前回に続いて、商業施設広告の裏側について書いていきたいと思います。
商業施設は施設としての「ハコ」のブランドと、テナント店のブランドの
相互作用によってプラスに働くことが大切です。
だからこそ、商業施設で広告を作る際にとても重要になるのが「テナント店舗とのコミュニケーション」です。
年間のカレンダー・イベントごとに応じ、繰り広げられる商戦。
商戦用の広告も、商業施設の売上を大きく動かすため、とても重要だと言えます。
商業施設の商戦用の広告をつくるには、テナント店からの協力が必要です。
商戦のタイミングに合わせてテナント店から商品素材をもらうことや、
商戦のテーマに合わせ、統一された空間づくりなど。テナント店との連携が
成功のカギになります。
そこで今回は、テナント店との広告づくりにおいて、コミュニケーションを取るときに
役立つポイントを3点紹介します。
ポイント1)テナント店と商業施設の思いを両立させる
テナントと施設との間で、考え方が常に一致しているわけではありません。
テナントが売り出したい商品と施設全体で訴求したいテーマがマッチしないことも多々あります。
そういう時こそ、クリエイティブによるアイデアの出番です。トピックス的な展開や
コピーライティングなどで、うまく両立する企画に持って行く必要があります。
うまくターゲットのスタイルに繋ぐことができれば、より複合的な訴求となり、
新しい購買意欲に繋がります。
ポイント2)デベロッパーとテナント店の間に事務局を設置する
デベロッパーとテナントとの関係は、上下関係ではなく、ともに商品を提供する協力関係です。
多くのテナントとやりとりをする上で、デベロッパーからの連絡が遅れたり、
各テナントからの返事が揃わなかったりなどと、お互いに関係がぎくしゃくするような事態も起こり得るでしょう。
そういう場合は、両者の間に「事務局」を設置することによって、
クッションになってもらうことがお勧めです。細かな管理も専属で行ってもらうことができ、
直接伝えにくい催促の連絡なども、ストレス無く進められるでしょう。
ポイント3)お互いの状況を理解し、ゆとりあるスケジュール設定を行う
スムーズにコミュニケーションをとるためには、やはりお互いの業務をよく知り、
適切なスケジュールを組むことが大切です。
様々なテナントの中には、決裁権を持つ担当者もいれば、トップまで承認を得ないと
進められない企業もあります。
それぞれのテナントのシステムを理解し、ゆとりのある予定を組むことができれば、
コミュニケーションもスムーズに進んでいくでしょう。
まとめ
テナントには様々な企業があり、それぞれ違ったシステムで運営されています。
なかなか一元化するのが難しいテナントとの連携を行う際には、事務局など専任の管理体制で
上手にコミュニケーションを取る必要があります。
また、併行して柔軟な企画表現でテーマをとらえることで、ターゲットに響く複合的な
広告づくりを展開することができるのです。
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山口健一郎
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