ハリウッド映画をだれでも楽しめるのは、字幕や吹替えのおかげですが、その裏側はあまり知られていないと思います。
エンターテインメント分野の字幕では戸田奈津子さんが有名で、テレビにもよく登場されます。
トム・クルーズやリチャード・ギアなど、ハリウッドスターが来日した折には、横に立って通訳しておられる姿がテレビに映ったりしますね。
字幕翻訳って華やかな職業ですね、と勘違いされてしまいそうなのですが、字幕翻訳も含めて翻訳という職業は、実は4Kではないかと、時々知り合いにジョークをいったりしています。
4Kといっても、今はやりの高解像度テレビのことではありません。
過酷な肉体労働を象徴的に3Kといいますが、「苦しい」の頭文字「K」を追加して、僕は4Kだと思っています。
「きつい」=金額的にも時間的にもかなりきついところがあります。
「汚い」=紙屑やボールペン、ケーブル類、ハードディスクやその他各種の機器類が机回りにちらかっていて、お世辞にもきれいとはいえません。
「危険」=納期に追われて不眠不休、場合によっては連続徹夜も強要されて、まさに命の危険を感じることもあります。
「苦しい」=翻訳は単純作業ではなく、いろいろと調べものをする必要もあり、意味は分かっても日本語での表現方法がみつからず、家出したくなるほど苦しいことがあります。
しかし4Kとはいいながら、完成したときの達成感は、まさにエベレスト登頂の喜びにも匹敵するものがあります。
4K+Y=ヤッタゼ!
Yを追加してもいいかと思っています。
※画像は弊社が字幕翻訳したものです。
株式会社エムストーン
藤原祥隆
yfujiwara@mstone.co.jp
(つづく)
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EDITOR PROFILE
株式会社エムストーン
藤原 祥隆
映像のわかる翻訳会社(=翻訳のわかる映像会社)を目指しています。
沿革:
■機械翻訳開発会社勤務を経て、1990年12月株式会社エムストーン設立。設立当初は、翻訳とコンテンツ(マニュアル)制作がサービスの中心でした。
■1995年8月、秋葉原初のインターネットカフェ開設。そこでの経験に基づいて『インターネット用語がわかる本』(日本実業出版社)、『テレビ会議システム活用ガイド』(日本実業出版社)、『スキャナでらくらく文字入力』(エーアイ出版)を相次いで上梓しました。
■1999年10月、米国コネチカット州のオンラインマーケットリサーチ会社GF社の日本法人設立準備に向けて活動しましたが、翌年に米国のITバブルが弾けて契約解消。
■2008年9月、S.スピルバーグ監修による小児ぜんそく患者向けアニメーションゲーム「Quest for the code」日本語吹替え版を制作したのを皮切りに、本格的に動画の字幕、吹替えを開始し、企業プロモーションビデオ(PV)の撮影制作も手掛けるようになりました。
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