【イベントレポート】11月14日(木)開催『日本企業は、どうやったら変われるのか?富士通をDXする「フジトラ」の実践事例に学ぶ、変革のリアル』
- [更新日]2024/12/03
- [公開日]2024/12/03
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目次
【イベントレポート】11月14日(木)開催『日本企業は、どうやったら変われるのか?富士通をDXする「フジトラ」の実践事例に学ぶ、変革のリアル』
リトライブ株式会社は、コーポレートフィロソフィーである「ビジネスに出会いを、リトライブはサステナブルな仲間をつくります」のもと、同じ目的を共有する仲間・チームづくりのためのコミュニティサービス「BeaTRIBES(ビートライブ)」の運営を行っています。 コミュニティ形成の一環として、Techトレンドの学びの場であるオフライン型自社イベント「BeaTRIBES HuB(ビートライブ ハブ)」を定期開催しています。 第5回目の開催となる今回は「DX」をテーマに、富士通内外でのDX推進において、数々の課題に対し、挑戦と成果を体験しながら、デジタル変革を牽引されている富士通株式会社 執行役員 EVP CDXO (兼)CIOの福田 譲氏をお迎えし、企業規模を問わず実践できるDXの具体的な取り組み事例についてお話をいただきました。
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03-6427-5422 福田氏は、急速に変化するデジタル時代において、企業がどのように再定義し、競争力を高めるべきかについて、実践に裏付けられた洞察を共有。企業改革に取り組む参加者にとって、多くの学びと行動のヒントを得られる場となりました。 以下では、セミナーの主要なトピックをご紹介します。 福田氏は、DXを単なる技術導入にとどまらず、企業が存在意義(パーパス)を再定義し、新たな競争ルールを創出する包括的な変革と位置づけました。富士通では「社会課題×テクノロジー」を軸に、「イノベーションによって社会に信頼をもたらし、世界をより持続可能にしていくこと」をパーパスに掲げ、事業ポートフォリオの見直しやグローバル共通システムの導入など、大胆な改革を進めています。その象徴となる新たな事業モデル「富士通Uvance」は、注力分野に絞り込みながらも社会課題解決を目指す点で注目を集めています。 この変革は、技術開発の選択と集中、パートナーシップの拡大、社内外の対話を通じて進められています。これまで顧客としてお仕事をされてきた企業様とも、事業パートナーとして協業するクロスインダストリーの取り組みも特徴的です。 社員が自ら手を挙げて難易度の高い仕事に挑戦できる「ポスティング制度」を紹介。職務難易度による格付けに基づいた給与体系は実力主義を推進し、挑戦意欲を喚起しています。過去3年間で27,000人が挑戦し、7,500名以上がポスティングに合格し、異動、ないし昇進したとのこと。異動が叶わなかった社員は勉強に励むなど、この仕組みが社員の主体性を育み、スキルアップを加速させています。 正解が明確な場面ではPDCAを、正解が未知の課題には迅速な仮説・試行を素早く繰り返すOODAループを活用する「両利きの経営」を提案。全社員にデザイン思考を学ばせ、自律的に判断・行動する企業文化を形成しています。 富士通は、8割の社員が利用する社内SNSを通じて部署や国を越えたコラボレーションを実現。双方向イベントや「大人の部活動」により、社員が自由に声を上げ、行動できる場を整備しています。また、AIを活用して社員の意見を迅速に集約し、施策へ反映。特に翻訳機能を活用した海外社員との連携は、グローバル企業としての価値を高めています。 福田氏は「日本企業特有の経路依存性」の克服が必須だと語りました。終身雇用や新卒一括採用など過去の成功法則に縛られることなく、人事制度や評価基準を大幅に刷新。社員全員を巻き込み、持続可能な変革を推進しています。その核となるのは、パーパスに基づく行動様式の確立とフォロワーシップの育成です。 福田氏は、組織改革のエンジンとして「パーパスドリブン」の重要性を強調しました。自らの在り方を明確化し、社員が主体的に行動する文化が変革を支えるといいます。また、組織の3割が変われば全体が変わるという仮説の下、デジタル、AI、デザイン思考を駆使して次世代に適応する体制を整えています。 福田氏の語りは、DXを取り巻く現実的な課題とその克服に向けた実践的な取り組みを余すところなく共有するものでした。組織の未来を切り拓くための具体例や新たな発想が多く盛り込まれ、参加者からは「自社の在り方を見直す機会になった」「自社でも取り入れられるヒントを多く得た」といった好評の声が寄せられました。 セミナーセクション終了後は、登壇者と聴講者を交えての交流会を実施いたしました。各セクションで出てきたテーマを掘り下げたり、事業連携について対話を行ったりとイベントの終了時まで多くの方々にご参加いただきました。 この交流会をきっかけに、参加者の方々から「後日ビジネスの打ち合わせの約束をした」、「協業やアライアンスなどの相談ができるパートナーが見つかった」などの声もいただき、ビジネスのステップに繋がる出会いの場としてもご活用いただいております。 リトライブ株式会社では、今後も定期的にビジネスにおける新たな学びと新たな出会いを創出するリアルイベントの開催を行っていきます。 ご登壇や取材、会場提供などのご連絡、また次回開催イベントに関するご案内のご希望は、info@retribes.co.jpまでご連絡をいただけますと幸いです。
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セミナーレポート:「日本企業は、どうやったら変われるのか?富士通をDXする「フジトラ」の実践事例に学ぶ、変革のリアル」
1. DXとは時代に即したビジネスの「再定義」であり「変革」の起点
2. 組織を動かすための具体策
ポスティング制度:キャリアと報酬の透明化
カルチャー変革:両利きの経営
3. デジタルの力で壁を越える
社内SNSとAIでコミュニケーション改革
4. 経路依存性を打破する全社的取り組み
5. 次世代へのヒント:行動様式の転換とパーパス
セミナーの魅力:リアルな視点で描かれる変革の未来
交流会・懇親会
まとめ
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