企業活動において、ビジネスモデルと事業計画は必須でしょうか。
『ジャパネットたかた』には、普通の企業なら当然あるはずの中長期の経営計画というものが一切なく、“今を一所懸命”という理念だけでここまで成長してきたそうです。
http://news.goo.ne.jp/article/mycom/life/mycom_1112540.html
しかし「経営計画」=「事業計画」はなくても、「ビジネスモデル」は創業者である高田明前社長の脳裏に、きわめて明瞭かつ精緻に描かれていたにちがいありません。
つまり、何をどう売るかという強烈なイメージ。
地方の小さなカメラ屋からスタートして、ラジオショッピング、テレビショッピング等の最新のメソッドを活用して消費者のニーズをつかみ、その気にさせ、マスセールスするという新しい手法=「ビジネスモデル」を次から次と考案して、全国的な通販会社に一代で育て上げたのですから、大したものだと思います。
ところが『ソフトバンク』の孫正義社長の場合は、その逆なのです。
最初に、シャープに機械翻訳ソフト(おそらくプロトタイプだったと思いますが)の権利を売って得た1億円で、最初にやったことは、儲けるには何を売ればいいかを見つけることだった、というのを何かで読んだ記憶があります。
つまり、「金儲けの計画」=「事業計画」は最初にあったものの、「何をどう売るか」=「ビジネスモデル」はなかった。
金儲けしたい、そのためにはどんな商売をすればいいかを追い求めるのが、孫社長のストーリーなのですね。
それが証拠に、パソコンソフトの卸し会社から始まって出版会社→展示会社→投資会社→携帯電話会社と、脈絡もなくころころと変身してきました。そして大成功しています。
孫社長は一代で、日本一の金持ちになりました。
しかし、世界的な大企業を目指して、来年あたりはひょっとしたらSNS会社にでも変わっているかもしれません(笑)
高田前社長には、「何をどう売るか」=「ビジネスモデル」ありき。
一方、孫社長には、「金を稼ぐ計画」=「事業計画」ありき。
正反対の構図です。
しかしどちらも大成功を収めています。
事業計画がなくても成功した人と、ビジネスモデルがなくても成功した人。
共通していえるのは、おそらく猛進したことが成功の要因だったのではないでしょうか。
猪突猛進。
これしかないと信じてわき目もふらずにその道を突き進んでいくという熱意、情熱。
経営コンサルタントに相談すればきっと、事業計画は? ビジネスモデルは? ときかれることでしょうが、その際には堂々と答えたいものですね、情熱だけは人一倍ありますと。
お二人の爪の垢を煎じて飲ませていただきたいです。
株式会社エムストーン
藤原祥隆
info@mstone.co.jp
(字幕・吹替え、動画制作、翻訳・通訳はおまかせください。)
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EDITOR PROFILE
株式会社エムストーン
藤原 祥隆
映像のわかる翻訳会社(=翻訳のわかる映像会社)を目指しています。
沿革:
■機械翻訳開発会社勤務を経て、1990年12月株式会社エムストーン設立。設立当初は、翻訳とコンテンツ(マニュアル)制作がサービスの中心でした。
■1995年8月、秋葉原初のインターネットカフェ開設。そこでの経験に基づいて『インターネット用語がわかる本』(日本実業出版社)、『テレビ会議システム活用ガイド』(日本実業出版社)、『スキャナでらくらく文字入力』(エーアイ出版)を相次いで上梓しました。
■1999年10月、米国コネチカット州のオンラインマーケットリサーチ会社GF社の日本法人設立準備に向けて活動しましたが、翌年に米国のITバブルが弾けて契約解消。
■2008年9月、S.スピルバーグ監修による小児ぜんそく患者向けアニメーションゲーム「Quest for the code」日本語吹替え版を制作したのを皮切りに、本格的に動画の字幕、吹替えを開始し、企業プロモーションビデオ(PV)の撮影制作も手掛けるようになりました。
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