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Flutterとは?活用するメリットやできることを初心者向け解説

目次

Flutterとは?活用するメリットやできることを初心者向け解説

Flutterは、スマホアプリ開発に特化したフレームワークのひとつです。発表されたのは2018年と新しいものの、多機能で使いやすく、スマホアプリ開発の分野は将来性があるため、非常におすすめのフレームワークです。

この記事では、Flutterとは何か、メリットや活躍できる分野などについて、詳しく解説します。

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1. Flutterとは?

Flutterとはどのようなものなのか、その特徴について見ていきましょう。

Googleが提供するクロスプラットフォーム対応のフレームワーク

Flutterは、Googleが提供するモバイルアプリ開発のためのフレームワークです。Flutterでもっとも注目すべき点は、クロスプラットフォーム対応であるということです。

ご存じのとおり、モバイルアプリには、AndroidとiOSという2種類のOSが存在し、どちらのOSに対しても開発が必要という問題があります。この場合、OSごとにアプリを開発する必要があり、開発期間や開発コストが2倍になってしまいます。しかし、異なるプラットフォーム上で動かせるクロスプラットフォームに対応しているFlutterなら、その問題を解決できます。

Flutterは、クロスプラットフォーム対応でOSごとにプログラミングをおこなう必要がなく、モバイルアプリ開発を効率よく進められるというメリットがあるのです。

プログラミング言語「Dart」を使用する

Flutterでは、Dartというプログラミング言語を使用します。Dartでコードを記述することで、AndroidとiOSのどちらのOSにも対応したモバイルアプリを開発できます。

そして、2021年にFlutter2がリリースされ、Android、iOSだけでなく、Web、Windows、macOS、Lunuxにも対応しました。そのため、より幅広い領域で開発が可能になっています。

ホットリロード機能を有する

ホットリロード機能とは、プログラムを変更したと同時にUIに変更を反映させられる機能です。Flutterはホットリロード機能に対応しているので、変更結果をすぐに確認できます。頻繁にプログラム変更が入ってもすぐに確認できるため、開発効率が格段にアップするでしょう。

Flutterが対応している動作環境

Flutterは、以下の動作環境に対応しています。

  • Windows
  • Mac
  • Linux
  • Chrome

このように、一般的なパソコンの動作環境に対応しており、特別な動作環境を用意する必要がなく、多くの人が使いやすいといえるでしょう。

2. Flutterで開発するメリットは?

Flutterで開発するメリットには、以下のようなものがあります。

  • 開発にかかる期間・コストを削減できる
  • 保守・運用にかかるコストを削減できる
  • iOS版・Android版を同時リリースできる
  • iOS・Androidで共通したUIデザインができる
  • ウィジェットベースでのレイアウト構築ができる
  • 仕様変更が容易にできる

ここでは、これらのメリットについて詳しく解説していきます。

開発にかかる期間・コストを削減できる

Flutterで開発すると、ひとつのコードでiOSとAndroid、両方のアプリの開発が可能です。そのため、iOSとAndroidのネイティブ開発を両方おこなうのに比べると、開発期間を削減でき、必要な開発人員も半分で済みます。そのため、開発期間が短縮でき、人件費も大幅に削減できるでしょう。

保守・運用にかかるコストを削減できる

iOSとAndroidのアプリ開発を単一コードで開発することで削減できるのは、開発コストだけではありません。2種類のプログラムを維持管理するケースと比べると、プログラムの保守・運用コストは、単純に2分の1になります。そのため、プログラムの保守・運用にかかるコストも削減できます。

iOS版・Android版を同時リリースできる

Flutterでは、iOS版とAndroid版のプログラムを別々に開発する必要がなく、同時に開発することが可能です。そのため、同時リリースが可能になり、どちらかのバージョンのリリースまでに時間がかかるということはありません。

iOS・Androidで共通したUIデザインができる

Flutterでは、Google推奨のマテリアルデザインを採用しているため、プラットフォームに依存しない共通UIデザインにすることが可能です。そのため、iOSやAndroidでUIデザインを統一でき、ユーザーが使いやすいアプリを開発できます。

ウィジェットベースでのレイアウト構築ができる

Flutterでは、ウィジェットパーツを組み合わせることで、アプリケーションを構築していきます。このウィジェットパーツは非常に汎用性が高く操作しやすいため、レイアウトを柔軟に、迅速に構築することが可能です。

仕様変更が容易にできる

上記でご説明したとおり、Flutterには、プログラム変更をすぐにUIで確認できるホットリロード機能があります。この機能を利用すれば、仕様変更時の確認が容易なので、仕様変更対応がしやすいというメリットがあります。

3. Flutterでできることは?

Flutterで実現できることは、主に以下の2つがあります。

  • スマホアプリ開発
  • Webアプリケーション開発

それぞれ詳しく解説します。

スマホアプリ開発

Flutterがもっとも得意とするのが、スマホアプリ開発です。ネイティブ開発だと、iOSとAndroidの2種類のコードを作成しなければなりません。たとえば、iOS向けにはSwiftで、Android向けにはKotlinで、それぞれコーディングをおこなう必要があります。

しかし、Flutterなら、単一コードでiOSとAndroidのコードを同時に開発できるため、開発期間や開発コストを大幅に削減できます。しかも、ホットリロード機能でコードを変更するたびに変更結果をすぐに確認できるため、開発効率が非常によいです。

Webアプリケーション開発

Flutterはスマホアプリ開発だけでなく、Webアプリケーション開発も可能です。すでにご説明したとおり、2021年にリリースされたFlutter2では、Android、iOSだけでなく、Web、Windows、macOS、Lunuxにも対応しています。そのため、Flutterだけで、スマホアプリ開発もWebアプリケーション開発も可能です。

4. Flutterを導入するうえでの注意点

続いて、Flutterを導入する際の注意点について、ご説明します。

  • 必ずiOS・Androidどちらにも対応させられるわけではない
  • ネイティブコードでの開発が必要な場合もある
  • 日本語での情報量が少ない
  • オープンソースのライブラリが少ない

必ずiOS・Androidどちらにも対応させられるわけではない

FlutterはiOSとAndroidのどちらにも対応可能ですが、すべての機能において、完璧に対応しているわけではありません。OSに依存する機能や端末固有の機能を使用する際には、それぞれ個別に対応する必要がある場合もあります。

ネイティブコードでの開発が必要な場合もある

Flutterでは、開発時に必要なプラグインを探し出して使ってくれますが、必要なプラグインが存在しない場合もあります。その場合、ネイティブコードで必要な部分をコーディングしてプラグインを作る必要があります。

OSアップデートへの早急な対応が難しい

iOSやAndroidのOSのアップデートが発生した場合、Flutter側でアップデートに対応するまでに時間がかかります。OSアップデートがおこなわれてからFlutter側で対応するまでに、タイムラグが発生する場合があるので、注意が必要です。

日本語での情報量が少ない

Flutterは海外では盛んに使われていますが、日本ではまだ浸透していません。そのため、日本語の情報が少ないので、英語の文献やサイトなどから情報を集める必要があるでしょう。

オープンソースのライブラリが少ない

Flutterのオープンソースライブラリはあまり多くないので、必要な情報が少ないという注意点もあります。FlutterのオフィシャルサイトやSNS、動画共有サイトなどで情報を集めるとよいでしょう。

5. まとめ

この記事では、Flutterとは何か、メリットや活躍できる分野などについて、詳しく解説しました。FlutterはGoogleが開発した、スマホアプリ開発が得意なフレームワークです。

通常、スマホアプリ開発をおこなう際には、iOSとAndroidの両方のバージョンを開発する必要があります。しかし、Flutterを使えば、2つのバージョンを同時に開発することが可能です。

スマホアプリは今後も需要が高まっていくことが予想されるため、Flutterを使えるようになれば、強い武器を得られるでしょう。

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この記事の監修
リカイゼン サポートデスク 
吉田・新町
BtoBマッチングサービスであるリカイゼンにおいて、発注企業からのご相談のヒアリング、企業選定のフォローなどを行う部門の担当です。出展企業であるシステム開発やWEB制作、クリエイティブ制作会社ともコミュニケーションを取りながら、年間数百件の受発注のサポートを行っています。

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