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オウンドメディアとは?立ち上げるメリット、結果を出すためのポイントを解説

目次

オウンドメディアとは?立ち上げるメリット、結果を出すためのポイントを解説

「オウンドメディア」というワードを聞いたことはあっても、会社にとってどんなメリットがあるのか知らなければ、導入に踏み切れないかもしれません。実際、予備知識なしでオウンドメディアを立ち上げたとして、効果的な運用は難しいでしょう。

この記事では、オウンドメディアがどのようなものなのか、その目的やメリット、結果を出すまでのポイントを解説します。活用事例も踏まえて解説しているので、どんな効果が得られるのかイメージできます。

また、立ち上げ時の注意点や手順についても触れているため、実際にオウンドメディアを導入する際の参考にしてみてください。

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1. オウンドメディアとは?

オウンドメディアとは、自社で所有するメディアを指します。広義的には幅広い種類のメディアが該当しますが、一般的な意味合いとしては、ユーザーへ情報発信するためのWebサイトやブログなどが当てはまります。

オウンドメディアの目的

オウンドメディアの目的は、主に2つあります。

<オウンドメディアの目的>
  • ユーザーとの初回接触
  • ユーザーの顧客化

企業がコーポレートサイトやECサイトを制作しても、直接アクセスしてくれるユーザーは限定的です。アクセスを促すには、オウンドメディアでユーザーにとって有益な情報を発信し、そこからの流入を狙う必要があります。

オウンドメディアによって、これまで接点のなかったユーザーとの初回接触が期待できるほか、潜在顧客・見込み顧客からの優良顧客化も狙えます。

いまオウンドメディアが注目されている理由

オウンドメディアが注目される理由のひとつが「ファン獲得機会の創出」が挙げられます。オウンドメディアによって企業や製品・サービスの認知拡大が見込めるほか、有益な情報を発信し続けると、信頼・信用にもつながるでしょう。

さらに、オウンドメディアから知りえた情報をもとに、製品・サービスを購入してもらえれば、企業のファンとなるユーザー増加も見込めます。継続して製品・サービスを購入してもらうには、「購入に至る経緯・経験」も重要です。

ブログやコラムから疑問が解決し、改善するために企業の製品を購入するという経験があれば、次回以降も自社の製品を購入してもらえる可能性があります。実際に、オウンドメディアを活用した事例をご紹介します。

<オウンドメディアの活用事例>
  • LISKUL:Webマーケティングのノウハウを公開し、運営会社への問い合わせ数を3件→200件/月に伸ばすことへ成功
  • LINE:社内情報の発信により、採用活動へ活かしている
  • Red Bull:Red Bullの名前を浸透させるため、相性のいいエンタメ情報を中心に発信している。

オウンドメディアとホームページの違い

オウンドメディアとホームページの違いは、主に3つあります。

【オウンドメディアとホームページの違い】
3つの違い オウンドメディア ホームページ
目的 集客が目的 企業情報の公開が目的
対象 不特定多数のユーザー、見込み顧客 既存顧客や取引先
情報の種類 ユーザーにとって有益な情報
(ノウハウや最新ニュースなど)
会社概要や新製品のリリース情報など

オウンドメディアは主に一般ユーザーを対象に情報発信しているメディアです。課題や問題解決、気になる情報などを掲載し、より多くの人に興味をもってもらえるよう制作する必要があります。

2. オウンドメディアを立ち上げるメリット

オウンドメディアを立ち上げるメリットを8つ解説します。

広告費を削減できる

オウンドメディアはユーザーの自然検索から流入を狙うため、広告費は必要ありません。バナー広告やリスティング広告などは、掲載費がかかります。しかし、オウンドメディアは自社運営なので、広告費を削減しつつも、効果的な自社のPRに期待できます。

検索エンジンを利用した集客ができる

オウンドメディアは、検索エンジンを利用した集客が可能です。検索エンジンの最適化(SEO対策)により、Webサイトやブログなどの露出を増やすことができます。露出が増えることで、オウンドメディアからコーポレートサイトやECサイトへの流入が見込めます。

ユーザーにとって興味・関心の高い内容、有益な情報などのコンテンツを提供し続けられれば、誰にでも集客のチャンスを得られるのがオウンドメディアです。

潜在顧客にアプローチできる

オウンドメディアは、自社と接点のなかった潜在顧客にもアプローチできます。オウンドメディアの強みのひとつが、企業カラーやイメージに縛られないコンテンツを発信できることです。どのようなジャンルのコンテンツであっても、ユーザーにとって興味・関心のある内容であれば、アクセスしてもらえます。

内容次第で最終的に自社の製品やサービスにつなげられるほか、自社のこれまでの製品やイメージなどとあまり関連性が深くないコンテンツでも、自社ブランドを浸透させる効果などに期待できます。

全国・全世界を対象に発信できる

オウンドメディアはオンライン上から情報発信できるので、全国・全世界のユーザーを対象にアプローチできます。ユーザーの居住エリアに縛られることなく新規顧客獲得を目指せるのは、オウンドメディアならではのメリットです。海外進出を検討している企業の場合、多言語対応を行えば、プロモーションできるでしょう。

ブランディングができる

オウンドメディアは情報の発信内容をコントロールすることで、自社のブランディングを構築できます。たとえば、引越し業者の場合、引越しに関する専門的なノウハウや知識を発信すると、ユーザーから専門家として認識されます。

認知度や信頼度アップにつながり、「○○といえばこのサイト」と思われるようになれば、ファン獲得も期待できるでしょう。制約が少なく、自由度の高いオウンドメディアだからこそできるブランディングです。

顧客ロイヤルティを高められる

オウンドメディアは、顧客ロイヤルティ(ブランドや商品に対する信頼・愛着)を高めることにも期待できます。有益かつ信憑性の高い情報を発信し続けることで、企業としての信頼感を高めることが可能です。企業への信頼は、商品やサービスへの信頼にもつながり、ファンが増える可能性もあります。

ファンとなってくれたユーザーは、会員登録や継続的な商品購入などにも期待できるほか、他のユーザーへ自社の魅力を伝えてくれるかもしれません。ユーザー間のコミュニティで自社の情報を共有してもらい、さらなるファンを育てられるというのは、オウンドメディアならではのメリットといえます。

SNSと連携して情報拡散ができる

オウンドメディアはSNSとの連携による情報拡散ができるため、検索流入以外のユーザーにもアプローチできます。オウンドメディアだけでは、主にユーザーの検索によってヒットしたコンテンツからしか流入を期待できません。しかし、SNSとの連携により、企業アカウントのフォロワーはもちろん、それ以外のユーザーからの流入が見込めます。

また、SNSがあれば、立ち上げたばかりのオウンドメディアでも、ユーザーが注目してくれるチャンスが生まれます。ユーザー同士の情報拡散にも期待できるので、より幅広いユーザーへ認知してもらうには、SNSとの連携も積極的に行いましょう。

つくったコンテンツが資産になる

オウンドメディアは情報が蓄積され育っていくメディアなので、企業にとっての資産にもなります。情報量が増えていくことにより、ユーザーがアクセスするコンテンツも増えていきます。オウンドメディアの成長は、新規顧客獲得の機会も増えることにもつながるため、結果的に価値ある資産となるでしょう。

ただし、情報は徐々に古くなっていくので、定期的なメンテナンスや更新、改善も怠ってはいけません。中長期的な成長を目指し、継続的なブラッシュアップも重要です。

3. オウンドメディアを立ち上げる際の注意点

オウンドメディアを立ち上げる際の注意点を、3つ見ていきましょう。

まとまった初期費用が必要

オウンドメディアの立ち上げには、制作費や人件費など、まとまった初期費用が必要です。自主制作する場合と、制作会社へ依頼する場合で、費用の内訳は異なります。

<自主制作する場合>
  • サーバー費
  • ドメイン登録費
  • 制作にかかる人件費
  • デザイン費
  • コンテンツ制作費

自主制作の場合は、担当者を置いて、メディア構築を進めます。デザインに関しては、無料のテンプレートなどを利用すると、安く済ませられます。
制作会社より安く済むかもしれませんが、50万円以上の費用は準備しておきましょう。

<制作会社へ依頼する場合>
  • 企画やディレクション費
  • デザイン、コーディング費
  • サーバー登録費
  • コンテンツ制作費
  • メディアリリース後の解析にかかる費用
  • コンテンツの更新や改善にかかる費用

制作会社へ依頼する場合、100万円以上の費用を準備する必要があります。メディアの規模によって費用は変動しますが、集客効果や運用支援なども含めた費用の準備をしておきましょう。

効果が出るまで時間がかかる

オウンドメディアは広告のような即効性はなく、効果が出るまでに時間がかかります。

<効果が出るまで時間がかかる理由>
  • 検索エンジンの評価を受けるまでに時間がかかる
  • 競争が激化している市場であれば、検索順位が上がりにくい

完全に新規で立ち上げた場合、CV(メディアで得られる成果)までは、数ヶ月~1年程度かかることもあります。ターゲットに合わせたコンテンツを充実させ、中長期的に育てることを意識しておきましょう。

運用・管理に手間がかかる

オウンドメディアはコンテンツに関わる運用・管理に、手間がかかります。掲載したコンテンツは徐々に情報が古くなり、その都度更新が必要です。さらに、継続的に新規コンテンツを掲載しなければ、メディアそのものを育てられません。

オウンドメディアは、コンテンツに関わる執筆・撮影・編集といった作業を続ける必要があります。立ち上げの際は専門の担当者を設け、場合によっては外注することも検討しましょう。

4. オウンドメディアで結果を出すためのポイント

オウンドメディアで結果を出す3つのポイントを解説します。

検索キーワードのリサーチを行う

オウンドメディアへコンテンツを掲載する際は、検索キーワードのリサーチを十分に行いましょう。適当なキーワードをテーマにコンテンツを仕上げてしまうと、競争の激しいジャンルへ飛び込むことにもなりかねません。検索順位がなかなか上がらず、期待する効果を得られない可能性があります。

事前にリサーチを行うことで、検索ボリュームや市場動向などを把握できます。オウンドメディアを立ち上げた際は、なるべく競争の少ないジャンルでコンテンツを増やしていきましょう。

検索ニーズに沿った質の高いコンテンツを作成する

コンテンツ制作の際は、検索ニーズに沿った内容を盛り込むことで、検索エンジンから高い評価を得やすくなります。まずは、コンテンツのテーマとなるキーワードを検索し、上位表示されたサイトをチェックしましょう。

検索結果の上位にあるサイトは、ユーザーのニーズを満たす有益なコンテンツとして評価されています。そのため、競合他社のサイトからは、ユーザーが何を求めて、どのような解答を期待しているかを分析できます。ただし、他サイトをコピーするのはNGなので、注意しましょう。分析結果を参考に、高品質なコンテンツをつくることで、オウンドメディアを育てられます。

作成したコンテンツをSNSなどで拡散する

作成したコンテンツは、SNSなどで拡散し、ユーザーへの認知度を高めることも大切です。

<SNSで拡散するときのポイント>
  • ユーザーのリアクションを確認する
  • フォロワー数や拡散状況をモニタリングし、コンテンツの効果測定を行う
  • ユーザーとのコミュニケーションは丁寧に行う
  • SNSの種類に応じて拡散方法を変える(Instagramは写真やデザインを意識、Facebookはプレスリリースに使うなど)

SNSは、コンテンツの効果検証用ツールとしても活用できます。拡散した際のユーザーのリアクションや拡散状況から、ユーザーのニーズを満たしているか、魅力的なコンテンツになっているかなどを分析可能です。

また、拡散する際は、ユーザーと丁寧にコミュニケーションをとらなければ、ネガティブなイメージをもたれかねません。不用意な投稿は避け、企業としてのイメージダウンにつながらないよう、配慮しましょう。

5. オウンドメディアの立ち上げ手順

オウンドメディアの立ち上げ手順を、フローで解説します。

<オウンドメディアの立ち上げ手順>
  1. オウンドメディアの目的や課題を設定
  2. コンセプトを決める
  3. ターゲットの設定
  4. オウンドメディアのタイプを決める(専門メディア、自社PR、商品・サービスの提案など)
  5. 制作会社の選定(依頼する場合のみ)
  6. デザインやコンテンツマップ(コンテンツの骨組み)を決める
  7. 機能の選択(コメントや問い合わせ、サイト内検索など)
  8. コンテンツのプランニング(どのようなコンテンツにするのか)
  9. キーワードの選定
  10. コンテンツ制作開始
  11. コンテンツ公開

目的やコンセプトはオウンドメディアの方向性にもなるため、ユーザーにブレない情報を提供できるよう入念に打ち合わせしておきましょう。

また、オウンドメディアのタイプは、コンテンツの内容・ジャンルに直結します。ターゲットに合わせたタイプを選択しなければなりません。

6. まとめ

オウンドメディアは、ユーザーとの初回接触を図れるほか、顧客化も狙えるメディアです。有名企業でも導入され、集客用ツールのひとつとして活用されています。広告費削減や潜在顧客へのアプローチなどさまざまなメリットがあるため、商品・サービスの認知拡大や集客を目指す企業は取り入れてみましょう。

立ち上げる際は、以下の注意点も心得ておいてください。

<オウンドメディア立ち上げの注意点>
  • まとまった初期費用が必要
  • 効果が出るまで時間がかかる
  • 運用・管理に手間がかかる

自社で運用可能か、どのような効果を得たいのか、などを話し合ってから立ち上げることをおすすめします。なんらかのトラブルで運用できない事態へ陥らないよう、入念な準備を行いましょう。

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この記事の監修
リカイゼン サポートデスク 
吉田・新町
BtoBマッチングサービスであるリカイゼンにおいて、発注企業からのご相談のヒアリング、企業選定のフォローなどを行う部門の担当です。出展企業であるシステム開発やWEB制作、クリエイティブ制作会社ともコミュニケーションを取りながら、年間数百件の受発注のサポートを行っています。

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