ロゴの上か下に「ひとこと」添えて ロゴに命を吹き込む！

ロゴに たった１行！

会社名、店名、商品名、キャンペーン名、大会名、番組名、成分名・・・
世の中には、さまざまなネーミングが存在しますが、
そのロゴデザインにひとこと添えるだけで、
ロゴに命を与え、大きな世界感を持たせることができます。

例えば社名ロゴでしたら、会社が目指すものを意思表示できますし、
いろんなイメージ戦略にも活用できます。
社名だけでは何を生業にしている会社なのか分からないケースでは、
業務内容や形態を明らかにすることもできます。

　「明日をもっとおいしく」（明治）
　「Inspire the Next」（日立製作所）
　「領域をこえ未来へ」（王子製紙）

　「女性だけの30分健康体操教室」（カーブス）
　「Link to Good Living」（ＬＩXＩＬ）
　「カガクでネガイをカナエル会社」（カネカ）

ショルダーコピーのすすめ

ロゴにスローガンやショルダーコピーを１行付すこと自体は
昔からあることで何ら目新しいことはありませんが、
比較的規模の大きな企業、
すなわち広告や広報物の出稿が多い企業が付けているケースが多いようです。
では、広告出稿どころか、数名しかいない会社では意味がないのか。
答は当然、NO！　名刺を配る機会が多い会社であれば、名刺にロゴを配し、
そこに１フレーズ加えるだけでいいのです。
自社サイトがあれば、そこにもロゴと１行をセットにして載せるだけです。
会社の中身をシンプルかつ真面目に伝えるも良し、
ユーモアを交えて未来像を伝えるも良し。
社名に人格・性格が与えられ、それが企業の顔（企業イメージ）になっていきます。

　●ブルーベリーを原料とした健康食品会社なら、
　　「ベリーベリー、グッドスマイル！」
　●プラセンタ原料を売りにした化粧品会社なら、
　　「あなた史上最高のハリのある毎日を」
　●美容・健康関連のセレクト商品を扱う通信販売会社なら、
　　「お手頃に、ずっと輝き続けるために」
　●介護用品専門チェーン店なら、
　　「あしたもお役に立つことだけに専念」
　●単身者専門の引越し業者なら、
　　「迅速ながらバカ丁寧」

１行加えるだけで、ビジュアル印象だけだったロゴは息をしはじめます。
そして見るものに、その中身が伝わりだすのです。

冒頭に添付した番組ロゴに付した１行は？

話は変わりますが、アテンションとして添付されているロゴは、
テレビ朝日系で毎週土曜日の朝９時３０分から放送されている番組の
ロゴ（当社制作／新聞広告やツール制作も担当）です。
2003年秋の放送開始から十数年続く長寿番組です。
http://www.tv-asahi.co.jp/syokusai/
この番組は、旬の食材１点にフォーカスし、
その食材に秘められた人類と食に関わる文化や歴史、生産者こだわりの手間ヒマなど、
食材に流れる時間を紐解いていく番組。
数多ある料理番組や地方名産紹介番組とは一線を画し好評を得ています。
この番組に私が付けた１行は、『食材ひとつに多彩なドラマ』。
言い得て妙、とばかり（自画自賛でスミマセン！）、この番組ロゴとショルダーコピーは今も変わらず（変えられることなく）使用されています。
お蔭さまで番組は１６年目に突入しました。よろしければ、一度番組をご覧ください。

さて、いかがですか。みなさんの社名や店名、商品名・・・さまざまなロゴに、
気のきいた１行を加えてみましょう。
ロゴが、会社が、商品が、きっと新しい輝きを放ってくれます！