MEO対策の費用相場｜料金を決める4つの要素は？業者選びのポイントも解説します

MEO対策を専門業者へ依頼する際、ネックとなるのは「費用」かもしれません。MEO対策による集客効果を得られても、対策費用との採算がとれなければ、赤字になってしまいます。

そこで今回は、MEO対策の費用相場について解説します。相場を把握し、MEO対策すべきか判断しましょう。また、料金を決める要素や業者選びのポイントについてもご説明します。自社に合った業者を選び、赤字などのリスクを軽減するためにも、依頼前に確認しておきましょう。

1.　MEO対策の費用相場

MEO対策を専門業者に依頼した場合、費用相場は、約30,000円です。この額はあくまでも相場なので、会社によって費用には大きく差があります。なぜ、各社で費用の差があるのか、何によって費用が決まるのかは、次項から解説していきます。

2.　MEO対策の料金体系

まず、MEO対策の主な料金体系、2パターンを解説します。

成果報酬型

成果報酬型とは、自社コンテンツが検索結果で上位表示（上位3位以内など）されたとき、表示された日数に応じて、報酬を支払う料金体系です。

依頼者のリスクは少なく済みますが、成果の出た時点で、ランニングコストは上がっていきます。そのため、「MEO対策が初めて」「予算に余裕がある」といった企業におすすめできます。

固定月額型

固定月額型は、決められた報酬を月額制で支払う料金体系です。成果の有無に関わらず報酬を支払いますが、予算に応じて、専門業者を選べます。「長期的に運用したい」「予期せぬ赤字は出したくない」といった企業におすすめです。

3.　MEO対策の費用を決める4つの要素

MEO対策の費用は、主に4つの要素から決められています。各要素の特徴や、費用がどのように変動するのかを見ていきましょう。

初期費用

初期費用とは、MEO対策をはじめるにあたり、必要な準備にかかる費用のことです。Googleビジネスの登録・設定や効果測定などが含まれます。

ただし、MEO対策は導入の手間が比較的少ないため、専門業者によっては、初期費用を無料としているところも多いです。

対策キーワード

対策キーワードの数に応じて、料金は変動します。対策キーワードとは、自社コンテンツで上位表示を狙うためのキーワードです。

対策キーワードの数はプランごとに決められている会社もありますが、少なくとも4個～設定できるところが多いです。数が増えるほど料金は加算されていくため、対策方針や予算に合わせた数に抑えましょう。

複数の対策キーワードを設定しても、成果がなければ、無駄に費用を発生させてしまいます。成果報酬型の場合、複数のキーワードのうち、ひとつでも上位表示されれば、料金が発生する専門業者もあります。

契約期間

専門業者ごとに契約期間が定められ、期間に応じて料金が変動します。どの専門業者においても、契約期間は6ヶ月or12ヶ月と設定されています。契約期間がこの長さで設定されている理由は、MEO対策の効果を得られるまで、数ヶ月単位の期間が必要なためです。

専門業者によっては無料期間を設けていたり、4ヶ月間成果がない場合は解約可としていたり、MEO対策導入のハードルを下げているところもあります。

付属サービス

専門業者の中には、MEO対策の一環として、以下のような付属サービスを提供しているところもあります。

＜付属サービスの例＞

• 写真・動画・ストリートビューの撮影
• ホームページ制作やSEO対策
• 担当者との定期的なミーティング
• 順位チェックツール提供
• コンテンツやSNSの投稿代行
• チャットボットサポート

上記のようなサービスをプランにまとめて提供している専門業者もありますが、サポート体制が充実している場合は、料金も高額になりがちです。そのため、「Web集客に力を入れたい」「商圏に競合が多い」といった企業に、付属サービスの利用をおすすめします。

4.　MEO対策業者を選ぶ際のポイント

MEO対策業者を選ぶ5つのポイントを解説します。

料金

MEO対策業者を選ぶ際は、料金設定が適切かどうかを必ず確認してください。業者によっては、費用の内訳が不明瞭なところもあります。サービス内容や対策キーワードの選定方法、打ち合わせの回数なども確認し、費用に見合ったサポートをしてくれるか判断することが重要です。

さらに、追加費用についても確認しておきましょう。MEO対策以外にも、撮影費やコンサルティング費などが発生するケースもあります。予想外の費用を請求されないために、標準的なプランで行われるサービスと追加で依頼するサービス、両方を把握しておいてください。料金設定が適切かどうかの判断には「MEO対策の費用相場」が参考になるでしょう。

また、料金体系によっても、コストのかけ方が変わります。「MEO対策の料金体系」を参考に、各料金体系の特徴と自社の予算・目的がマッチするか、判断しなければなりません。

得意にしている業種

MEO対策の専門業者には得意分野があり、依頼する際は得意分野と自社がマッチしているか、確認しましょう。認知度拡大やユーザーとの関係性のもち方など、対象となる業種の知識・ノウハウをもっている業者のほうが、効果に期待できるでしょう。

得意分野に関しては、専門業者HPの実績から確認できます。どのような対策を講じ、どのような結果が得られたのか、過去の実績から得意分野を探してみてください。実績がわからない場合は、直接問い合わせても問題ありません。

キーワード選定方法

MEO対策は、キーワード選定の仕方でも成果の有無が変わるため、専門業者への依頼時は、選定方法も確認する必要があります。業者が対策キーワードを選定してくれるか、自社の目標・目的に沿った選定が行われるかなどを確認しましょう。

コンサル担当者との打ち合わせ機会を設けてくれる業者もあります。自社の要望を十分に聞いてくれる業者であれば、キーワード選定も、丁寧に行ってくれるでしょう。

効果測定方法

効果測定方法は成果の有無に関係するため、事前に確認しなければなりません。効果測定とは、MEO対策を実施後、対象エリアでどのくらいの効果が出ているか、判断するために行われます。自社のロケーションと異なるエリアで測定される場合、効果が得られているか判断できません。

たとえば、店舗が東京都内へあるにも関わらず、効果測定が北海道を対象に行われれば、結果が異なります。効果測定の方法は業者HPへ掲載されているので、必ずチェックしておいてください。

ガイドライン違反がないかどうか

専門業者を選ぶときは、Googleのガイドラインに準拠しているかも確認しなければなりません。MEO対策は、Googleマイビジネスを使って行われます。Googleにはガイドラインが設けられており、禁止事項や条件などに違反した場合、アカウントの停止処分が下されるケースもあります。

「口コミの代行」や「嘘の情報を掲載する」といった対策を講じる業者は、ガイドライン違反を犯している可能性があるため、避けましょう。

5.　まとめ

MEO対策の導入や運用を専門業者へ依頼する際は、30,000円程度の費用が毎月発生します。業者によって料金は変動しますが、予算オーバーや予期せぬ赤字を生まないためには、料金体系について、理解することが大切です。

＜主な料金体系＞

• 成果報酬型：検索上位に入る（成果が出る）と報酬が発生する
• 固定月額型：成果の有無に関わらず報酬が発生する

料金体系に加え「MEO対策の費用を決める4つの要素」では、どのようにして費用が決まるのか解説しています。相場観を知るためにも、チェックしておきましょう。

また、「費用は安ければいい」というわけではありません。「MEO対策業者を選ぶ際のポイント」でも解説したようなポイントを押さえ、赤字やトラブル発生のリスクを抑えることも大切です。