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町おこしの企画アイデアを考えるコツ、事例から紐解いてみました
- [更新日]2020/11/19
- [公開日]2016/05/24
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- 株式会社オーム
村起こし、町起こしは、じぶん達の「本来あるべき価値」を見つけるところから始まる。
「自分たちの町や村をもっと栄えさせたい」
しかし、どうすれば産業が活発化するのか分からないという町や村は多いです。
例えば、町おこしや村おこしの目的の一つには「観光客を増やし、町を活気づけて将来的には移住してきてもらいたい」というものがあります。
この場合、入り口となるのはまず
いかに自分たちの町を知ってもらうかがカギとなります。
「しかし、自分たちの町や村にはこれといった特徴がない…」
そう思いがちですが、そんなことはありません。
今回は同じような悩みを抱えた村の村おこしのキッカケづくりの事例をご紹介します。
「人口約7000人」×「酪農」
依頼があったのは岩手県大野村での「村起こし商品」のプロモーション。
(現在は合併して洋野町となっています)
酪農の村ですが、他にこれといって有名な何かがあるわけではなかったため、
村の発展に手詰まりの状態でした。
村起こしは、その土地でしか出来ないこと(例えば、そこでしか食べられないもの、そこでしか見られないものなど)だけが、売り物になります。
大野村の場合、最大の産業である「酪農」しかないので、酪農を活かした新製品を開発することを決めました。
大野村の新鮮な牛乳とそれを使ったアイスをキッカケに財政を立て直す。それと共に観光客に訪れてもらい、実際の酪農の様子なども見てもらうことで「体験」を「思い出」として記憶に残してもらう。
良い「思い出」を作ることができれば、「また訪れて見ようかな」という次に繋がります。
新鮮な牛乳から作られるアイス、そして牛乳も魅力的に見せる必要があると考え、
まずは、低温殺菌のこだわりの牛乳、それに新機軸といしてアイスを加え、広告と連動させて行なうプロジェクトをスタート。
製品開発に原料や工程、パッケージなどにもこだわり、アイスクリームとしてはリッチな1個あたり280円の価格設定になりました。その価格に見合うブランディングとして純国産にこだわり、全体を「和」をベースに構築しました。
パッケージデザインが目をひき、ネットでの売れ行きは好調。
また合わせて制作した雑誌広告もユニークでインパクトがあると話題を集めました。
注目を集めるための「目玉」の作り方
全国的に産直品やお土産品が溢れている市場で、どうやれば目立ち、何をすれば売れるのか。
その「目玉」作りが、最大の課題になります。その目玉は、新たにどこからか持ってきたり作ったりするものではなく「見いだす」「発見」にあります。
視点を少し変えれば、新たな価値に見えたり…。
「ポジティブな意味づけ」を取り入れる
自分たちでは自分たちの町の良さを見つけられない場合、外部の人の目線を取り入れるのも一つの手です。
中にいると見えない良さも、外の人から見ると見えてくることがあります。
案外自分たちではマイナスかと思っていることも外から見てみるとプラスだった、ということも少なくありません。
自分たちで見つけられない時、外部から来た人の視点や専門家の視点から導き出すことは今、盛んに行われていることで、
手詰まりになっての「駆け込み案件」は、たくさんの事例があります。
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EDITOR PROFILE
株式会社オーム
浦上 晃
未だに好奇心は止まりません。
「どうしらいいか」「売れないのはどうして?」「ちょっと変えたい」「時間がない」など、無理難題を仕事としてきました。
困ったら、とにかくご相談いただければ
方法を考えるのは大好物です。
これから出会うであろう
まだ見たこともないモノ、コト、ヒトに
ワクワクしている会社です。