゲットによって訴求方法やLPデザインは大きく変わります。
例えば、新入社員の若手男性と管理職のベテラン社員では、スーツを売るにしても営業方法が異なるのと同じイメージです。よって、通常はどのような客層に人気があるのか、競合はどの層を狙っているのかを調査しつつ、ターゲットを決めましょう。

またターゲットが明確に決まっているほうが、公開後にLPを改善・編集する際にも方向性がぶれにくくなります。ターゲットが決まったら、そのターゲットが興味を持つようなLP構成とLPデザインを考えます。

構成を作成

ゴールとターゲットの次は、LPの構成を作成します。具体的には、ワイヤーフレームの作成を行います。どのような情報があったら、サイトを訪問したターゲットがゴールのアクションを行ってくれるかを考えます。
LPは、大まかに以下の3つで構成されます。

  • ファーストビュー
  • ボディコピー
  • クロージング
例えば、FV(ファーストビュー)にインパクトのある画像とキャッチコピーを配置して興味をひいたあと、ボディで商品に関する特徴・メリット、利用者の声などを配置して、クロージングでゴールとなるCV(コンバージョン)ボタンへと誘導する、といった形です。

構成において「この話の後は、どの情報に関心が向くだろうか」とユーザー視点でシナリオを作ることが大切です。

素材を用意

構成ができたら、次のその構成にあてはまる素材を作成します。素材としては、以下のようなものがあげられます。

  • 画像:イラスト、写真、漫画、動画
  • コンテンツ:商品説明、メリット、特徴、インタビュー、利用者の声
  • キャッチコピー、マイクロコピー
特に重要になるのがFVに使用する画像とキャッチコピーです。LPのなかでも一番にユーザーが目にする部分であり、FVによってLP全体のイメージが決まるといっても過言ではありません。ターゲットが求めるイメージとずれていたり、胡散臭さがあったりするとFVで離脱されてしまいますので、特に力を入れて用意しましょう。

デザイン・コーディング

素材がそろったら、LP全体のデザインを作成します。

  • 配色
  • 素材のレイアウト
  • フォント
  • 装飾の種類
  • 文字間隔や行間
上記をポイントに、ターゲットの好みに合わせてデザインを考えます。
最近ではパララックス・アニメーションスクロールエフェクトを取り入れたLPも多く作られています。ターゲットの好みに合わせて、動的なデザインを検討するのもよいでしょう。

デザインができたら、続いてコーディングを行います。コーディングとは、LPデザインがブラウザ上で表示されるようWEBページにしていく作業です。HTMLやCSSなどの知識が必要になるため、コーディングは外注するというケースも少なくありません。

公開

コーディングデータがそろったら、いよいよ公開です。といっても、LPをただ公開しただけでは誰も訪問してくれません。

  • 広告を出す
  • SNSから誘導する
  • 自社メディアにリンクを貼る
LPへユーザーが流入する経路を考えつつ、流入数が増えるように運用していく必要があります。

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2. LP作成時にあわせて用意しておきたいこと

LPを作成する際、ページそのものの作成と同時進行で用意しておきたいことが2つあります。

数値分析の設定

前述した通り、LPはゴールに合わせて作成します。他のWEBサイトよりも、より明確に成果の基準が決まっているといえるでしょう。
そのため、公開後に効果測定を行うのが一般的です。

  • ゴール地点(CVボタン)までユーザーが到達しているか
  • 途中で離脱していないか
  • 離脱しているなら、それはどのポイントなのか
  • そもそもユーザーは訪問しているのか
アナリティクスやヒートマップなどの分析ツールを導入して、LPの効果を測る必要があるわけです。よって、LPの企画とあわせて、公開後に使用する分析ツールを選定・準備しておくとよいでしょう。

LPOの実施

LPOとは、ランディングページ最適化のことを指します。
LPは公開して終わりではなく、運用しながら最適化を進めるべきものです。

というのも、LP制作はすべて仮定の元に作られているためです。「このターゲット層に、こんな情報を、こんなデザインで見せたら購入してくれるのでは?」と考えて作っても、実はターゲットからすると魅力を感じないというケースもあるのです。

よって、後から修正を加えることを前提として制作すべきです。特にボタンや画像については、ABテストを行いながら調整していくことになるでしょう。

LPの制作を外注する場合も、完成後に手が加えられる形で納品してもらうことをおすすめします。

3. LP作成において気をつけたいポイント

LPを作成するにあたって、気をつけたいポイントを3つ紹介します。これらを意識するかどうかでLPの効果が大きく変わってくるので、ぜひ参考にしてください。

パッと見の第一印象

採用面接や合コンと同じで、LPも第一印象が肝心です。

サイト訪問者は最初の数秒でサイトの良し悪しを判断するといわれています。FVで好感の持てるデザインはもちろんのこと、一目見ただけで「どんなサイトなのか」「サイトの構造はどのようになっているのか」がわかるLPが理想的です。

とはいえ、パッと見の印象でどう感じるかはLPのターゲット層によって大きく異なります。たとえば同じコスメのLPだとしても、柔らかくてシックな雰囲気が好きな人と、ポップで遊び心のあるデザインが好きな人では、好むLPデザインが違うはずです。LP作成における「ターゲットを決める」がいかに精度良く分析できるかが明暗を分けるともいえるでしょう。

また、最初に訪れたユーザーが共感できるようなキャッチフレーズを置くことも重要です。LPのトップに「見積もりって何社に頼めばいいの?」というキャッチフレーズがあれば、同じ悩みを持った人なら、LPの中身まで見たくなるものです。訪れたユーザーの共感を促し、「もっと詳しく知りたい」と感じてもらえると、ファーストビューで直帰されてしまうリスクを減らせます。

競合サイトとの差別化

「あのサイトもこのサイトも似たようなことが書いてあって結局よくわからない…」といった経験がないでしょうか。WEBサイトで調べ物をしていると、誰もが一度は感じたことがありますよね。これはLPも同様で、「あっちの商品のLPも似たことが書いてあったな」となると、ユーザーは「もう読まなくていいや」と離脱しやすくなります。

LPを作る際は同業他社のサイトを分析・参考にすることが多いですが、似たようなものを作るのはNG。料金面やスピードなど、他社と違う要素をきちんとLPに表現し、他社LPと差別化することが重要です。

検索ワードとの一致度

ユーザーの検索ワードとLPの一致度も重要です。特にキーワード広告(リスティング広告)用LPの場合、広告見出しと広告文に検索ワードが入っていないとクリック率が下がります。なぜなら、検索ワード「見積もり」で検索したのに、LPには見積りのことがまったく書いていなければ、「見積もり」について知りたいユーザーにとってそのサイトは訪問する価値が低いからです。

しかし、LPに「見積もり」「発注方法」「システム」のようにいくつもの要素を含めてしまうと、情報が煩雑になって逆に見にくくなってしまいますよね。そのような場合は、検索ワード別にLPを作成することをおすすめします。たとえば「見積もり 依頼」と検索して訪問するユーザーと、「システム マッチング」と検索して訪問するユーザーは、検索意図、つまりLPに求めている内容が異なります。

ユーザーの知りたい内容に合わせて複数のLPを作ることは、流入経路を複数作ることと同じです。全体的なユーザーの流入数が上がれば、CV数も向上し、最終的な売上につながりやすくなるのです。

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4. LP作成に使えるツール

作成したLPは、レンタルサーバーなどにアップロードして公開するのが一般的です。しかし、「サーバーと契約していない」「できるだけ安く作って公開したい」といったケースもありますよね。

そこで、今すぐLP作成に活用できる無料のホームページ作成ツールを紹介します。

ペライチ

「ペライチ」はWEB上で使えるホームページ作成ツールの1つです。その特徴は以下の通り。

  • 株式会社ペライチが提供
  • 1ページのWEBサイトが無料で作成・公開できる
  • 月3,278円で使えるビジネスプランでは、各種機能がついて20ページまで公開可能
  • 350種類以上の無料テンプレートあり
  • 有料プランなら独自ドメインが使用可能
  • サポートが充実
特にビジネスプランは、アクセス解析や決済機能、予約機能などLPに必要な機能がほとんど付いてきます。「レンタルサーバーと契約せずに、複数のLPが作りたい」「今すぐLPが欲しい」といったときに非常に便利なツールです。

また目的別のデザインテンプレートが豊富なため、LPデザインが難しい人でも見栄えのあるLPが簡単に作成できます。
デザインの自由度という意味では次に紹介するSTUDIOの方が上ですが、公開までのスピード感と簡単さを重視する人にはペライチがおすすめです。

STUDIO

「STUDIO」もホームページ作成ツールの1つ。よりデザインにこだわったLPを作りたい人におすすめです。

  • STUDIO株式会社が提供
  • 無料で5記事まで作れる
  • 月980円〜の有料プランに入ると独自ドメインや外部拡張機能が使用できる
  • アニメーション機能も搭載
  • チームでの共同作業ができる
STUDIOの特徴は、デザインの自由度の高さです。ホームページ制作ツールのなかには基本テンプレートが決まっており、デザインに制約があるものも多いですが、STUDIOなら思い描いた通りのデザインを再現できます。

また浮き上がるように画像を表示されたり、マウスオーバーでボタンの色を変えたりといったアニメーションを付けられるのも魅力。トレンドの動きのあるLPが作成できます。

さらに月額2,480円〜のPROプランに入ると1000記事まで作れるため、LP以外のサイトやブログ運営にも使用できます。

効果にこだわってLP作成を行う

ペライチやSTUDIOのようなホームページ作成ツールを使えば、デザイン性のあるLPを無料で作ることも可能です。しかしLPで肝心なのは、その構成とストーリー作りです。いくらデザイン性に優れたLPを用意しても、CVにつながらなければ意味がありません。

LP作りはターゲット分析や訴求軸の分析といったマーケティングの知識も必要になるため、すべて自社で行おうとすると効果が出るまで時間がかかってしまいがちです。

もしきちんと売上につながるLPを作りたいなら、LPで数値的な実績を持つプロの制作会社に依頼するのも1つです。上述してきたようなLPのポイントを押さえつつ、トレンドを取り入れたLPが期待できるでしょう。

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この記事の監修
リカイゼン サポートデスク 
吉田・新町
BtoBマッチングサービスであるリカイゼンにおいて、発注企業からのご相談のヒアリング、企業選定のフォローなどを行う部門の担当です。出展企業であるシステム開発やWEB制作、クリエイティブ制作会社ともコミュニケーションを取りながら、年間数百件の受発注のサポートを行っています。

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