ムーバブルタイプ(Movable Type)はどんなCMSなのか?ワードプレスの違いも解説
- [更新日]2024/07/12
- [公開日]2021/12/23
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目次
ムーバブルタイプ(Movable Type)はどんなCMSなのか?ワードプレスの違いも解説
新しくWebサイトを立ち上げようとしているとき、CMS選びに苦労していませんか?専門知識をもっていないと、各CMSの違いも把握しにくいかもしれません。
そこで今回は、「ムーバブルタイプ(Movable Type)」というCMSにフォーカスして、特徴やメリット・デメリットを解説します。ワードプレスとの違いも解説しているので、どちらにしようか悩んでいる人もチェックしてみてください。
また、最後は利用料金について解説しているため、「CMS選びに失敗したくない」「予算・目的に合うCMSを使いたい」といった人も確認しておきましょう。
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1. ムーバブルタイプ(Movable Type)とは?
ムーバブルタイプ(Movable Type)とは、シックスアパート株式会社の提供しているCMSです。Webサイトの制作・管理・運用に必要な機能が、一通りそろっています。制作可能なWebサイトのジャンルは、以下の3種です。
- <ムーバブルタイプで制作できるWebサイト>
-
- ブログ記事タイプ(更新頻度の高いサイト向け)
- Webページタイプ(会社案内や地図などの管理向け)
- コンテンツタイプ(ニュースや店舗情報など、コンテンツ数が多いサイト向け)
編集画面は直観的に操作できるため、あまり知識をもたない人でも、目的に沿ったWebページ制作が行えます。
ワードプレス(WordPress)との違いは?
ワードプレス(WordPress)との違いは、料金や拡張性、サポートの有無などがあります。具体的にどのような違いがあるのか、項目別に見ていきましょう。
項目 | ムーバブルタイプ | ワードプレス |
---|---|---|
料金 | 有料(個人利用の場合は無償ライセンスあり) | 無料(プラグインやテーマなどは一部有料) |
拡張性 | 低い(プラグインは数百種) | 高い(プラグインは55,000種以上) |
サポートの有無 | あり(メーカーサポートが受けられる) | なし(ヘルプやフォーマルサイト) |
1アカウントでの複数サイト制作の可否 | 可能(制限なし) | 可能(マルチサイト機能) |
ユーザーへの権限付与 | サイト単位での権限付与 | タスク単位での権限付与(投稿の編集やプラグイン管理など) |
HTMLの出力方法 | 静的 | 動的(プラグインで静的にすることも可) |
ワードプレスは拡張性の高さから自由度が高い反面、メーカーサポートなどがありません。一方、ムーバブルタイプは、メーカーサポートやマニュアル、問い合わせ窓口などが設けられています。
Webサイト制作が初めての人にとっては、ムーバブルタイプの方が利用しやすいでしょう。
2. ムーバブルタイプの3つのメリット
ムーバブルタイプには、Webサイト制作・管理におけるメリットが3つあります。
➀表示速度が速い閲覧環境を提供できる
ムーバブルタイプは、ユーザーに対して、サイト表示の速い閲覧環境が提供できます。ムーバブルタイプで制作するWebサイトは、HTMLの出力を静的(スタティックHTML)に行います。
- スタティックHTMLとは
-
- 事前に用意しておいたHTMLファイルを、サーバーからユーザーのブラウザへ送信する
- HTMLファイルをその都度作成していないため、ページの表示が早い
- ユーザーごとに表示内容が変わらない
- アクセスが集中しても、その負荷に耐えやすい
スタティックHTMLはサーバー側で余分なアクションが行われないため、アクセスが集中しても負荷に耐えやすくなっています。さらに、ムーバブルタイプでは高負荷対策も行われているので、負荷に強いサイト作りをしたい人におすすめです。
また、ムーバブルタイプは管理画面のパス設定や、アクセス可能なIPアドレスの制限などもできます。サイトの権限設定も細かくできるので、セキュリティ対策が行いやすいのもメリットです。
②メーカーによる公式サポートが受けられる
ムーバブルタイプでは、メーカーによる公式サポートが受けられるため、Web制作が初めての人でも安心してCMSが利用できます。
ソフトの種類 | サポートについて |
---|---|
ソフトウェア版 |
・ライセンス契約後、1年間のサポート ・メンテナンス更新により、1年単位でサポートを更新できる |
クラウド版 |
・どのプランでもテクニカルサポートが利用料金に含まれる ・契約期間中はサポートを受け続けられる |
- <サポート対象>
-
- 管理画面の操作や設定
- 設定ファイル
- インストール、アップグレード
- エラー、動作不良
- 公開されたブログの閲覧
- マニュアル、製品
- タグ言語(ムーバブルタイプで使うMTタグ)
- ダウンロードや購入
- サポートの不明点
- <メーカーへの問い合わせに関して>
-
- 標準サポートの場合はメールでの問い合わせが可能
- 対応日:月~金曜日
- 対応時間:10:00~17:00
また、製品購入時には無料トライアルや資料請求もできるため、手厚いサポートを受けたい場合は、ムーバブルタイプを検討してみましょう。
③複数のブログやサイトが管理しやすい
ムーバブルタイプは、1つのアカウントで複数のブログやサイトなどを管理できます。ムーバブルタイプでは、1つのアカウントから複数のWebサイトを制作可能です。
自分のアカウントにログイン後、ダッシュボードに制作したブログやサイトが、一覧で表示されます。各Webサイトの作成ページにはダッシュボードからアクセスできるため、手軽に管理しやすいことがメリットです。
ただし、複数サイトの制作には条件があるので、注意しましょう。
- <複数サイトを制作する際の注意点>
-
- 無料プラン(個人利用向け)では複数サイトを管理できない
- 契約はWebサイトごとに行う(1ライセンス、1Webサイト、1ドメイン)
3. ムーバブルタイプの3つのデメリット
ムーバブルタイプのデメリットを3つ解説するので、自分の目的や使い方に合っているか、確認しましょう。
➀CMSの操作性が高くない
ムーバブルタイプは、管理画面などでの作業が遅くなる可能性があり、操作性は高くありません。ムーバブルタイプで制作するWebサイトはスタティックHTMLにより、あらかじめ完成されたページをブラウザに出力します。
そのため、サイトの規模が大きく、扱うデータ量も多くなると、記事の投稿や公開などの作業が遅く感じる可能性があります。
②プラグインが少ない
ムーバブルタイプで利用できるプラグインは数が少なく、ワードプレスなどと比較すると自由度が高くありません。「ワードプレス(WordPress)との違いは?」にもあったように、ワードプレスのプラグインが55,000種以上なのに対し、ムーバブルタイプは数百種ほどです。
さらに、有料のプラグインが多いため、個人での利用には、ハードルが高いかもしれません。
③利用シェアが低く情報が少ない
ムーバブルタイプは利用シェア率が決して高くないため、Web上での情報が少ないこともデメリットです。シックスアパート株式会社の調査によるシェア率を見てみましょう。
- <ムーバブルタイプのシェア率>
-
- 日経平均株価構成銘柄(225社):54%
- 東証一部上場企業(2,171社):35%
- 国内の大学(799校):43%
大学や東証一部上場企業においては、シェア率50%を下回る状態です。また、ムーバブルタイプはオープンソースではありません。国内外において関わるITエンジニアが少ないため、Web上の情報も限られています。
ただし、ムーバブルタイプでは、メーカー側がマニュアルを提供しています。サポートも充実しており、トラブルや疑問を解決できる手段はあるので、安心してください。
4. ムーバブルタイプの利用料金
ムーバブルタイプの利用料金を、プラン別に見ていきましょう。
項目 | ライト | スタンダード | プロ | アドバンス50 | アドバンス100 | アドバンス250 |
---|---|---|---|---|---|---|
利用料金 | 2,750円 | 4,950円 | 8,250円 | 16,500円 | 33,000円 | 82,500円 |
管理ユーザー数 | 5 | 10 | 25 | 50 | 100 | 250 |
容量 | 5GB | 10GB | 25GB | 50GB | 100GB | 250GB |
プランによって、容量や管理できるユーザー数なども異なります。予算やWebサイトの規模に合わせて、目的に沿ったプランを選びましょう。
5. まとめ
ムーバブルタイプはWebサイト制作に必要な機能が一通りそろった、国内メーカー産のCMSです。ブログはもちろん、会社案内や店舗情報など、さまざまな目的に合わせたWebサイトを制作できます。
実際にライセンス契約する際は、メリット・デメリットが制作予定のWebサイトとマッチしているか、確認しておきましょう。
- <ムーバブルタイプのメリット>
-
- 表示速度が速い閲覧環境を提供できる
- メーカーによる公式サポートが受けられる
- 複数のブログやサイトが管理しやすい
- <ムーバブルタイプのデメリット>
-
- CMSの操作性が高くない
- プラグインが少ない
- 利用シェアが低く情報が少ない
また、サイトの規模が大きく、制作・管理・運用などへの知識が不足している場合は、専門の制作会社へ依頼することも、ひとつの方法です。
制作会社によって費用やサービスは異なるため、ビジネスマッチングサービスリカイゼンで、予算・目的にあった会社を選んでみましょう。希望にそった内容で、見積もり相談も可能です。手間をかけたくない場合は、お気軽にご相談ください。
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