【目的別】展示会の3つの種類 ～商談展・パブリックショー・プライベートショー～

【目的別】展示会の3つの種類 ～商談展・パブリックショー・プライベートショー～

展示会の種類

展示会は、大きく分けて次の3種類に分類できます。 商談展（ＢtoＢ）、パブリックショー（ＢtoＣ）、プライベートショーの3つです。 ＢtoＢとはBusiness to Businessの略で、企業対企業、つまり企業間のやり取りのことをいいます。 ＢtoＣとはBusiness to Consumerの略で、企業と一般消費者間のやり取りのことをいいます。 展示会に出展するにあたって、誰をターゲットに、何を目的で、どんな成果を求めるかによって参加するイベントは異なってきます。 参加目的は、新商品のPR、既存商品のPR、新規顧客の獲得、商談成立、会員登録など様々あると思います。 それぞれの目的に応じて効果的な展示会の種類を紹介していきます。

1．見込み顧客を獲得する「商談展」

商談展とは、企業向けに行われる展示会であり、 多くの企業が一つの会場に集まり、 各企業は自身の営業活動を展開します。 来場者はほぼビジネスマン。訪れる人の約95％の目的が、最新ビジネス動向や新商品、最新技術やサービス方法などの「情報収集」です。 その場での商品やサービス購入を目的として訪れる人はごく僅か…しかし、将来的な顧客になりうる企業と出会うことが期待できます。 多くの来場者がいるなかで新規顧客を獲得するというチャンスを無駄にしない為にも、 事前準備やイベントの運営方法を練っておくことが必要です。 自身のブースに多くの人が立ち寄ってもらえるようインパクトのある装飾などの「デザイン」で興味を惹かせるのも一つですし、 元気で活発な「人」をブースの前におき、入りやすい雰囲気をつくりだすのも一つです。 人が常に流れている状態である為、商品の特徴、こだわり、魅力を短時間で的確に伝えることがポイントです。

2.商品を魅せる「パブリックショー」

一方、パブリックショーと呼ばれるのは、一般の顧客向けに開催される展示会のことであり、 その目的は商談というよりは、即売会に近いところがあります。 例えば、フリーマーケットやコミックマーケットなどもパブリックショーに当たります。 気に入ったものがあれば買うという来場者や、目的の商品が決まっている人が来場することもあります。 最近では、この商談展とパブリックショーの二つの要素を持つ大きなイベントも開催されています。 例えば、「東京モーターショー」や「東京ゲームショウ」などがその代表例です。 展示品をその場で「売る」事が目的であり、情報交換や新規顧客の獲得というよりも、 新商品のPRや既存商品のPRがかなり重要になってきます。 パブリックショーも多くの出展者がいる為、 周りに劣らないよう惹き付けるスペース作りが必要です。

3.ステークホルダーとの関係性を密にする「プライベートショー」

3つ目のプライベートショーとは、企業が単独で行うPR展のことをいいます。 主に大手企業が行うものであり、一般公開されず、既存の顧客に限って来場を受け付ける「クローズド」イベントであることが特徴です。 新商品のPRや既存商品のPRはもちろんの事、既存の顧客とより密な関係を構築することが目的です。 企業の更なる成長に期待をもってもらうと共に、今後もより良い付き合いを継続させていくことを示す場となります。 自社の敷地内で行うこともあれば、会場を貸し切って行う事もあります。 その為、案内状やアンケート、来場者に渡す記念品、手土産など用意すべきものが多くあります。 自社のみで行なうイベントになりますので、伝えたいメッセージ性を表す会場クリエイティブや当日のMC、パフォーマンスのクオリティを高めることも求められます。 毎回同じようなイベントを行うよりも、変化を持たせることで企業のイメージアップにつながります。 自分たちが達成したい目的は何か、 来場者に何を求められているのか、何をすれば喜んでもらえるのか、 そういった点を意識して展示会を行いましょう。