溝口社長の経営コラム：イノベーションと経営戦略　～イノベーションを成功させるポイント～

半分空である　という考え方

コップに【半分水が入っている】と【半分空である】状態は事実としては
同じ状態を意味しています。

ここでのポイントは【半分空である】と捉えることがイノベーションの
機会となります。

半分水が入っている　→　消極的
半分空である　→　積極的

この考え方の違いは決定的で、【半分水が入っている】という考え方では
何も生み出すことはできないでしょう。　
できたとしても、そこに収めることや半分あることに対しての保守的な
考え方に執着して可能性を限りなく狭めてしまうという守りの考え方と
なってしまいます。
よく大企業はイノベーションを行いにくい環境であるといわれるのが
その所以です。

【半分空である】という考え方では、打って変わって
可能性に満ち溢れています。
空のスペースに対しての創造的な発想が瞬間に行われ、
むしろコップという条件をも度外視できる発想でも
膨らませることができます。

事業の肝であるイノベーションを成功させるには
【　コップの半分は空である　】という考え方を常に持ち
その機会に様々なアイデアや画期的な資源をぶつける、
ということが重要となります。

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