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データベース構築の基本と失敗しない外注先選び

目次

データベース構築の基本と失敗しない外注先選び

本記事では、データベース構築の基本的な流れと合わせて、データベースの種類、そしてデータベース構築の外注先選びについてまとめました。

最近では、ちょっとしたWEBサイト制作をする際にもデータベースに紐づくサイト構成が増えています。その際、データベース構築を開発会社へ外注するかどうかなども議題に挙がることがあります。

すぐに使えるデータベース構築の知識でサイト制作やシステム開発に役立てましょう。

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1. データベース構築の流れ

データベースは、ある一定の形式に当てはまるデータを複数集め整理した情報の集合を表します。特に、コンピュータで管理するデータのことをデータベースと呼ぶことが多いです。

単なる情報群ではなく、必要に応じて取り出せるように整理されているため企業で利用する際に非常に便利です。近年ではどの企業も多くのデータを活用することが増えており、データベースも依然と比べると大きくなっている傾向にあります。

コンピュータでデータベースを管理することをDBMS(Database Management System)と言います。紙の上での管理では、電話帳や住所録なども、一つの立派なデータベースとして考えられます。 データベース構築の基本的な流れは下記の通りになります。

① データ項目調査、分析

データベース化したいデータ項目の整理を行います。紙でしかないのか、それともエクセル等で管理しているかによって、データベース化への手間は変わってきます。

紙でしか情報がない場合、まずはエクセル等へデータ入力から始まります。スタッフに指示を行い、手入力をする必要があるため、ある程度の労力や時間を見込んでおく必要があるので注意すべきです。ミスがあると、データベースが上手く活用できなくなるので入念なチェックのもとで行いましょう。

データベース化するにあたり、どのようなテーブル構成にするか、テーブルにはどのような項目を設定するか、また文字列なのか数値なのかを決めます。

② データベースの設計、開発

項目の調査、分析したデータをもとに、パソコンでどのように処理させるかを確認し、テーブル作成を行ってそれぞれのテーブルへ項目を設定します。この段階で設定をミスしてしまうと、呼び出したいデータを正常に呼び出せなくなるので注意が必要です。

テーブルや項目の配置などを十分に確認した上で慎重に作業を進めていきましょう。複数人で確認するなど万全な体制を作ることが重要です。

③ 確認、テスト

実際にデータをインポートして取り込みができるかどうかの確認指示文でデータ抽出が正常にできるかを確認します。この部分がデータベースの確認における最終段階となり、より一層慎重になることが重要です。

テスト段階でもし異常があった場合は原因を突き止め、解決するために再度調整を行いましょう。正確なデータベースを作成するためにも穴が無いように意識することが求められます。

④ データベースの保守

完成したデータベースに関する利用状況の確認、トラブル処理、安全に運用できるように保守を行います。

システムダウンしてデータベースが使えなくなる際の対処法、マニュアルや注意書きの作成なども保守業務の1つです。データベースを安全に活用するためにも万が一のために備えて定期的なバックアップを図るなど十分な対応を行いましょう。

2. データベース構築を行うメリット

データベースを使ってデータ管理を行うメリットは様々です。大量のデータを管理できたり、必要なデータを簡単に呼び出せたりと実務に役立つメリットが複数存在します。

それぞれのメリットを理解することで、データベース構築を行うイメージがさらにしやすくなるでしょう。ここからはそれぞれのメリットについてご紹介するので、データベース構築を行う際のご参考にしてください。

大量のデータをまとめて管理できる

例えば、年賀はがき等を取引先へ送る場合、取引先データが数千件、数万件になることもあるでしょう。そのようなデータを一つのデータベースで管理できると、住所変更や部署異動による宛先修正など、まとめて管理することができます。

関連する情報をまとめて集約できるので、データを確認する際の効率を向上させる際に最適です。自社の大切な情報を素早く確認できるだけではなく、一定の形で保存可能なため企業のリスクマネジメントとしても役立ちます。

必要なデータを簡単に探せる

データベースは、キーワードの検索性にも優れています。データベースは大量のデータが保存されている場所になりますが、条件を指定して検索できるようにできるので自分の求める情報をすぐに調べることが可能です。多くのデータがある会社はデータベースを構築することで業務効率を改善できます。

キーワードの完全一致での検索、曖昧なキーワードの検索、どちらでも検索することができます。どの項目のどのワードで検索したいかというのがわかるだけで、瞬時に必要データを見つけることができるのです。

編集を容易にできる

例えば顧客データの場合、電話番号の変更や住所変更などを行う必要がある場合、データを修正して保存するだけです。とても簡単に編集することができます。

オンライン上で管理することから複数人で編集を行い管理することも可能なため、効率を重視して作業できるでしょう。また、編集内容がリアルタイムで反映されることから利便性の面においても優れています。

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3. 代表的なデータベースの例

データベースは、専用ソフトを使用して構築します。専用ソフトごとに特徴やメリットが異なるため、把握しておくことで自社に最適な専用ソフトを見つけることが可能です。得意領域も変わるため、入念にチェックした上で選定することが求められます。

一般的によく使われている代表的なデータベースを紹介します。

MySQL(マイエスキューエル)

オープンソースのデータベースで、世の中のWEBサイトでは世界で最も有名かもしれません。基本的には無料で入手できることと、多くのクラウドレンタルサーバで使用できるようになっていますので、市場のシェア率も高いです。

Webとの親和性も優れていることからシンプルで使いやすくどの企業にとっても導入しやすいのが大きなメリットとなっています。なるべくコストをかけずに使いやすい専用ソフトが欲しいという場合はMySQLの導入がおすすめです。

Oracle(オラクル)

オラクル社が開発している主に大規模システム向けのデータベースになります。大手企業が導入することが多く、金額も高額ですが規模によって異なります。機能、作業速度ともに定評があり、使いこなすために専門知識が必要になります。

もし、中小企業で簡単なデータベースを作る場合であれば、MySQLやMS Accessの方が向いている可能性があります。自社の企業規模や作るデータベースの内容を想定した上で、導入するかどうか慎重に検討しましょう。

MS Access(マイクロソフトアクセス)

Accessは、マイクロソフト社が開発している小規模システム向けのデータベースになります。マイクロソフト製品の一つになり、他のオフィス製品との連携が容易で、データベース構築、管理はしやすいです。

自社で積極的にExcelやWordを活用しているという場合に向いています。データベース構築、管理も容易なので自社にリソースが不足している際にも役立つでしょう。簡単なデータベースを作成したいという場合に最適な専用ソフトです。

PostgreSQL(ポストグレエスキューエル)

MySQLと同様でオープンソースのデータベースになります。名称は略されて「ポスグレ」と言われていることが多いです。基本的に大規模システムのデータベースとしても使えるようになっていることもあり、人気の専用ソフトです。

大規模システムのデータベースを組める上に、利用料がかからないため、企業規模が大きい会社にも向いています。他のオープンソフトウェアとの連携も可能になっており、自由度が高いのも強みです。企業によるサポートも充実しているため、安心して使えるのもメリットとなっています。

MS SQL Server(マイクロソフトエスキューエルサーバー)

マイクロソフト社が開発している大規模システム向けのデータベースです。Windows環境で動かすのに信頼度が高いですが、最近ではWEBサイトのデータベースとして選ばれるケースも増えています。高機能な分、高額になります。

Windows OSとの相性も抜群で、操作性も非常にシンプルなことから初めて本格的にデータベースを導入する際にも向いています。データベース市場においても高いシェアを誇っており、今後も人気の高い専用ソフトであることが見込まれています。

File Maker(ファイルメーカー)

ファイルメーカー社が開発しているパソコンベースのデータベースになります。MacOS、WindowsのどちらのOSでも利用できるのが特徴です。操作性が非常にシンプルで、データベースを初めて導入する場合でも安心して活用することができます。

また、関数やスクリプトを駆使することで自社に合わせた開発が容易にできることも強みです。他社のツールとの連携も可能なので使いやすいツールを求める企業に向いています。

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4. データベース構築の外注先の見極め方

自社でのデータベース構築が難しそうという場合は他社に外注するのも1つの手段です。ただ、外注する場合はデータベースエンジニアがいる会社に依頼する、設計スキルを確認することが大切です。

データベースエンジニアがいる会社に依頼する

システム開発会社とひとくくりに見ると分かりづらい点もあるかもしれません。大まかに分けるとエンジニアにはアプリケーションやプログラムを作るシステムエンジニアと、データベース構築を得意とするデータベースエンジニアがいます。

そこで、データベースの構築を外注する場合、データベースエンジニアに外注をしましょう。データベースエンジニアは、データベース操作言語であるSQLを使用し、構築に長けています。システムエンジニアよりもノウハウに優れているため、より自社の要望を達成しやすくなるでしょう。

設計スキルを見る

データベースは、クラウド化が進み、GUIなどにて操作がしやすくなっている範囲もあります。一方で根本となるデータベースの設計スキルが重要です。データベースの構築は処理速度やレスポンスに大きく関わります。

大量にあるデータをどのように仕分け、格納し、より早く検索できる状態にするかなどのテーブル設計、正規化、キー設計ができるかがポイントとなります。そのため、外注企業を選ぶ際は設計スキルを確認した上で検討しましょう。

開発会社の得意分野を知る

設計スキルと合わせて、もし使用したいデータベースが決まっているのであれば、その実績を見て対応範囲・得意範囲を見ておく必要があります。FileMakerなどは専門的に行っている会社もあるので、依頼先の特徴を見ておくことが大切です。

自社の課題と開発会社の得意分野を照らし合わせて比較検討すると、おのずと自社に合った企業を選出しやすくなります。1つの検討基準として覚えておきましょう。

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5.データベース構築の外注の進め方

データベース構築は、システム開発会社が対応することが多いため、WEBサイト制作の際には制作会社からシステム開発会社へ依頼をしてデータベース構築をするケースが多いです。

そこで、データベース構築における外注先選びで注意した方が良いポイントを紹介します。

担当窓口のコミュニケーション力を確認

データベース構築を進める際、開発会社とは細かい調整や確認をすることになります。その際に、コミュニケーションが取れないと意味がありません。担当窓口のなる予定の方を紹介してもらい、事前にコミュニケーション力を確認しておく必要があります。

もし、担当窓口を紹介してもらえない開発会社であれば、その時点で無しにしても良いのはないでしょうか。

見積り提案書の比較を行う

見積額はもちろんのこと、複数社での会社比較を行ってから発注先を決めた方が良いです。尚、費用比較のみで決めて、あとからトラブルに発展してしまったということはよく耳にします。

必要な内容が盛り込まれているか無駄な内容が含まれていないかなど確認が必要です。面倒がらずに複数社から話を聞き、しっかりと会社選定を行ったのち、発注先を確定しましょう。

提案力の確認

データベース構築を行う開発会社は多くありますので、今回依頼したいデータベース構築案件に対して、どのような構築提案をしてもらえるかというのを見極めるというのは大事でしょう。

提案力が高いと自社では気づけなかった部分に対してもアドバイスがもらえるので、1つの検討ポイントとして覚えておくことが大切です。

発注・契約

契約はしっかりと契約書にて結ぶことが大切です。お互いで契約に関して漏れがないかどうか確認した上で承認を行う必要があります。

契約書があれば何かトラブルがあった際の対応もスムーズになるので、必ず契約書を結んだ上で慎重に検討しましょう。

6.まとめ

データベース構築の流れ、メリット、種類、外注先の選び方について紹介してきました。
DXというキーワードも広まる中、企業が持つデータは業務遂行だけでなく、意思決定の判断材料として使われたり、データの価値は高まっています。

データの利活用を行うためにも、データの活用方法なども踏まえ、データベース構築はしっかりと相談できる会社に依頼しましょう。

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この記事の監修
リカイゼン サポートデスク 
吉田・新町
BtoBマッチングサービスであるリカイゼンにおいて、発注企業からのご相談のヒアリング、企業選定のフォローなどを行う部門の担当です。出展企業であるシステム開発やWEB制作、クリエイティブ制作会社ともコミュニケーションを取りながら、年間数百件の受発注のサポートを行っています。

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