刷版とは何か

刷版とは何か

刷版とは

刷版とは、印刷するときに使用する版のことをいいます。CTP（Computer To Plate）のP（プレート）の部分です。印刷機にセットする大きなハンコのようなもので、アルミ素材でできています。製版後にポジやネガフィルムを版となる感光性の溶剤が表面に塗られたアルミ版に密着させて感光、焼き付けて作成します。その感光して凸になった部分にインキが付くことにより印刷されます。

現在の刷版

今の製版は、ほとんどがデータ化されていて、パソコンのデータを直接「版」にすることができます。これをCTP（Computer to plate）と言い、巨大なプリンタを想定すると分かりやすいででしょう。 また、刷版は主として平版印刷で、実際の印刷に使用します。原版と区別して使います。

刷版費用

刷版はアルミの版で高価なため、刷版が出力されている場合、再出力の際にさらに費用がかかってしまいます。ですから、刷版の再出力が必要がないよう、出力データが出力に適するようにすることが大事です。 また、刷版にはアルミ製以外にも「シルバーマスター」「ピンクマスター」と呼ばれる紙ベースの刷版もあります。これらは見当性や耐刷性などの点から、主に単色印刷で小ロットのものに使われます。