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就活中の大学生に対する親の影響力は一段と強まっている
- [更新日]2020/11/19
- [公開日]2017/09/27
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- 株式会社クーネスト
私が就職情報会社にいた時は、学生の就職活動においてそれほど親の存在を強く感じたことはないのですが(顕在化していなかっただけかもしれませんが)、昨今の就職活動においては親の存在感が非常に大きくなっていると感じます。学生自身がその企業に入社したいと考えていても、親の存在を意識して他の企業へ入社する学生も多いと聞きます。今回はマイナビ『2017年度(18年卒)キャリア・就職支援への取り組み調査』から、子供の就職活動にどの程度親が関心を持っているのか。また、今後中小企業が新卒採用を行なう上で何を意識すべきなのかご紹介しようと思います。
調査結果から分かること
本調査は大学の就職支援担当部署に対して行ったものです。その中の「保護者向けガイダンス」で各大学の保護者向けの取り組みが把握できるデータが載っています。重要なポイントをピックアップします。
- 保護者向けガイダンスを実施している大学は全体で57.3%
- 国公立が37.3%の実施率なのに対して私立は63.1%と高い
- 保護者向けガイダンスの内容の多くは「自校の就職状況報告」
- 特に私立で目立つ内容は「親から子への就活アドバイス方法(72.2%)」と「就職に関する基礎情報(81.2%)」
以上のように全体でも保護者向けのガイダンス実施率は高いのですが、特に私立大学に在籍する学生の保護者に対しては国公立と比べると手厚いフォローをしていることがわかります。つまり、私立の保護者は就職活動に関する基本知識や子供への関わり方に高い関心を持っている可能性が高く、子どもの就職活動に対する影響力も大きいと考えられます。
中小企業の採用担当者が意識すること
有名大企業であれば保護者は文句のひとつも言わず喜んでくれますが、知名度の低い中小企業且つ不人気業界であれば保護者は「ちょっと待った!」と子どもに文句のひとつでも言いたくなるでしょう。私が大学生の子どもを持つ親であったとしても「大企業の内定を貰っているのに、なぜわざわざ無名の中小企業に入社するんだ!」と責めていると思います。おそらく中小企業の採用担当者が親の立場になればきっと同じことを考えると思います。
年々、保護者の就活に対する意識は高まっていることを考えると、学生に対してだけ自社を売り込むのではなく、保護者に対するフォローも並行して行なう必要があります。保護者向けの会社説明会までは行う必要はないと思いますが(不人気業界では保護者向けセミナーを実施している会社が多い)、学生が保護者を説得するための材料を企業が用意してあげたり、採用サイトに保護者向けの自社PRを掲載するなど何か一手間かけることが大切です。
全然聞いたこともない企業名を自分の子どもから聞いた保護者は、きっとインターネットでその企業を探すはずです。その時に「何じゃ!このよくわからん会社は!」と感じられないように、採用活動時期以外でも自社企業サイトや採用サイトを整えておく必要があるのではないでしょうか。
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EDITOR PROFILE
株式会社クーネスト
伊藤 泰行
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