表計算だけじゃない！エクセルを用いたシステム開発とは

表計算だけじゃない！エクセルを用いたシステム開発とは

Excelのシステム開発

　近年、システム開発においてエクセルを採用することが多くなっています。エクセルは表計算ソフトウェアとして広く企業に広まっているソフトウェアですが、その内に秘めた機能は膨大なものがあります。表計算中の演算機能はもちろんですが、高機能のマクロを実装することができ、業務でありがちな、同様の作業の繰り返しなどは、マクロ機能を使用するだけで実現することができます。作業データは、テキスト形式でファイルアウトすることができるので、他のアプリケーションへのデータインターフェースもスムーズに行うことができます。

プログラミングも可能

　また、あまり知られていませんが、Ｖｉｓｕａｌ Ｂａｓｉｃの機能がインプリメントされています。よって、単なる表計算ソフトの域を超えた、プログラミングツールであるということができ、システム開発に役立っています。ウインドウズのグラフィックユーザーインターフェースを使用することができるため、たとえば、ボタン操作やスクロールバーでのオペレーションで処理を行わせることにより、ユーザーにとって使いやすいシステムを作ることもできます。 　完成度の高いシステムにおいては、エクセルで作成したことがわからず、まるで、Ｃ言語にて開発された専用のアプリケーションのような見栄えのソフトウェアを開発することもできます。近年の事例では、エクセルにて半導体のロジック設計が行われている事例も出ているほどです。 よって、近年のシステム開発では、エクセルは、必要不可欠な存在になりつつあります。