経営戦略と情報化戦略との関係、および情報化戦略と個別システムとの関係について

経営戦略と情報化戦略との関係、および情報化戦略と個別システムとの関係について

情報化戦略

情報化戦略は、経営戦略のサブ戦略の一つです。 つまり、まず企業などの経営戦略が幹として存在し、その枝としてマーケティング戦略や財務戦略、新製品戦略、そして情報化戦略などが派生していきます。 ですから、情報化戦略は経営戦略に基づいて策定されなくてはなりません。なぜなら、情報化戦略だけを追求したのでは部分最適化になってしまうからです。

IT活動傾向

ところが、ＩＴの活用は経営に大きな影響を与えるので、ＩＴ活用動向を常にウォッチして、経営戦略に反映させることも重要です。つまり、情報化戦略が、経営戦略に影響され、経営戦略が再構築される場合もあると言えるでしょう。

情報化戦略の関係性

また、情報化戦略の下にさらに枝分かれしている、ハードの整備や業務手順の見直し、さらに販売システムや生産システム、さらに人事システム、会計システムなどの、個別システム計画と情報化戦略の関係も、経営戦略と情報化戦略との関係と同じように、個々の情報システムは情報化戦略に従って構築され運用される必要があります。

まとめ

つまり図で表すと、一番上に経営戦略があり、その下に情報化戦略そして、さらにその下に個別システム計画が存在するというピラミッド型の構造になります。実際に描いてみるとより分かりやすいでしょう。