ARTICLES 株式会社イクリエの記事一覧

  • 映像・動画・デジタルコンテンツ
  • CM撮影・編集

【プロモーション動画の制作現場③】お客様の「相談」をどう活かすか

静止画のイラストを使わない、実写映像の動画制作ゲーム業界のTVCMは、イラストを用いたものが多いですが、それだけというわけでもありません。テレビをご覧になればお気づきになるかと思いますが、大手メーカーさんの場合は、有名芸能人の方を起用しての実写映像でCMを作ることも珍しくはないです。前々回(【プロモーション動画の制作現場①】限られた素材をどう活用するか)、前回(【プロモーション動画の制作現場②】Live2Dを活かす提案とは)と静止画のキャラクターイラストを使って動画制作を行うケースをご紹介してきましたが、弊社の場合も、実写映像によるプロモーション動画を作った事例があります。今回は、その事例についてお話ししていきます。とあるゲームメーカー様に、スマホゲームをリリースするということで、そのプロモーション動画制作を依頼されました。1本目は、キャラクターイラストを動かしてゲーム内容を紹介するオーソドックスな演出で、粛々と制作し、無事納品となりました。その際、「また何かあったらご相談ください」と言っておいたところ、その言葉を憶えていただいていたようで、しばらくしてから担当の方からご相談を受けました。相談とは、弊社がプロモーション動画を担当したゲームについてのもので、「ゲームのバトルシステムが複雑なので、うまくユーザーに説明する動画がほしい。イラストなどの素材だけでは説明は無理だから、無名でもいいから俳優さんなどを起用して、実写映像を作ってほしい」という内容でした。じつは、弊社はこうした相談を受けることが多いです。イクリエさんなら、どうにかしてくれるんじゃないか、と思っていただけているようです。このゲームメーカーさんの相談も、担当の方が「できなかったら断ってくれていい」と付け足したくらいの、軽いものだったのですが、ちょっと心当たりがあったので、やってみることにしました。「つながり」を活かして、ユーザーに響くキャストを起用弊社の役員がテレビ局の出身だったり、プロデューサーが著名な声優さんとのコネクションがあったりしたので、すぐに実写撮影の制作体制を整え、キャスティングを進めることができました。まず出演をお願いしたのが、SF時代劇漫画のアニメ作品にも出ていらっしゃる杉田智和さんで、ツイッターのフォロワー数が130万人を超えるほどの人気があります。もう一人が、フリーライターなのですが、声優やラジオパーソナリティなどもやっていらっしゃるマフィア梶田さんです。この方もツイッターのフォロワー数が20万人を超えています。さらに、多くの女性ファンを獲得しているベテラン声優の真殿光昭さんを起用しました。こうした方々とふだんから仲良くさせていただいていて、今回のオファーも快く引き受けてくださいました。動画のコンセプトは、「ドラえもん関係者のみなさんに怒られない程度のオマージュ作品」です。客観的に見るとかなりばかげた内容だったんですが、クライアント様にご提案したところ、「おもしろそうだからやってみましょう」と言っていただけました。他の案もあったのですが、選ばれたのは、このドラえもん案でしたね。撮影中は、弊社のプロデューサーがマニア受けしそうな演出をしたこともあり、現場ウケがとてもよかったんです。梶田さんにドラえもん的な役、真殿さんにはのび太っぽい役をお願いしたのですが、ご両人ともノリノリでした。動画への反響は上々でした。インフルエンサーの方々は本来、ツイッター上でのステマ的告知を避ける方もいらっしゃるのですが、弊社とのつながりも考慮していただけたのか、このタイトルについてのツイートもしてくださいました。雑誌の発行部数に匹敵するフォロワー、しかも、ゲームのユーザー層とぴったり重なっているフォロワーを獲得している方々のツイートですから、かなりの影響力があります。こうした方々との交渉が可能だというのも、弊社の強みだと思います。グッズやフィギアの制作にも対応が可能弊社は、動画制作だけでなく、さまざまなご相談を受けています。そのひとつが、グッズやフィギアの制作です。数年前に3Dプリンタを導入し、またグッズ制作を得意とする女性スタッフがいることもあり、グッズの企画から製造まで手がけることができます。フィギアも同様で、立体物を作るスタッフ、衣装を考えるスタッフが企画制作を担当します。ゲームメーカーの方々とお話しすると、プロモーションに関するいろいろな悩みを抱えていらっしゃることがわかります。弊社の強みは、動画制作やグッズ・フィギア制作といったノウハウを掛け合わせた提案が可能なことだと思います。何かお困りのことがございましたら、お気軽にご連絡ください。

  • 映像・動画・デジタルコンテンツ
  • 3DCG制作

【プロモーション動画の制作現場②】Live2Dを活かす提案とは

動画のクオリティを上げた一因は、「作り方」の進化静止画を使って動画を作るということ自体は、そう新しくはありません。After Effectsなどのツールを使う手法は、2000年初頭からあり、今ではスマホゲームのTVCMでよく見かけます。ただし、動画のクオリティは年々向上していると思いませんか? 注意して観察してみると、これはどうやって動かしているのだろう、と疑問に感じることも出てくるでしょう。そこには、ツールの進化だけでなく、制作体制を含めた「作り方」の進化も関わってくるのです。「動かないはずのキャラが動いてる!」と話題に弊社が担当した、とある女性向けゲームの事例をご紹介します。ここ数年、女性もスマホゲームを楽しむようになってきており、女性向けのタイトルは増加の一途を辿っています。女性向けのタイトルに特化したゲームメーカー様もあるほどです。このゲームのOPムービーでは、静止画のみで最大限作品の魅力が引き出せるような演出の動画を作りました。制作方法はオーソドックスな手法で進めていきました。キャラクターが多い作品で、しかもそれぞれの声優さんが注目されているので、その部分を強調する演出を考え、キャラクターの静止画を動かしたわけです。リリース後しばらくして、クライアント様から、街頭にあるデジタルサイネージを使用したプロモーション映像の相談を受けました。ここで弊社は、前回同様のオーソドックスな手法ではなくさらにキャラクターの個性が活かせる提案をいたしました。キャラクターのイラストがアニメーションをする演出がこのゲーム内では無かったため、そこを逆手にとって、街頭で動画を見ているユーザーに対し、キャラクターが語りかけたり、キャラクター同士が会話しているシーンを見せたりする演出を提案しました。その演出に興味を持って頂いた先方の担当者様より「やってみましょう」と無事にGoサインが出たので、提案した甲斐があったと思います。動画を見たユーザーのみなさんは、本来ならキャラクターが動かないことを承知していますから、「あの子、動いてる!」とかなりザワついたそうで、ツイッターなどのSNS上でも話題になったみたいです。クライアント様にはこうした成果を評価していただき継続した制作を任せて頂く事になりました。早くからLive2Dに注目、Live2D社とも深い交流前回の記事(【プロモーション動画の制作現場①】限られた素材をどう活用するか)で、弊社の制作環境をご紹介しました。Live2Dという静止画をパーツごとに分けて動画制作するツールがあるのですが、このツールの活用を主眼とした、複数のデザイナーと1名のディレクターからなるチームを組んでいます。この「Live2Dを駆使して動画を制作する」というところが、弊社の特色ではないかと思います。Live2Dを軸としたチームなら、1〜2ヶ月の制作期間で、クオリティの高い動画を作ることが可能になります。女性向けゲームの事例で、キャラクターが話す演出を採り入れましたが、「話す」という動作は、表情の細かい動きが必要となります。Live2Dを使わなければ、期間内に要望に応える事が難しくなります。弊社とLive2Dとの出合いは、2011年か2012年のアニメエキスポ(現在のアニメジャパン)で、当時はイラストを動かすおもしろいツールだなと思って注目していたくらいでした。数年経ち、ハイクオリティな動画の依頼が増えてきたところで、昨年、本格的に導入することにしました。Live2D社のみなさんとも、プラグインについての意見を言わせていただいたり、Live2D社主催イベントに今年の12月に登壇させて頂く予定で深い交流があります。Live2Dを知り尽くしているからこそ、つい、Live2Dを活かした演出を考えてみたくなるのです。次回の記事では、イラストを離れた、実写映像を使ったプロモーション事例について、お話しいたします。ひきつづき、どうぞご期待ください。

  • ロゴ・イラスト・キャラクターデザイン
  • ゲームキャラクター制作

【プロモーション動画の制作現場①】限られた素材をどう活用するか

プロモーションの主役は動画、しかし素材は限られている今は、SNSに個人が撮影した動画がアップされる時代です。さまざまな商品・サービスのプロモーションを考える上で、もはや動画抜きでは消費者の目を惹くことはできないと言っても過言ではないと思います。特にゲーム業界において、動画は不可欠となっています。弊社イクリエは、主にゲーム業界に軸足を置いて、さまざまなプロモーションを手がけてきました。創業した2008年頃はコンシューマゲームやPCゲーム、その後、ガラケーのゲームも担当。今は、キャラクターのイラストを集めて楽しむスマホのカードゲームの動画制作に携わっています。プロモーション動画を制作する際、昔のゲームと今のゲームで何が最も違うかというと、素材の種類と量です。以前は、キャラクターが戦っているシーン、話しているシーンなど情景を伝える素材が豊富にありました。しかし今は、キャラクターのポーズイラストやカードイラスト(当然、静止画です)がメインとなっており、ゲームの性質上、素材の数が限られている事が多いです。この限られた素材で、いかにしてユーザーにフックするような訴求効果の高い動画を作るか。弊社が今までに培ってきたノウハウを一部ではありますが、ご紹介します。ぜひ参考にしていただければと思います。Live2D中心のチーム体制で、動画への高い要望に応えるとあるカードバトルゲームのプロモーション動画を担当した時は、キャラクターのカードイラストやロゴといった限られた画像素材からゲームの世界観を伝えるための動画を制作するという内容で、2ヶ月ほどの期間をいただいて制作に入りました。カードイラストは数十枚支給されたのですが、そこから厳選して10枚ほどを素材として使っています。静止画を動かす手法として以前からあるのが、After Effectsという動画編集・合成ツールです。画像を調達して時間をかければ、個人ユーザーでも動画が作れます。実際、動画の投稿や配信が個人でも可能になりだした2000年後半頃は、After Effectsを使った動画が数多く作られ、動画制作の価格競争が激化していきました。現在は、よりハイクオリティな動画が求められていますしが、制作期間は1〜2ヶ月くらいしかかけられません。After Effectsだけでは、クライアント様の高いご要望に応えるのは難しいでしょう。弊社では、それぞれの案件ごとに動画制作チームを組んでいます。その内訳は、先方との窓口となり進行管理を受け持つディレクター1名、After Effectsを使うデザイナー1名、3Dソフトのデザイナー数名、そして、Live2Dを使うデザイナー数名です。案件の内容によって各担当のデザイナーの数を編成して制作していきます。Live2Dとは、静止画をパーツごとに分けることによって、動画を作るツールです。例えば、キャラクターの前髪を揺らしたければ、前髪とおでこを別々の素材に分けて、なおかつおでこの何も塗られていない部分を塗り足します。支給された静止画は当然、1枚のレイヤーですが、パーツを分けてそれぞれレイヤーにし、多層化することで動かそうという発想です。クライアント様の動画に対するご要望は「キャラクターのイラストが魅力的に動く、カメラワークやエフェクトで奥行きを感じる立体的な魅せ方をする」というものでした。これは、After Effectsのみでは制作が難しく求められる期間内での制作が困難です。そこでLive2DのデザイナーとAfter Effectsのデザイナーを組み合わせて制作にあたることにしましたが、結果的にとてもうまく行ったと思います。この案件がきっかけで、弊社におけるチーム制を確立することができました。できあがった動画を先方にお見せしたところ、演出手法を気に入っていただけました。当初はウェブプロモーション用に制作した動画でしたが、その後、再編集して地上波TVCMとして流しました。プロモーションの成果としても、高い評価を得ることができたと思います。以降のプロモーションでも、この時と同様の手法で制作することが決まっています。次回の記事では、Live2Dを用いたもうひとつの事例に加え、Live2Dと弊社の関係性についても、お話しいたします。どうぞご期待ください。

無料¥0

業者の選定や案件について、お気軽にコンシェルジュにご相談ください。