業務アプリケーションの基本・選び方と活用メリットを解説
- [更新日]2022/06/17
- [公開日]2014/03/13
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目次
業務アプリケーションの基本・選び方と活用メリットを解説
業務アプリケーションとは、ある企業の業務をコンピュータで処理するために開発されたプログラム群のことを指します。
コンシューマーアプリケーションがユーザー目線でユーザーの興味を引くような機能を備え付けたり使っていて楽しいかなどを考えながら作られているように、最近では業務アプリケーションの開発にも同様にユーザーの目線に立った柔軟な発想が求められてきています。
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業務アプリケーションは大まかに2つに分けられます。
業務アプリケーションの種類はさまざまですが、いずれも業務効率化を目的として導入されることが多いです。
業務アプリケーションにはさまざまな種類があり、基幹系アプリケーションと情報系アプリケーションに大別できます。
上記6つの基幹系アプリケーションはほとんどの企業で導入しているため、使用した経験のある人も多いのではないでしょうか。
情報系アプリケーションは業務効率化を支援するものです。
ユーザーの要求に合わせてオリジナルに開発されるものもあれば、システム開発会社によって一般向けに開発されるものもあります。
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1. 業務アプリケーションとは
しかし、効率化を目指すとはいえ、ただ手動で行っている作業をシステム化すればよいわけではありません。業務アプリケーションの開発には、ユーザーの使いやすさを重視した柔軟な発想が求められます。例えば、スケジュール管理アプリのようなコンシューマーアプリケーションには、利用するユーザーの興味を引く機能や工夫が盛り込まれていますよね。それと同様に、最近ではユーザーの目線に立った使いやすい業務アプリケーションが求められるようになってきています。
ちなみに似た言葉に「業務システム」があります。同じ様な意味で使われることも多いですが、正確にはアプリケーションとシステムで意味が異なります。
アプリケーションはあくまで一つの目的を達成するために作られたソフトウェア。対して、システムはさまざまなアプリケーションを動かす仕組み全体を指します。
「業務システム」も「業務アプリケーション」も同じ意味合いで使われるシーンがほとんどですが、分けて使われる場合もあるので概念として知っておくとよいでしょう。
業務アプリケーションの例
基幹系アプリケーション
例えば、商品を製造している会社なら、生産管理システムが壊れると納期や工程管理ができませんよね。小売店であっても、販売管理システムが使えないとお店を開けません。「この機能が正常に回らないと経営に差し障りがでるもの」であるため、基幹系の名が付くわけです。
基幹系アプリケーションの6つを合わせてERP(Enterprise Resource Planning、統合基幹業務システム)と呼び、すべてを一元管理できるような統合システムも販売されています。
情報系アプリケーション
など
上記のようなものが業務系アプリケーションに入ります。
例えばグループウェアがなくても、直接やり取りできればチームで情報共有は可能です。やや不便ではありますが、仕事が止まることはないでしょう。このように「なくても仕事はできるが作業効率は落ちるもの」は情報系アプリケーションと呼ばれます。
このほか、次のような場合も業務アプリケーションに入ります。
- 請求書の発行に際して書類作成やPDF化を行うExcel
- 契約書作成で使用するWord
特定の作業を自動化するために組まれたExcelのマクロなどは、まさに業務アプリケーションと呼べるでしょう。
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2.業務アプリケーションの活用メリット
業務アプリケーションを活用するメリットは、業務の効率化と生産性の向上。具体的には「作業工数の削減」と「データ分析の効率化」です。
それぞれ詳しく解説します。
作業工数を削減できる
業務アプリケーションの導入は、無駄な作業を削減し、重要な業務へ注力できる環境を整えるのに役立ちます。
例えば、次のような見積書の社内処理で考えてみましょう。
- 【例】営業部門がExcelで見積書を作成し、PDF化して経理部門へ送る
- 経理部門は、受け取ったPDFの内容を会計・経理システムに入力する
上記のようなやり方では、各部門の担当者がそれぞれ同じ見積書のデータを入力する2度手間が発生していますよね。
ここで、営業部門が使っているExcelの代わりに会計・経理システムと連携できる見積書発行の業務アプリケーションを導入します。すると経理部門側は見積書の内容を改めて入力する必要がなくなり、1つの作業工数を削減できるわけです。
削減した工数を別の業務にあてられるうえ、人が手作業で入力する工程が削れるため、入力間違いなどの人為的ミスの削減にもつながります。
- 業務アプリケーションの導入効果が得やすいケース
-
- 単純作業だが人が行っている
- 業務の発生頻度が高い
- 業務アプリケーション導入でできるデータ分析例
-
- 名刺管理アプリケーションを導入し、担当していた社員が転勤や退職で部署を離れてもお客様の情報を蓄積・管理できるようにした
- レジ担当者が購入者の性別や予想年齢などを入力できるシステムを導入し、集まった情報を元に新商品の開発を行った
- 既存の業務アプリケーションの導入
- 独自の業務アプリケーションの開発
- 既存の業務アプリケーション導入がおすすめのケース
-
- 会計管理や在庫管理システム、情報共有ツールなど一般的な業務フローが確立している
- 業務アプリケーションの導入を急いでいる
- あまり予算をかけられない
- 既存の業務アプリケーション導入時の注意点
-
- 会社で使用しているパソコンやタブレットのバージョンで使用可能か
- ハッキング対策などのセキュリティ面は十分か
- 独自開発に向いているケース
-
- 業務フローに独自性が高く、既存のものが使えない
- すでに各部署でいくつかの業務アプリケーションを導入しており、それらを統合したい
- 似たような業務アプリケーションの開発経験があるか
- 担当者がシステム業界以外を経験しているか(事業会社の立場や環境などへの理解があるか)
- 依頼前に決めておく・準備しておくべき要素
-
- 使用目的
- 必要な機能
- 業務の改善ポイント(ユーザーの不満点)
- 開発にかけられる予算・時間
- 業務アプリケーションの使用感チェックポイント
-
- 業務の流れに沿ったボタン配置になっているか
- 表示は見やすいか
- 業務経験者なら説明を読まなくても使えるか
- 逆に無駄な作業を増やしていないか
- モバイル最適化された業務アプリケーションの要素
-
- アプリを立ち上げてすぐに目的の情報を得られる
- すぐに情報伝達が行える
- 細かい設定が用意されており、ユーザーが自分の好きなように変更できる
- モバイル端末でも使いやすいUIデザイン
- 会社の選び方がわからない
- 何社も問い合わせるのが面倒くさい
- そもそも依頼方法がわからない
- 予算内で対応できる会社を見つけたい
上記ケースに当てはまる場合は、業務アプリケーションの導入を検討してみてもよいのではないでしょうか?
データ分析ができる
社内に散らばっているデータを集約でき、データ分析がしやすくなる点も業務アプリケーションのメリットです。
上記のように、従来は個人の人脈や経験者の知見として扱われていた部分をデータ化しやすくなるため、将来のマーケティングに役立てられます。
1人が情報を抱え込むような過度な属人化も回避できるでしょう。
また、会社の規模が大きくなると、どうしても各部門の間での情報共有が難しくなるものです。「部門や部署のそれぞれで独自のシステムが使われており、連携ができない」というケースも少なくありません。
そこで全社共通の業務アプリケーションを導入すれば、連携が取りやすくなり、情報を1カ所に集約・共有できます。
3. 業務アプリケーションの導入方法
業務アプリケーションを導入したい場合、導入方法は大きく2つにわかれます。
既存の業務アプリケーションを使う
開発会社が一般向けに販売している業務アプリケーションを導入する方法です。
上記のような場合は、既存の業務アプリケーションの利用がおすすめです。自社のサーバーへ導入する「パッケージソフト」と、インターネット環境下で利用する「クラウド(SaaS)」があり、どちらも多種多様なアプリケーションが販売されています。
既存の業務アプリケーションのメリットは、パッケージ化されているためスピーディに導入でき、かつ独自開発よりもコストを抑えられる点です。
無料トライアル期間があるものも多いため、操作性の確認や比較もしやすくなります。
ただし、自社の環境に適しているか、使用したいシーンできちんと利用できるかはよく確認しましょう。
既存のアプリケーションはカスタマイズの余地が少ないため「いざ導入してみたら自社に合わなかった」「逆に業務効率が下がってしまった」ともなりかねません。実際に使用する社員のニーズをきちんと調査しておくことが大切です。
さらに、下記の点にも注意が必要です。
特に社員の個人情報を取り扱うような業務アプリケーションは、自社の個人情報保護方針に合致しているかも必ずチェックしましょう。
独自の業務アプリケーションを開発する
最適な業務アプリケーションが見つからない場合は、パッケージのものをカスタマイズするか、一から独自で開発する(フルスクラッチ開発)かになります。
既存のものを利用するよりコストと時間はかかりますが、理想に近い業務アプリケーションが導入できます。
ただし、独自開発する際は必ず複数社から見積もりを取得して、金額の妥当性を確認してください。
開発にかかるコストは青天井です。あれもこれもと機能を付け足すと、予想以上に開発費用が高額になってしまいます。
必要な機能を絞り、どの業務を効率化したいのかをまずは整理しましょう。その上で複数社に見積りを出せば「はじめてのアプリケーション開発で、開発費用の目安がまったくわからない」という担当者の方も、おおよその相場が把握できます。
また、業務アプリケーションはユーザー目線での使いやすさも重要です。実際に似たような業務を経験しないと分からない感覚的な部分も多々あります。
そのため、開発会社遷移のポイントとして下記を確認しておきましょう。
特に事業部経験者や一般企業出身者がいると、こちらのニーズを汲み取ってくれてスムーズに話が進む傾向にあります。選定の際の参考にしてください。
業務アプリケーションの導入といえども、既存のものを導入すべきか、自社独自で開発したほうがよいのかを決めるだけでも実際のところ一苦労です。
既存アプリケーションのほうが手っ取り早いと導入したものの、なかなか現場で使われなかったり、結局自社に合うようにカスタマイズを繰り返すと、独自開発を行ったほうがコストが抑えられたという場合もあります。
おすすめとしては、まずはやりたい・こうなったらいいなと思うことをできるだけ出し、そこから開発会社に相談しながら実現有無やコスト感、優先順位を決めながら機能の取捨選択をしていく方法です。
なかなか気軽に相談できるシステム開発パートナーがいないという場合は、リカイゼンをご利用いただければと思います。ご希望内容および企画段階から相談できる会社という条件をつけて、対応できる会社候補を無料紹介しておりますので、お気軽に「相談フォーム」からご連絡ください。
4. 業務アプリケーションの制作で重要なこと
業務アプリケーションを独自に制作する際は「どのようなアプリケーションを求めているか」の明確化が大前提です。
最初の段階であやふやな部分をいかに無くすかが、開発成功の鍵といえるでしょう。
その上で、業務アプリケーションの開発で特に重要になるポイントを紹介します。
スムーズに操作できるか
業務アプリケーションはお客様向けのものではありません。そのため、どうしても機能面に目がいき、UI(ユーザーインターフェイス)デザインは手を抜きがちになります。
しかし、業務アプリケーションこそ使いやすさが重要です。
社内の多数のユーザーが、毎日、高頻度で使用するため、スムーズな操作性は業務の効率化に直結します。
パソコンや端末の操作に不慣れなメンバーも使うことを想定し、操作しやすく、わかりやすいUIデザインを心がけましょう。
逆に、感覚的に使えないような難しいUIデザインでは「前のやり方のほうが早かった」「使いにくい」と捉えらえ、社内に浸透し難くなってしまいます。
特に見落としがちなのが、人為的なミスが発生したときの処理です。
「入力ミスがあると、すべて最初から再入力になる」ようなUIデザインでは、結果的に入力回数が増えてしまいますよね。せっかく優秀な機能をつけても、UIデザインで業務効率が下がってしまうと本末転倒です。
実際に使用予定のユーザーに確認してもらうなど、操作性のチェックは慎重に行いましょう。
さらに、業務アプリケーションの反応スピードも重要です。
コンシューマー向けのアプリでも、反応速度が遅いとそれだけで使い難く感じます。これは業務アプリケーションも同様です。
1回の操作自体は短時間でも、発生回数が多ければそれだけ無駄な待ち時間ができてしまいます。ユーザーの使用環境で処理や画面切り替えがスムーズにできるか、システムの対応スピードまできちんと確認しましょう。
モバイル最適化がされているか
操作性の他にもう一つ欠かせない要素が、業務アプリケーションのモバイル最適化です。モバイル最適化とは、タブレットやスマートフォンなどのモバイル端末でも使いやすいアプリケーションに整えることを指します。
最近では、外出先へタブレットやノートパソコンを携帯することも多くなりました。働き方改革でテレワークも推進されています。今後はますます、パソコンだけでなく、スマートフォンやタブレット端末での使用まで想定して開発すべきといえるでしょう。
では具体的にモバイル最適化された業務アプリケーションとはどのようなものでしょうか?
つまり、ユーザーがアプリケーションを使う時間をいかに効率的に過ごせるかを考えることが、今後求められる業務アプリケーションの制作において必要不可欠なのです。
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5. 業務アプリケーション開発が得意な開発会社5選
ここでは、業務アプリケーション開発が得意なシステム開発会社を5社紹介いたします。
exmilen合同会社
exmilen合同会社は東京都中央区に本社を置くITコンサルティング会社です。
主な事業内容としてITコンサルティング、システム開発、サービス企画・開発・運営などのサービスを提供しています。
全てのメンバーが業界水準以上(コンサルティングファームにおけるマネージャー以上)のベーススキルを持ち、かつ特定の領域に対する専門性を相互補完する形で少数精鋭の組織をコンセプトとしています。
この強みを活かした、広い守備範囲、高い品質とデリバリスピード、及び最適なコストを提供しています。
GIOテクノロジーズ
GIOテクノロジーズは東京都渋谷区に本社を置くシステム開発会社です。
主な事業内容としてweb系受託開発、web系技術提供などのサービスを提供しています。
特にWeb系受託開発ではWebアプリケーションやWebシステム、Web制作を中心に行っています。
優秀なWeb開発技術者を厳選した上で採用を行っているため、高難度の開発も対応可能です。
また、会社の方針のお客様の立場となり、お客様の気持ちをくみ取り、お客様が望んでいるモノを引き出す姿勢が多くのお客様に支持されています。
ビアチア合同会社
ビアチア合同会社は東京都中央区にあるシステム開発会社です。
主な事業内容として、ITコンサルティング、システム開発、webのマーケティング及びに制作などのサービスを提供しています。
特にシステム開発においては、運用を徹底的に考慮したシステム開発、複数のシステムを統合的に最適化するシステム開発、ツール制作を得意領域としています。
株式会社ウォーカー
株式会社ウォーカーは東京都文京区に本社を置くシステム開発会社です。
Webアプリケーション開発、システム開発、データ解析、ITコンサルティングなどを主な事業としてサービスを提供しています。
AI開発、コンサルテイングを軸に、webメディア、業務システムなど様々な領域で言語問わず、ソリューションを提供できてる点が特徴です。
実現可能性に関わらずお客様のすべての要望に対して「最も効果的な解決策」を提示出来る点が大きな魅力です。
6. 業務アプリケーションのまとめ
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