知って安心! 制作会社によってホームページの見積費用が違う理由と見積書の見方
- [更新日]2022/07/01
- [公開日]2019/04/04
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目次
知って安心! 制作会社によってホームページの見積費用が違う理由と見積書の見方
ホームページ制作における見積もりですが、いくつかの会社に問い合わせをしてみたところ、「見積金額が全然違った」ということはないでしょうか?
本記事の最後に、「ホームページ制作のコストを抑えるにはどうしたらよいのか」についても紹介しておりますので、あわせてご覧いただければと思います。
ホームページ制作の見積相談ができる制作会社をお探しの場合は、ホームページ制作会社一覧をご覧ください。
リカイゼンでは、ホームページ制作実績を多数持つ会社の中から、ご要望に合う会社を厳選して無料でご紹介します。
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ホームページ制作の見積もりを依頼する場合、制作会社側がどのような見積もり手法を取っているのか、見積もりの手法を紹介します。
「成果物を仕上げるのにどのくらい時間がかかるか」という観点で算出される見積もり方法です。これは比較的に中・大規模の開発等に用いられる見積もり手法になります。
単に閲覧を目的としたホームページではなく、ユーザーにサイト上で購入や予約、検索などのアクションを起こさせたい場合など、ホームページ上に機能をもたせたい場合などは、この工数単価にて見積もりが用意されるケースが多いです。
特に小規模のサイトで見られる見積もりの算出方法です。
この手法は、ページ数が明確に見えていることと、1ページあたりの単価も分かりやすいので、さほど大きくないホームページの制作の時に向いている見積もり手法になります。
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ホームページ制作の見積もり金額が制作会社によって違う理由は、大きく依頼者側によるものと、制作会社側によるものに分けられます。
実際のところ、見積もり金額に差が出てしまう理由としては、「仕事内容の曖昧さ」に由来するものが多いです。
詳しく見ていきましょう。
ホームページ制作の見積もりは先に見たように、「作業工数×人件費」で見積もりが作られるか、ページ数によって見積もりが作られるパターンが多いです。
例えば、「ホームページ制作を作りたい」というだけで他に情報を共有しないで依頼をすると、以下のようなことが発生してしまう可能性があります。
上記は少々極端な例ですが、ざっくりした依頼内容では、制作会社側の類推にて見積もりを作成することになるため、制作会社の考え方などにより、見積もり金額に大きな差が生まれてしまいます。
制作を依頼する先によって、人件費が変わるということがあります。
そのため、たとえ依頼内容の仕様が固まっていたとしても、フリーランスに依頼したときと、大手制作会社に依頼したときとで見積額に差が出る可能性があるのです。
仕様内容の曖昧さの内容と少し重複する部分がありますが、提案内容に幅がある場合、制作会社側の対応範囲としてどこまでも入れるかによって見積もりが異なります。
上記のような理由から見積もりに差が出ます。
ホームページの見積もり内容について、内訳を理解しておくと、上記で確認した見積もりの差を確認したり、依頼範囲の決定に役立つでしょう。
ある程度以上のWEB関連の制作プロジェクトになると、全体の取りまとめ役としてディレクション担当者が発注者と開発チームとの間に立ちます。その人件費となります。
現状のサイトや競合企業サイトなどの分析を行い、サイトの制作方針を固めていきます。
サイトマップなどのサイト構成や、ワイヤーフレームと呼ばれるページのレイアウトなどを設計する部分です。
サイト内で使用する写真・イラスト・図版などの画像素材や、説明文章・コピーなどのテキストコンテンツの設計、作成費用です。
ここでいわゆるホームページ制作におけるページデザインが登場します。
主に、以下の項目がデザイン要素であり、ページ単価の相場感となります。
PC版とスマホ版で、スマホ版の方が少し価格が低いのは、PCサイトデザインをしてからそのレイアウトを元にスマホ版を作成できる場合は、0からレイアウトするのではないため、少し単価が低くなります。
コーディングは、ページのデザインをHTML・CSS、また動きをつける際はJavascriptなどを使用してWEB上で正しくデザインを表示、想定した動きができるようにコードを書いていく業務です。
サーバー対応やセキュリティ対応、SSL対応など、ホームページをアップするための環境やセキュリティ対策などを行う項目です。サーバー対応は自社でやっているという場合は、この項目の一部が不要になることもあります。
実際にホームページをサーバーに上げ、想定通りの動作をするかテストする項目です。
その他として、機能開発が発生する場合は、機能ごとに開発費用がかかります。
制作会社に見積の作成を依頼する前に確認しておきたいポイントについてまとめました。
見積もりをお願いすると、会社によって一式の金額で提出される場合があります。
上記の項目を参考にしていただきながら、必要な見積もり項目を発注側にて指示するのもオススメです。
希望とするホームページの目的や共通する希望を伝え、提案内容で見積もり差が出る可能性のある見積もり依頼を意図的に行うという外注先選定のテクニックがあります。
この項目は見積もりが出てきた後の話になりますが、ここまで見てきたようなステップを踏みながら見積もりを依頼し、もし1社だけ明らかに安い金額が出てきた企業があった場合は要注意です。
最後に、ホームページ制作の安さを抑えるポイントを紹介します。
「2. 制作会社によってホームページ制作の見積金額が異なる理由」でも見てきたように、見積もりが高くなってしまう原因として、仕様が固まっていないというのが挙げられます。
テキストや画像などの素材準備を発注側で行うことでその分の制作費用を削減することができます。
ただし、この上流とも呼ばれる工程は、プロのノウハウが活きるところでもあるので、社内にマーケティング部門や企画部門がいない状況で、集客目的やサイト改善を目的とする場合は、プロの視点を社内に取り込むということで予算を確保し、依頼することをオススメします。
「2. 制作会社によってホームページ制作の見積金額が異なる理由」の制作会社の人件費による違いもありますので、依頼内容や目的に応じて適切な制作会社を選ぶことも大切です。
とはいえ、依頼内容を先行して制作会社を選ぶというのも、WEB検索で1件1件見ていくのはなかなか無茶な方法です。
制作マッチングを15年以上運営している「リカイゼン」でも、要望に応じてホームページ制作の依頼先候補を見つけることができます。
同じように依頼をしていて見積もり金額が異なると、一見すると安い会社の方がお得!と思うかもしれませんが、しっかりと見積書を見て確認しないと、実際は見積書で高かった会社に依頼したほうが結果的に費用が安く収まっているということもあり得ます。
本記事では、以下のポイントからホームページ制作の見積もりの見方について解説していきます。
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1.ホームページ制作の見積もり方法
大きく、ホームページの見積もり方法は2つの方法があります。
工数単価での見積もり算出
ホームページ制作の各工程ごとに必要な作業時間を算出して、それにかかる工数をもとに価格を決めます。
実際のところ、開発規模が大きくなるごとに、不確定要素が増えます。詳細内容を見積もり時点で洗いだすのは非常に難しく、またリスクなども考慮して工数に余裕を持たせた見積もり算出をすることが多いです。
ページ単価での見積もり算出
1ページあたりの制作単価を試算し、制作するページ数分を1ページあたりの制作単価にかけ算を行います。
主に機能を持たず、「見せる」「読ませる」ホームページの場合は、こちらの方式を取ることが多いです。
見積もり項目としては以下のように分かれていることが多いです。
上記のように、どのような規模感のホームページを作るかによっても見積もりの算出方法も変わってきますので、「どのくらいの費用を想定しておけばよいのだろう」と思った際はプロに相談してみるのが早いです。
リカイゼンでは、ホームページ制作の実績を多数持つ制作会社から、完全無料で概算見積もりを取得することが可能です。
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2.制作会社によってホームページ制作の見積金額が異なる理由
依頼者側の事由
仕様内容の曖昧さ
制作会社側の事由
企業規模による人件費の違い
仕様内容の曖昧さ
どちらも作りたいホームページ全体のボリュームにあわせて見積もりが作成されています。
つまり、作りたいホームページがどのようなものか、仕様が決まっていなければ、どこまでを対応範囲とするかの捉え方が制作会社によって異なるため、見積もり金額に差が出てしまうのです。
こういったことにならないためにもできるだけ依頼内容をまとめておくことが大切です。
企業規模による人件費の違い
例えばフリーランスの場合は、1人で稼働しているため、単価が下がる傾向にあり、一方で大人数が所属している制作会社の場合、人材育成費、抱えているバックオフィス側の人件費やオフィスの賃料などの一般管理費などが関わるため、必然的にフリーランスと比べると単価が上がりやすいという傾向があります。
それぞれメリット・デメリットがあるので、ホームページの依頼内容や実施したいことの優先順位に応じて依頼先を検討しましょう。
会社規模
メリット
デメリット
フリーランス
・単価が比較的低い
・フットワーク軽い
・判断が速い
・リソースが限られるため、万が一のときに納期が遅れる可能性がある
・連絡が取れなくなってしまう可能性がある
・依頼したフリーランスがさらに外注を使うとコストメリットが薄れる場合がある
制作会社
・デザイナーが複数人いるため、デザインパターンが豊富
・万が一のときのリソース体制が確保されている
・会社として社会的信用力を担保している
・フリーランスと比較すると単価が高くなる
・社内確認が必要になり、即断できない場合がある
その他に見積もり差が発生する例
見積もりに影響しやすい項目について下記にまとめましたので、ご確認ください。
もし最初の段階からサイトギミックを入れたいという希望がある場合は、参考となるような他社のサイト例を制作会社に共有しておくとよいでしょう。
3.ホームページ見積もり内容の内訳
進行管理費(ディレクション費、プロジェクトマネジメント費)
ディレクション担当は、発注者側の要望を取りまとめたり、スケジュール確認や定期的な進捗会議の開催、資料づくりなど、ホームページ制作に関わる事務処理や関係各所の調整を行います。
規模が大きくなればなるほど関わる人が多くなるホームページ制作プロジェクトでは、ディレクションの役割が成否を左右すると言っても過言ではありません。
ディレクション費は制作費ではないからと言って削ってしまうと、後で大変な思いをしてしまう可能性が高いので、ここは最初から発生するものという意識を持っておくことが大切です。
分析・競合調査費(企画費、プランニング費など)
コンセプトの設計やサイト目標(KPI)の設定などもここで行います。打ち合わせ費や調査を行う時間、資料を作成する時間が工数となります。
サイト設計費
ここで、ユーザーの動線を考え、サイト内のページをどのようにリンクさせるか、ユーザーをどのように行き来させるかなどを落とし込んでいきます。
コンテンツ設計・制作費
画像素材に関しては、発注側が用意することや、商用フリーの素材を使用するケースから、制作会社がオリジナルで作成したり、写真や動画を作成する場合もあります。
テキストコンテンツについても、発注側に対してインタビュー取材を実施し、原稿・コピーを作成して掲載するかたちを取るところもあります。
コンテンツ設計・制作費はかかりますが、第三者視点で自社や商品について魅力を整理し、作成してもらえるので、自社とは別の視点を取り入れたいというときは依頼を検討してみるのもよいのではないでしょうか。
デザイン費
ここまでの内訳は、ホームページの制作工程の流れに沿って項目紹介してきましたが、デザイン制作は上述の手順を踏んでようやく手をつけることができます。
項目
単価
TOPページデザイン(PC版)
30,000〜60,000円
TOPページデザイン(スマホ版)
30,000〜50,000円
下層ページデザイン(PC版)
10,000〜40,000円
下層ページデザイン(スマホ版)
10,000〜30,000円
ただし、大きくデザインを変えようとする場合は、PC版と同等の費用が発生する場合が多いです。
また、TOPページと下層ページを比べて、TOPページの方が高いのは、情報量が比較的多く、サイトの動きや表現の幅が広いためです。
基本的に修正対応は2回程度に設定されていることが多いです。
例)修正指示2回のパターン:初稿デザイン→修正指示(1回目)→修正デザイン→修正指示(2回目)→完成
制作会社によっては、修正回数が決まっている場合や、修正対応で別途費用がかかる場合などもあるので、修正対応については事前に確認しておきましょう。
また、初稿デザイン案の提出に関しても、1パターンで修正を重ねるのではなく、デザイン違いのパターン出しをお願いしたい場合は、最初に伝えておきましょう。後々のトラブルを防ぐことができるでしょう。
コーディング費(フロントエンド開発費)
近年Googleの推奨もあり、レスポンシブデザインが主流になっているため、コーディングもレスポンシブコーディングがなされることが多いです。ブラウザのサイズに応じてPC版からスマホ版デザインに切り替わるようにコーディングされます。
インフラ、ネットワーク構築費用
単純に静的なホームページを稼働させるだけであれば、WEBサーバがあれば良いですが、データベースを設ける必要がある、またトラフィックが当初より膨大になるという想定がある際には、複数のサーバを準備し、ロードバランサーの設置なども必要になることから、インフラ・ネットワーク構築もそれなりにコストとしてはかかってきます。
テスト対応費
特に機能を設けていないホームページの場合は、レイアウト崩れのチェックやリンク先に間違いがないか、レスポンシブ対応はきれいに反応されているかなどの内容になりますが、機能が設けられている場合は、いくつかのテストパターンを用意し、動作するかを確認する必要があるので、テスト対応費が高くなる場合があります。
その他:バックエンド開発費用、CMS導入費
簡単な問い合わせフォームであれば1〜2万円ほどで済みますが、予約機能やチャット機能などを実装しようとすると機能開発だけで2桁乗る場合があります。
また、ブログコンテンツやお知らせ情報など、ホームページの一部を自社更新できるようにするためのCMS構築・導入費も費用がかかりますので、確認しておく必要があります。
4.ホームページ制作の見積書の確認ポイント
ここで確認したポイントに応じて提出された見積もりを見るようにしましょう。
見積もりは一式にしない
一式の場合、対応範囲が見えづらいため、一式ではなく、項目も記載してもらうように依頼しましょう。
また、対応範囲について項目が書かれている場合でも、項目ごとの明細が記載されていない場合もあるので、項目ごとに見積もりを出してもらうように伝えておきましょう。
見積もり項目は揃える
複数社に見積もり作成を依頼した場合、見積もり項目が会社によって違う状態で出てくることがほとんどです。
異なる見積もり項目を確認し、発注担当者自身で揃えるのはなかなか時間がかかってしまうことですので、最初から比較検討をするつもりであれば、見積もり項目を指定して、そこに当てはめてもらうのがよいでしょう。
提案余幅を持たせる場合は事前に想定しておく
ただし、意図せず仕様が曖昧で正確な見積もりが出ないという事態は避けたいところ。このようなことが発生しないためにも、見積もり依頼を複数社にお願いする際は、ある程度希望条件をまとめ、どこで費用差が発生しそうかを自身でも想定した上で、依頼するとよいでしょう。
明らかに安いと感じたら要注意
相場から離れた見積もりは、何らかの理由があるはずです。安い見積もりが出てきたら、項目をチェックし、何か依頼範囲から抜けてしまっている項目はないかなど確認しましょう。
それでも安いポイントが見つからない場合は、直接制作会社にその安さの理由を聞いてみましょう。
安い場合は、それだけ人件費を削減できるポイントが必ずあるはずです。テンプレートデザインを利用しているなどが、安さの理由であるケースが多いですが、もしテンプレートデザインを好まないという場合は確認しておく必要があります。
5.ホームページ制作の費用を抑えるポイント
依頼内容や仕様を固めておく
仕様を固まっていない場合は、制作会社は万が一に備えて、少し余裕を持って見積もるケースが多いです。そうすると結果的に見積もりが高くなってしまいます。
依頼内容や仕様を固めておくことによって、制作会社側は正確な作業工数を想定することができ、正確な見積もりができあがります。
依頼内容をまとめる事前準備については、「【ホームページ制作外注】失敗リスクを防ぐ依頼準備の5つのポイント」にてまとめていますので、あわせてご覧ください。
自社で対応できる範囲は自社で対応する
また、分析・調査、サイト設計の項目も発注側が自社で用意するという方法もあります。
方法としては、競合サイトなどを見て、どのようなページ構成になっているのかサイトマップを設計し、また必要なコンテンツを洗い出し、レイアウトを考え、ワイヤーフレームを作成することが可能です。
ワイヤーフレームはプロでも手書きにて作成している人もいますので、手書きでの作成でも大丈夫です。
内容に応じた依頼先を選ぶ
依頼内容に合わない制作会社に相談してしまうと、過剰提案や反対に提案不足ということが起きる可能性があります。内容や目的に応じた規模感の依頼先を見つけることも、費用を抑えるポイントになります。
マッチングサイトなどを利用し、あらかじめ目的や依頼内容を伝えた上で、その内容に対応できる会社からエントリーを集めるという方法が時間もかからず、内容に合う会社が見つかりやすいです。
サポートデスクが丁寧に電話でヒアリングも行いますので、依頼内容がテキストにまとまっていなくてもご利用いただけます。
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