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ムーバブルタイプ(Movable Type)とは|どんなCMS?ワードプレスの違いは?

目次

ムーバブルタイプ(Movable Type)とは|どんなCMS?ワードプレスの違いは?

新しくWebサイトを立ち上げようとしているとき、CMS選びに苦労していませんか?専門知識をもっていないと、各CMSの違いも把握しにくいかもしれません。

そこで今回は、「ムーバブルタイプ(Movable Type)」というCMSにフォーカスして、特徴やメリット・デメリットを解説します。ワードプレスとの違いも解説しているので、どちらにしようか悩んでいる人もチェックしてみてください。

また、最後は利用料金について解説しているため、「CMS選びに失敗したくない」「予算・目的に合うCMSを使いたい」といった人も確認しておきましょう。

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1. ムーバブルタイプ(Movable Type)とは?

ムーバブルタイプ(Movable Type)とは、シックスアパート株式会社の提供しているCMSです。Webサイトの制作・管理・運用に必要な機能が、一通りそろっています。制作可能なWebサイトのジャンルは、以下の3種です。

<ムーバブルタイプで制作できるWebサイト>
  • ブログ記事タイプ(更新頻度の高いサイト向け)
  • Webページタイプ(会社案内や地図などの管理向け)
  • コンテンツタイプ(ニュースや店舗情報など、コンテンツ数が多いサイト向け)

編集画面は直観的に操作できるため、あまり知識をもたない人でも、目的に沿ったWebページ制作が行えます。

ワードプレス(WordPress)との違いは?

ワードプレス(WordPress)との違いは、料金や拡張性、サポートの有無などがあります。具体的にどのような違いがあるのか、項目別に見ていきましょう。

【ムーバブルタイプとワードプレスの違い】
項目 ムーバブルタイプ ワードプレス
料金 有料(個人利用の場合は無償ライセンスあり) 無料(プラグインやテーマなどは一部有料)
拡張性 低い(プラグインは数百種) 高い(プラグインは55,000種以上)
サポートの有無 あり(メーカーサポートが受けられる) なし(ヘルプやフォーマルサイト)
1アカウントでの複数サイト制作の可否 可能(制限なし) 可能(マルチサイト機能)
ユーザーへの権限付与 サイト単位での権限付与 タスク単位での権限付与(投稿の編集やプラグイン管理など)
HTMLの出力方法 静的 動的(プラグインで静的にすることも可)

ワードプレスは拡張性の高さから自由度が高い反面、メーカーサポートなどがありません。一方、ムーバブルタイプは、メーカーサポートやマニュアル、問い合わせ窓口などが設けられています。
Webサイト制作が初めての人にとっては、ムーバブルタイプの方が利用しやすいでしょう。

2. ムーバブルタイプの3つのメリット

ムーバブルタイプには、Webサイト制作・管理におけるメリットが3つあります。

➀表示速度が速い閲覧環境を提供できる

ムーバブルタイプは、ユーザーに対して、サイト表示の速い閲覧環境が提供できます。ムーバブルタイプで制作するWebサイトは、HTMLの出力を静的(スタティックHTML)に行います。

スタティックHTMLとは
  • 事前に用意しておいたHTMLファイルを、サーバーからユーザーのブラウザへ送信する
  • HTMLファイルをその都度作成していないため、ページの表示が早い
  • ユーザーごとに表示内容が変わらない
  • アクセスが集中しても、その負荷に耐えやすい

スタティックHTMLはサーバー側で余分なアクションが行われないため、アクセスが集中しても負荷に耐えやすくなっています。さらに、ムーバブルタイプでは高負荷対策も行われているので、負荷に強いサイト作りをしたい人におすすめです。

また、ムーバブルタイプは管理画面のパス設定や、アクセス可能なIPアドレスの制限などもできます。サイトの権限設定も細かくできるので、セキュリティ対策が行いやすいのもメリットです。

②メーカーによる公式サポートが受けられる

ムーバブルタイプでは、メーカーによる公式サポートが受けられるため、Web制作が初めての人でも安心してCMSが利用できます。

【ムーバブルタイプのサポートについて】
ソフトの種類 サポートについて
ソフトウェア版 ・ライセンス契約後、1年間のサポート
・メンテナンス更新により、1年単位でサポートを更新できる
クラウド版 ・どのプランでもテクニカルサポートが利用料金に含まれる
・契約期間中はサポートを受け続けられる
<サポート対象>
  • 管理画面の操作や設定
  • 設定ファイル
  • インストール、アップグレード
  • エラー、動作不良
  • 公開されたブログの閲覧
  • マニュアル、製品
  • タグ言語(ムーバブルタイプで使うMTタグ)
  • ダウンロードや購入
  • サポートの不明点
<メーカーへの問い合わせに関して>
  • 標準サポートの場合はメールでの問い合わせが可能
  • 対応日:月~金曜日
  • 対応時間:10:00~17:00

また、製品購入時には無料トライアルや資料請求もできるため、手厚いサポートを受けたい場合は、ムーバブルタイプを検討してみましょう。

③複数のブログやサイトが管理しやすい

ムーバブルタイプは、1つのアカウントで複数のブログやサイトなどを管理できます。ムーバブルタイプでは、1つのアカウントから複数のWebサイトを制作可能です。

自分のアカウントにログイン後、ダッシュボードに制作したブログやサイトが、一覧で表示されます。各Webサイトの作成ページにはダッシュボードからアクセスできるため、手軽に管理しやすいことがメリットです。
ただし、複数サイトの制作には条件があるので、注意しましょう。

<複数サイトを制作する際の注意点>
  • 無料プラン(個人利用向け)では複数サイトを管理できない
  • 契約はWebサイトごとに行う(1ライセンス、1Webサイト、1ドメイン)

3. ムーバブルタイプの3つのデメリット

ムーバブルタイプのデメリットを3つ解説するので、自分の目的や使い方に合っているか、確認しましょう。

➀CMSの操作性が高くない

ムーバブルタイプは、管理画面などでの作業が遅くなる可能性があり、操作性は高くありません。ムーバブルタイプで制作するWebサイトはスタティックHTMLにより、あらかじめ完成されたページをブラウザに出力します。

そのため、サイトの規模が大きく、扱うデータ量も多くなると、記事の投稿や公開などの作業が遅く感じる可能性があります。

②プラグインが少ない

ムーバブルタイプで利用できるプラグインは数が少なく、ワードプレスなどと比較すると自由度が高くありません。「ワードプレス(WordPress)との違いは?」にもあったように、ワードプレスのプラグインが55,000種以上なのに対し、ムーバブルタイプは数百種ほどです。

さらに、有料のプラグインが多いため、個人での利用には、ハードルが高いかもしれません。

③利用シェアが低く情報が少ない

ムーバブルタイプは利用シェア率が決して高くないため、Web上での情報が少ないこともデメリットです。シックスアパート株式会社の調査によるシェア率を見てみましょう。

<ムーバブルタイプのシェア率>
  • 日経平均株価構成銘柄(225社):54%
  • 東証一部上場企業(2,171社):35%
  • 国内の大学(799校):43%

大学や東証一部上場企業においては、シェア率50%を下回る状態です。また、ムーバブルタイプはオープンソースではありません。国内外において関わるITエンジニアが少ないため、Web上の情報も限られています。

ただし、ムーバブルタイプでは、メーカー側がマニュアルを提供しています。サポートも充実しており、トラブルや疑問を解決できる手段はあるので、安心してください。

4. ムーバブルタイプの利用料金

ムーバブルタイプの利用料金を、プラン別に見ていきましょう。

【ムーバブルタイプのプラン別利用料金】
項目 ライト スタンダード プロ アドバンス50 アドバンス100 アドバンス250
利用料金 2,750円 4,950円 8,250円 16,500円 33,000円 82,500円
管理ユーザー数 5 10 25 50 100 250
容量 5GB 10GB 25GB 50GB 100GB 250GB

プランによって、容量や管理できるユーザー数なども異なります。予算やWebサイトの規模に合わせて、目的に沿ったプランを選びましょう。

5. まとめ

ムーバブルタイプはWebサイト制作に必要な機能が一通りそろった、国内メーカー産のCMSです。ブログはもちろん、会社案内や店舗情報など、さまざまな目的に合わせたWebサイトを制作できます。

実際にライセンス契約する際は、メリット・デメリットが制作予定のWebサイトとマッチしているか、確認しておきましょう。

<ムーバブルタイプのメリット>
  • 表示速度が速い閲覧環境を提供できる
  • メーカーによる公式サポートが受けられる
  • 複数のブログやサイトが管理しやすい
<ムーバブルタイプのデメリット>
  • CMSの操作性が高くない
  • プラグインが少ない
  • 利用シェアが低く情報が少ない

また、サイトの規模が大きく、制作・管理・運用などへの知識が不足している場合は、専門の制作会社へ依頼することも、ひとつの方法です。

制作会社によって費用やサービスは異なるため、ビジネスマッチングサービスリカイゼンで、予算・目的にあった会社を選んでみましょう。希望にそった内容で、見積もり相談も可能です。手間をかけたくない場合は、お気軽にご相談ください。

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この記事の監修
リカイゼン サポートデスク 
吉田・新町
BtoBマッチングサービスであるリカイゼンにおいて、発注企業からのご相談のヒアリング、企業選定のフォローなどを行う部門の担当です。出展企業であるシステム開発やWEB制作、クリエイティブ制作会社ともコミュニケーションを取りながら、年間数百件の受発注のサポートを行っています。

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