「味を説明することの難しさ」をどう乗り越えるか
おいしさを人に説明するのは、想像以上に難しいことです。いくつもの形容詞を重ねるよりも、「うまい!」の声と表情の方がよほどおいしそうに感じたりします。一目瞭然という言葉がありますが、味についても、「一口瞭然」と言えるのかもしれません。「体験消費」と表現される今の時代、パクッと一口食べてもらうための場を作るのが、最も効果的に思えます。
本場のシェフを招いて、1ヶ月限定レストランを開店
弊社への依頼は当初、ネーミングだけでした。ワインに合う高級缶詰、しかもターゲットは女性ということで、女性のコピーライターを起用しました。合計で数百案に上るネーミング案をご提案し、その中の1案に無事決まったのですが、その後、そのネーミングを軸にしたプロモーションをやってもらえないかという話になりました。
モノよりコトに興味があり、体験をより重視するのが、現代の消費者です。食に関する商品とそうした消費者とのタッチポイントを考えていくと、それはレストランのような「食べる」を提供する場所という答えにたどり着きます。
そこで、表参道に1ヶ月限定でリアル店舗を作り、高級缶詰を使ったメニューを開発することにしました。店舗やメニューの高級感は必須ですから、本場フランスへ渡り、協力してくれるシェフを探し回ったわけですが…。
初めは現地の方を頼り、いわば正規ルートで打診していったのですが、突拍子もない話だと受け取られたのか、なかなか信用してもらえなかったですね。そこで、知り合いの知り合いみたいな形で縁をたどっていって、ようやく、とある新進気鋭のシェフにお願いすることができました。後で知ったのですが、このシェフは、じつはとても有名な方だったのです。全くの偶然で有名シェフと知り合えた自分たちには、何か運があると思いました。
シェフには缶詰を渡し、メニュー開発に取り組んでもらいました。おもしろくて、おいしいメニューができたと思います。シェフも忙しい身ですから、店舗が開いている1ヶ月まるまるいてもらうわけにはいきませんでしたが、それでもオープニングの1週間は付き合っていただきました。シェフ帰国後は、店舗スタッフにレシピが受け継がれ、1ヶ月間、おいしい料理を提供することができました。
プロモーションの軸は、イベントとパブリシティでした。都内レストランでの試食会&レセプションパーティーを企画し、その情報をリリース配信して、流行りモノに敏感なトンガった人たち、今でいうインフルエンサーたちにまず認知してもらう手法を採りました。パーティーにはもちろん、メディア関係のみなさんも大勢招待しましたが、全体的にファッション関係の方が多かったように思います。こうしたPRイベントと、グラフィックおよびウェブのクリエイティブを弊社が統括的に手がけ、キャンペーンを無事完遂することができました。
現在、この高級缶詰は、まだ販売されています。しかも、成城石井やカルディといった「おしゃれスーパー」と呼ばれる店に置いてもらえています。こういう普及の仕方を見ると、私たちが仕掛けたキャンペーンは成功だったんだと思います。
地域創生をお考えのみなさんのお手伝いができれば
ご紹介した事例は、地方の物産を全国展開する際にも応用できるのではないかと思います。弊社には、グラフィック・ムービー・ウェブをミックスした、世界にまで発信できるシステム作りのためのノウハウがあります。たとえば、地域創生をお考えの自治体・企業のご担当者のみなさん、「こんなことがやってみたい」「こんなことはできないだろうか」といったご相談はご遠慮なくどうぞ。もしかしたら、意外と簡単に実現するかもしれませんから。
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EDITOR PROFILE
株式会社サブロク
小渡 一史
大学卒業後アマナに入社。 フォトコーディーネートを中心としたクリエイティブプロデューサーとして、 その後エージーへ。 みずほ証券、日本中央競馬会など数多くのナショナルクライアントを担当。 クラフトワールドワイド、ノースショアを経て、2015年にサブロクを設立。
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