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「スタンフォード白熱教室」に学ぶブレストのコツ
- [更新日]2020/11/19
- [公開日]2015/09/07
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- 株式会社コア・アド・インフィニティ
こんにちは。
コア・アド・インフィニティ編集部のトリュウです。
みなさま、「スタンフォード白熱教室」をご覧になったことはありますか。
これはNHKが制作する白熱教室シリーズのひとつで、
スタンフォード大学の経営者育成クラスの講義を収録したものです。
「スタンフォード白熱教室」では、ティナ・シーリグ教授が学生に与える
さまざまなテーマに関して、毎回ブレインストーミングを行い、
知識ではなく「考える力」を養うことを目的に授業が進められます。
みなさまも社内でブレストをされる機会があるかと思いますが、
時間と体力を費やしても良い案が出なかったり、かえって話がまとまらなくなったりと、
いまいち収穫が得られなかったという経験が一度はあるのではないでしょうか。
弊社では、社員の「考える力」構築の一助とすべく、新入社員研修の一環として
この「スタンフォード白熱教室」を全編にわたり鑑賞しています。
今日は、そこで得たブレストのコツを一部、共有させていただきたいと思います。
ピザ2枚 みんなで書いて Yes,and
講義で挙げられたポイントを何点か箇条書きにすると、以下のようになります。
◆人数は6-7人
◇アイデアは質より量
◆人の意見を否定しない
◇全員がペンを持ち、ノートは使わない
◆”Yes,and…”
◇元気が残っているうちにやめる
ブレストに最適な人数は「食卓を囲んでピザ2枚を分けられるくらい」だそうです。
アイデアが不足せず、それでいて全員がしっかり発言できる人数ということでしょうか。
それにしても表現が何ともアメリカらしいですよね。
人員構成としては、プロジェクトの担当者以外の者も加わっていることが望ましいです。
たとえば議題を「新しい商品のデザイン」とすると、それを使用するユーザーや
販売者など、別の視点を持った人々の意見も聞けることが理想的です。
可能性を探る構想の段階では、実現不可能なアイデアを出すことも必要だからです。
現実問題にこだわるチームのメンバーだけだと、画期的なアイデアが生まれにくくなっていることがあります。
奇抜な案でもそれをモチーフにして、そのアイデアを生かすような方法を、
ブレスト後の段階でチームで話し合いましょう。
現実的には外部の人を会議に呼ぶことは難しいかもしれませんが、
社内で議題について知識の浅い、他部署の人などに参加してもらうことも有益かもしれません。
また、ブレストでは意見の質よりも量を重視します。
発想が発想を生み、思いもよらなかったアイデアが浮かんでくるはずです。
小さなアイデアや連想された単語などでも見落とさないよう、
各自ノートにメモを取るのではなく、全員がペンを持ち、浮かんだ案をすぐ書き留められるようにしましょう。
ホワイトボードが埋まったとき、全体を見回すと意外な共通項や新たな発想が見えてくることがあります。
書記係はいなくてもいいでしょう。
さらに、「否定しない」をルールにするだけでメンバーが発言に躊躇せず、
自由闊達な意見交換ができるようになります。
たとえその段階では実現困難なアイデアのように思えても、否定することで、
本来そこから連想され得たアイデアが永遠に失われてしまうかもしれません。
意見があるときには、否定から入らずに「Yes,and…」(いいね、それで…)と
補足する形でどんどんアイデアを膨らませましょう。
これを実践するだけで、参加者がポジティブな気分で発言できるだけでなく、
全員で補足をし続けてアイデアを結合させることで、
誰のアイデアかわからなくなり、チームの連帯感をいっそう強める効果も期待できます。
講義で紹介されたその他のポイントを見てみると
◇立って動き回りながら行う
◆天井の高いところ(できれば野外)で行う
◇感性を刺激するものに囲まれて行う
(白い壁だけなど殺風景な部屋では良いアイデアが生まれにくい)
◆お茶と甘いものをつまみながら
など、日本の会議としてはあまり馴染みのないものが多いですが、
社内でのブレストにあまり意義を見出せなくなっている方、
マンネリを解消したい方は是非実践してみてはいかがでしょうか。
いつもと少し気分を変えて、リラックスして行うブレストから、考えもしなかったような
アイデアが生まれるかもしれません。
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EDITOR PROFILE
株式会社コア・アド・インフィニティ
大嶽 序斉
お客様の成長に貢献したい。
私たちが扱うコミュニケーションツールは企業の想いをユーザーに伝えるための手段。そしてユーザーに新しい価値に気付いてもらうためのツールです。
企業の頑張りを発信して、世の中を元気づけていけたら。
そんな思いで取り組んでいます。
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