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【2023年注目】ARアプリの種類や活用事例、外注費用とは

目次

【2023年注目】ARアプリの種類や活用事例、外注費用とは

ARは2016年頃から徐々に世間で話題になり、ポケモンGOのリリースで一気に認知が広がりました。ARはゲーム以外にも様々な活用が見込める注目の技術です。

そこで、ARアプリの種類や具体的な活用事例、開発を考えたときに必ずおさえたい外注費用について紹介します。

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AR(拡張現実)とは何か?

AR(拡張現実)とは「Augumented Reality:オーグメンテッド・リアリティ」の略称で、コンピューター技術を用いて現実世界・空間にCGなどで物体など視覚情報投影し、現実世界を仮想的に拡張することを意味しています。

近年ではモバイルデバイスの発達が進み、スマートフォンのカメラ機能やGPS技術をARに利用することで多様なアプリケーションが展開されています。

ARを使ってできること

ARを使ってできることとして、主に以下のような例があります。

【1】キャンペーン実施等でのプロモーション活用

期間限定で実施しているキャンペーンでは、インパクトを持たせることが重要ですが自分が持っているキャンペーンシールやチラシなどにARアプリをかざすとそこでしか見られない情報が見られる、もしくは認証コードが隠れていてゲームコンテンツのキャンペーンに活用できたりします。

【2】地図(カーナビゲーション)

スマートフォン(スマホ)の発達により、カーナビ単体を購入する方が激減していますが、ARアプリを活用することでルート検索や所要時間の確認が浮き彫りになったように飛び出て来るように見えるので、スマホだけだと印象が弱い情報も的確に見られるようになります。

【3】試着、試用

試着や化粧品の試用に使えるアプリも作成することができます。ネイルの使用感であったり、家具のシミュレーションアプリを構築するのに合った手法です。 AR活用の場は観光案内や企業の商品プロモーション、エンターテインメント、アパレル業界など近年広がりを見せています。また、特定の場所をカメラでかざすと何かが出現する仮想現実や、カメラで文字を読み取ると、文字がそのままアプリ内で翻訳されるタイプのものなどアプリの仕組みにも様々な種類が存在します。

ARを活用したプロモーション事例

ARはどのようにプロモーションに活用されているのでしょうか。本記事では、4つの最新活用事例をご紹介します。

国内事例①:複数のアイシャドウをARで試用|資生堂

参考サイト:https://www.shiseido.co.jp/sw/simulation/index_pc.html


まずご紹介する事例は、資生堂の「VIRTUAL MAKEUP(バーチャルメイク)」です。

消費者は、資生堂の総合美容サイト「ワタシプラス」内で人気ブランドのアイテムを複数試すことができ、気に入ったものはそのまま購入できる仕組みになっています。

概要フェイストラッキング技術を用いてメイクアイテムを試し、気に入ったものをそのまま購入できる
目的購買促進、衛生面への配慮
期間2021年12月~
メディアWebサイト
効果公開から半年足らずで18万回以上利用
成功のポイント時代背景に合わせた消費者ニーズへの対応

このプロモーションでは、資生堂だけでなく様々なブランドのメイクアイテムを体験することができ、所有しているアイテムとの相性なども、その場で確認することができます。

コロナ禍という時代背景に即した本プロモーションは、非対面での購買ニーズだけでなく、サンプルの利用制限や衛生面への心配などにも対応できるようになるというメリットもあり、ブランドラインの増加や男性コスメへの対応など、今後も拡大が予想されます。

国内事例②:アサヒビール

参考サイト:https://www.asahibeer.co.jp/news/2022/0224.html


次にご紹介するのは、アサヒビールの「乃木坂46 おとな選抜 お家飲みを楽しもう!」です。

本プロモーションは、『クリアアサヒ』『クリアアサヒ 桜の宴』『アサヒ ザ・リッチ』のブランド横断キャンペーンとして実施されており、2022年2月で第3弾となります。

概要アサヒビールの缶カメラをかざすと、その種類や数によって異なるオリジナルAR動画を視聴できる
目的理念推進、話題喚起、飲用喚起
期間2021年9月~
メディアWebサイト
効果半年で累計16万回以上再生
成功のポイントコンテンツIPの活用

本プロモーションは、特設サイトをからアサヒビールの缶をカメラで読み取るだけで乃木坂46の限定AR動画を視聴できるキャンペーンです。コンテンツIPの効果を最大に生かすために、読み込む商品の種類や数によってコンテンツの内容を変化させたことでファンの関心を喚起することに成功しました。

海外事例①:リッチな情報を届けるO2O広告|Barclaycard

参考サイト:https://mobilemarketingmagazine.com/barclaycard-launches-ar-campaign-starring-anne-marie-


海外事例の1つ目は、Barclaycard の「AR campaign starring Anne-Marie」です。

本キャンペーンは、コロナによる自粛が終わった後に開催された音楽ライブの宣伝を目的としています。イギリス国内に掲載されているオフラインの広告をスマホのカメラでスキャンするとライブ告知のAR動画が始まります。

概要街中にある広告をスマホのカメラでスキャンすると、ライブ告知のAR動画を視聴できる
目的認知拡大
期間2021年7月
メディアオフライン広告、Instagram
インセンティブライブに登場予定のアーティストが出てくる遊び心のある広告を視聴できる
成功のポイントオフライン施策との適合、ユーザーアクションの簡易性

このキャンペーンは、スマホを持って広告の前に行くだけで簡単に参加でき、アプリ等のダウンロードは必要ありません。

さらに、Instagramでも参加できるため、多くの消費者を巻き込むことができます。コロナ後の外出需要の増加に合わせた、オフラインとオンラインを結びつけるO2O型のプロモーションであるため、より多くのターゲットの関心を得ることができました。

海外事例②:ハーフタイムショーをAR体験|ペプシ

参考サイト:https://edition.cnn.com/2021/02/07/entertainment/weeknd-super-bowl-halftime-show/index.html

海外事例の2つ目は、ペプシの「The Weeknd Super Bowl half-time experience」です。

ペプシは、スーパーボウルハーフタイムショーのスポンサーとして10周年を迎えるにあたり、マーケティングの一環として、舞台裏のビデオと拡張現実(AR)体験をInstagramで提供するユニークなWebサイトを制作しました。

概要ペプシ缶のQRコードを読み込むと、ARポータルに入り、360度ビデオでハーフタイム・パフォーマンスを体験できる
目的ブランド価値の向上
期間2022年~
メディアInstagram、Webサイト
インセンティブ最前列から撮影された360度ビデオでハーフタイム・パフォーマンスを体験することができる
成功のポイントユーザーの興味を引く非現実的没入体験

このARコンテンツでは、視聴者がハーフタイム中にWebサイト上またはペプシ缶のARコードをカメラで読み取ることで、ハーフタイムショーを体験することができます。360度カメラを用いたAR技術によって、最前列にいるかのように、ハーフタイムショーを体験することができます。

ARアプリの主な種類

【1】ARマーカーを活用したARアプリ

ARの種類として、専用のマーカーを使用するタイプのものがあります。ARマーカーとは、付加情報を表示するための標識となる決まったパターン画像のことで、一見QRコードと似ています。 ARマーカーとQRコードの大きな違いは取り扱える情報の幅です。QRコードは、WEBアドレスなどの文字データ情報ですが、ARコードは動画や画像、音声などさまざまな情報を扱えます。

また、情報の書き換えができ、常に新しい情報を提供することができることも特徴です。実際に『ポケモン立体図鑑』BWなどにはARマーカーが活用されており、白黒の図形の上に画面をかざすと立体的なポケモンが出現して楽しむことができます。

【2】GPS(位置情報)を活用したARアプリ

GPSの位置情報を活用したARアプリもあります。例えば観光系のアプリなどは、この技術ととても親和性があります。エアタグを使って、指定場所でアプリを立ち上げスマホ内蔵カメラを起動させてかざせば、吹き出しなどが出てその対象物の説明などが出るような仕様のものです。飲食店や美容院など店舗系の販促としても適しています。

【3】画像認識を活用したARアプリ

画像認識型のARとは、ARマーカーと呼ばれるものをスマートフォン等で認識し、特定された空間に情報を表示する技術の事を指します。広告・ゲーム・ビジネス向けなど汎用性が高い技術で場所に依存しない技術とも言われます。暗転した空間ではARマーカーが認識されない為、相性が悪いので注意が必要です。

画像認識を活用したARアプリの例】

ARアプリ開発を外注するときに知っておきたいポイント

ARアプリの開発費用は200〜400万ほどが目安

アプリの開発費は、搭載する機能やどこまでを外注するかによって変わります。

例えば、OSはiPhone・Androidどちらか一方なのか両方なのかにより、金額は大きく変わります。 費用が変わるポイントとしては、OS・データの利用方法・ログイン機能の有無・決済システムの有無・デザインの有無・カメラやGPS、プッシュ通知などの機能の有無などが挙げられます。

リカイゼンで過去に募集されたARアプリ開発の一括見積もりに基づくと、iPhone・Android両方向けで、デザイン依頼あり、GPSと連携したAR機能搭載のアプリを開発したい場合、費用は200〜400万ほどが目安となっています。おおよそこれくらいの費用が目安となるでしょう。

ARアプリ開発の外注時に気をつけたいこと

ARアプリを外注する際に注意したい点としては、開発会社の実績と体制です。アプリと一口に言っても、業務系、エンタメ系、音楽系、ゲーム系とジャンルは様々です。またARアプリといでしたらセンサーやGPSの知見も必要ですので、なおさら開発会社選定は慎重に行った方が良いでしょう。加えて、不具合やトラブル時の即時対応などしてもらえるかも判断基準としては持っておきましょう。

今後のAR市場はどうなる?

ARの市場規模は2021年に128億6,000万ドル(約17億円)に達しましたが、米調査会社のMarket Research Futureは、今後ARの市場規模は2030年までに4600億ドル(約61.5兆円)以上に拡大すると推測しています。

特にVRよりもARの方が市場規模が大きくなるとの予想で、今後活用が広がりそうな業界として、教育、フィットネス、エンターテインメントが注目されています。

まとめ

AR技術は、ゲームだけでなく様々な種類のアプリに活用できます。今後ARアプリのサービス開発を考えている方は、今回ご紹介したポイントを押さえ早めに動くことがおすすめです。実際に開発を外注する際には、システム会社によって費用の算出方法や進め方が異なるため、まずは対応できる会社に相談しましょう。

とはいえ、1社1社問い合わせをするのは労力がかかったり、営業電話がかかってきたりと工数がかかります。 そんな時は、リカイゼンのような見積もり比較サイトを通じて、複数社にまとめて問い合わせることも可能です。 以下のボタンから、お気軽にお問い合わせください。

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この記事の監修
リカイゼン サポートデスク 
吉田・新町
BtoBマッチングサービスであるリカイゼンにおいて、発注企業からのご相談のヒアリング、企業選定のフォローなどを行う部門の担当です。出展企業であるシステム開発やWEB制作、クリエイティブ制作会社ともコミュニケーションを取りながら、年間数百件の受発注のサポートを行っています。

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