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ターゲットを明確化しないからレッドオーシャンになる。
- [更新日]2020/11/19
- [公開日]2017/11/02
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- むすび株式会社
前回、なぜターゲットを明確化すべきなのか、という話を書きました。
今回は、ターゲットを明確化しないことによる弊害を書きます。
ターゲットを明確化しないことで起こっている現象は、
いたるところにあります。
最たる例は、そのことによって「レッドオーシャン」に自ら
首を突っ込んでいくことになるということです。
「イノベーター理論」をご存知でしょうか。1962年にスタンフォード大学の
ロジャース氏が唱えた理論です。かんたんに説明すると、新商品導入期には、
新しもの好きの上位16%にまず好かれることが、その後商品が広がっていく
源泉になる、ということです。
もちろんこれには、キャズム理論という反論もあって、上位16%以降に
好かれるためには、大きな溝が横たわっている、と。その溝を超えられない
商品が多い、と指摘しています。
ただし、イノベーター理論をもう少し突っ込むと、ロイヤルカスタマーの議論に
なっていきます。熱狂的なファンを作れ、ということですが、
これに賛同しない人はいないと思います。
この議論をもっとわかりやすく言うと、
「売上の8割は、上位2割の顧客」とも言われていますね。
イノベーター理論は、正規分布の図で示されます。真ん中が当然ふくらむわけですが、
どの企業もなぜかその頂点を狙いに行くんですね。そこが一番市場が大きいと
錯覚してしまうのです。しかしこれも単純な話で、頂点を狙えば、
それ以下の人にしか広がりません。
上位16%を狙えば、フォロワーにも広がると言われているのですから、
単純に面積で考えれば後者のほうが大きいでしょう。
でも、上位16%の人には怖くて訴求できないのです。
こんな理論もあります。ブランドの導入初期に、
上位16%の中でも、とくにオピニオンリーダーに到達できたブランドは、
長続きしやすいと。
ここまで理論で言われているのに、なぜかマーケティングやブランドの実務の世界では、
理論を重視しません。みんな市場が一番大きいところの調査をもとに
ブランドづくりをするので、コモディティになります。当然といえば当然です。
このあたり、もう少し詳しく知りたい方は、
BRAND THINKINGの下記の記事までぜひどうぞ。
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EDITOR PROFILE
むすび株式会社
深澤了
ブランディング・ディレクター/クリエイティブ・ディレクター、BRAND THINKING編集長。2002年早稲田大学商学部卒業後、山梨日日新聞社・山梨放送グループ入社。広告代理店アドブレーン社制作局配属。CMプランナー/コピーライターとしてテレビ・ラジオのCM制作を年間数百本行う。2006年パラドックス・クリエイティブ(現パラドックス)へ転職。企業、商品、採用領域のブランドの基礎固めから、VI、ネーミング、スローガン開発や広告制作まで一気通貫して行う。採用領域だけで1000社以上の経験。2015年早稲田大学ビジネススクール修了(MBA)。同年むすび設立。地域ブランディングプロジェクト「まちいく事業」を立ち上げ、山梨県富士川町で「本菱」を、埼玉県戸田市で「かけはし」と、立て続けに日本酒をプロデュース。山梨県都留市ではネクタイブランドの立ち上げも行う。
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