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これで解決!AWSクラウドデザインパターン #2 Scale Out パターン
- [更新日]2020/11/19
- [公開日]2015/12/01
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- 株式会社SUPINF
前回は【Scale Upパターン】ということで
簡単にサーバーのスペックを高くしたり、低くしたりできますよという内容でした。
しかし、
インスタンスタイプには上限があるし…
高スペックなインスタンスタイプはちょっとお高い…
そんな問題を解決するのが第2回のこちら…
【Scale Outパターン】
サーバーのスペックを高くするのが、スケールアップ。
サーバーのスペックを低くするのが、スケールダウン。
スケールアウトはサーバーを増やして、パフォーマンスを向上させることです。
(逆はスケールイン、ですね!)
同じようなスペックのサーバーを並べて、処理の負荷を分散させることができます。
急なアクセスの増加があっても、処理をするサーバーの数を増やして対応すれば、
サービスは落ちることなく継続できますよね。
クラウドだったら、簡単にサーバーの台数を増やしたり減らしたりできるので
激しいアクセスの増減にも対応できます。
AWSではElastic Load Blancing (ELB)で複数のEC2インスタンスに
処理を分散させEC2インスタンス群を作ることができます。
そして、CloudWatchでアラームを設定すると、そのアラームをトリガーに
Auto Scalingが対象のEC2インスタンス群に自動でインスタンスを追加、削除してくれます。
実際にAWSで触ってみた
〈触ってみるサービス〉
・EC2
・CloudWatch →監視とAuto Scaling のトリガーとなるアラートを送る。
・ELB →ロードバランサ―サービス。
・Auto Scaling →設定した条件に合わせて自動的にスケールする。
1. ELBの下に処理を分散させるEC2インスタンスを複数並べる。
・EC2インスタンスを複数作成し →[ロードバランサ―] →[ロードバランサーの作成]
セキュリティグループの割り当てやヘルスチェックの設定、EC2インスタンスの追加をここで行います。
・これでELBが複数のEC2インスタンスに処理を分散してくれます。
2. Auto Scaling 設定して自動的にスケールアウト、スケールインするようにする。
・まずスケールした際に起動するEC2インスタンスの設定を[Auto Scaling 起動設定]からする。
EC2インスタンスを起動するときとほぼ同じ動きです!
・次に[起動設定]したEC2インスタンスを"どんな状況のときに、どのようにスケーリングするか"を
[Auto Scaling グループの作成]にて設定する。
・スケールアウトで起動したEC2インスタンスは1で作成したロードバランサ―の下の配置する。
今回は
「ロードバランサ―内のEC2インスタンスのCPU使用率が70%の状態が5分以上続いた場合は
EC2インスタンスを2つ追加しCPU使用率が10%以下が5分以上続いた場合は1つ減らす」
というスケーリングポリシーにしました。
AWSで自動スケールアウト/スケールイン!
*ELBで簡単に処理の負荷を分散!
*自動的にスケールアウトするので、アクセスが増えてもサービスが落ちない!
*逆に、アクセスが少ないときにはスケールインしてくれるのでコスト削減!
*CloudWatchとAuto Scalingで設定した条件に応じて、自動でEC2インスタンスの増減をしてくれるので運用が楽!
*必要なEC2インスタンスをELBの下に並べていくので、処理能力の限界が極めて高い!
注意点が3点!
EC2インスタンスの増加が必要なことを判断し、実際に追加するまでに時間がかかるので、
急激なアクセスの増加には対応できないので注意しましょう。
利用料金の削減のため、スケールアウトとスケールインを併用する場合はどちらも自動制御ではなく
どちらか一方を手動したり、条件を緩めたりしてサーバーの台数が大きく変動しないようにしましょう。
ELB はEC2インスタンスのスペックに応じて処理を分散させるわけではないので
ELBの下に配置するEC2インスタンスタイプは統一したほうがいいでしょう。
次回は【Web Storage パターン】です。
動画や画像などの容量の大きいファイルをより安く、安全に
保存や配信をする方法をご紹介します。
お楽しみに~
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EDITOR PROFILE
株式会社SUPINF
堀江 浩史
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