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AIが私達の仕事を奪うのか?|本当のところと今後のAIとの関わり方

目次

AIが私達の仕事を奪うのか?|本当のところと今後のAIとの関わり方

昨今、AI技術の発展によって私達の生活は急激に変化しています。
そんな中、巷では「AIが仕事を奪う」という話をよく耳にします。

当然、「今の仕事は大丈夫なのか」こういった心配も出てくることでしょう。

実際、メディアや論文などで騒がれている未来予測については様々な意見があるため、一概に「これが正解」とは言えないのが事実です。

そういった中でも正しい知識を得て、事前に準備をすることでたとえどんな未来が来ても対応することが出来るでしょう。

今回は、なぜ「AIが仕事を奪う」と言われているのか、今後、求められる職種の変化、そのための対策などを解説していきます。

▼AIについての詳しい解説はこちら

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なぜAIが仕事を奪うと言われているのか

なぜ現代では「AIが仕事を奪う」と言われているのか、その理由の背景には、著名な研究機関が発表した研究結果に秘密がありそうです。

オックスフォード大学

2014年、オックスフォード大学の准教授であるオズボーン博士が発表した「The Future Of Employment(雇用の未来)」この論文から「AIが仕事を奪う」議論が始まりました。

この論文ではアメリカ労働省が指定した703の職業を社会性、クリエイティビティ、知覚、細かい動きなどの項目ごとに分析をし、「20年後の将来に47%の仕事はなくなる」と予測しました。

野村総合研究所

2015年には、野村総合研究所が先述のオックスフォード大学のオズボーン博士との共同研究により、「野村総合研究所 日本の労働人口の49%が人工知能やロボット等で代替可能に ~601種の職業ごとに、コンピューター技術による代替確率を試算~」を発表しました。

この研究では、国内の労働政策研究・研修機構が公表している601の職業に関して、先述の 米国及び英国を対象に実施した分析手法と同様の手法を行った。

その結果、「10~20年後に、日本の労働人口の約49%が就いている職業について、技術的には人工知能やロボット等で代替可能になる可能性が高い」と推計されました。

この2つの研究結果はテクノロジー全盛の現代において大きな問題提起になりました。
実際に研究結果発表以降、メディアや著名なインフルエンサーがこういった話題を取り上げるケースが増え、「AIが仕事を奪う」可能性があるという認識が一般化していったようです。

AIによって代替される職種、代替されない職種

実際にどういった職業が代替可能性が高く、逆に代替可能性が低いのはどのようなものなのでしょうか。
次の表は、可能性が高い職種、低い職種をまとめた表になります。

AIで可能性が高い職種

参考:野村総合研究所 日本の労働人口の49%が人工知能やロボット等で代替可能に ~601種の職業ごとに、コンピューター技術による代替確率を試算~

AIで可能性が低い職種

参考:野村総合研究所 日本の労働人口の49%が人工知能やロボット等で代替可能に ~601種の職業ごとに、コンピューター技術による代替確率を試算~


傾向を見ると、受付や事務、タクシー運転手などいわゆる「単純作業」に近い職業が代替される可能性が高いということが見て取れます。

一方、経営コンサルタントやグラフィックマネージャー、スタイリストなど比較的、専門性の高い職種かつ対話でのコミュニケーションが必要とされる職種は、代替可能性が低いことがわかります。

AIによって生まれる仕事

さて、ここまでどちらかというと悲観的な話をしてきましたが、AIによって仕事がなくなるだけではありません。

AIの普及によって、新たな社会インフラが構築され、それに伴って創出される仕事も多数あります。

この章ではアメリカの多国籍企業であるコグニサント社のレポートである「21 jobs of the Future: A Guide to Getting」を参考にしながらAIによって生まれる仕事を紹介いたします。

Data Detective/データ探偵

AIが得意とする統計や分析を活かし、更にブラッシュアップしたアイデアを出す仕事です。

AI Business Development Manager/AI 事業開発責任者

事業においてAIにまつわるタスクは増大していくことが予想されます。
その上で、サービス管理、営業戦略、PL設計などAIにおける様々な管理をする責任者が必要になります。

Chief Trust Officer(CTO)

昨今、企業が様々な事業に取り組む中で取り巻くステークホルダーは増え続けています。
そういった中、倫理的な側面からの意思決定を下す役割が必要になります。
また、実務において倫理的な問題がないことを担保することが主な任務になります。

また、世界的な大企業であるセールスフォースは他者に先駆けて2012年にCTOを社内に据えたことで有名です。
【Dreamforce 2012】セールスフォースが最も価値を置くもの~”CTO”のパトリック・ヘイム氏に聞く

Walker/Talker/散歩・会話の相手

今後、世界的に高齢化が進む中で、高齢者のコミュニケーション不足解消のために良き相談相手となる人員を提供するサービスが必要となります。

また、AIやロボットの普及により、人との関わりが希薄化することが懸念されており、非常に重要な仕事です。

上記で挙げた職種以外にも今後、AIの普及によって様々な職種が増えることが予想されます。

今後、私達はどの様にAIと関わっていくべきなのか?

AIによって失われる仕事がある一方で、新たにAIによって生まれる仕事も多く存在します。
私達はこのような急変革の時代においてどういったスタンスでAIと関わっていくべきなのでしょうか。

AIは人間を拡張させる

「AIは仕事を奪う」、「AIが人間を滅ぼす日がやってくるかもしれない(シンギュラリティ)」このような議論は「AIvs人間」という構図の上で成り立っています。
しかしながら、AIは本来、私達がより良い生活を送るために開発された技術であり、私達の生活を脅かす目的で作られていません。

AIは人間の能力を拡張するもの

こういった考え方があります。
AIは人間の知的、身体的な能力の限界を引き上げる事ができるという見方です。

例えば、企業における電話対応をAIに代替することで、従業員はよりクリエイティブな仕事をすることが出来ます。
他にも、翻訳を出来るAIの活用が進むことで、生まれた国にとらわれないコミュニケーションが当たり前にできるようになれば、人間の言語機能が拡張されたと捉える事ができます。

世界的な会計ファームであるEYは、公式サイトで

「産業革命では人間の歩く能力を拡張され、より速く遠くへ移動できるようになりましたが、次の革命は、人間とテクノロジーを融合させることで、私達の知能を拡張します。」
参考:「AIの役割が人間の能力を拡張に重点を置かれる現在、企業は何を目指すべきか」 このように声明を出しています。

今後、AIとの関わりの中で重要なことは、未来に対して不安に思うことではなく、
現在、AIをどういう形で利用できるのか」 この様に考えることが重要なのではないでしょうか。

まとめ

いかがだったでしょうか。
今回は「AIは仕事を奪うのか」この議題について、著名な研究機関の調査結果を基に解説させて頂きました。
私達の今後の生活においてAIは大きく関わっていくからこそ、未来について不安に思うだけではなく、正しい知識を持って上手に付き合っていくことが重要になります。

最後までお読み頂いてありがとうございました。

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この記事の監修
リカイゼン サポートデスク 
吉田・新町
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