アドバルーンの意味と実用化

アドバルーンの意味と実用化

アドバルーン

皆さんは、「アドバルーン」と聞いてどのようなイメージを持ちますか？ぱっと思い浮かぶのは、きっと空に浮かぶ気球のようなものに、宣伝の文字が書かれているのれんのようなものが吊りさげられているものではないでしょうか。そうです。アドバルーンとは、水素やヘリウム入りの気球の下に宣伝文字をつけたネットを吊って掲揚する屋外広告物のことをいいます。その形状は、動物や商品容器などがとられたり、夜間用として電飾文字が施されたものもあります。

アドバルーンの語義

ちなみにこの「アドバルーン」という言葉は、日本の造語。「広告」を意味する「ad」と、「気球」を意味する「balloon」を組み合わせたものです。そもそもこのアドバルーン自体、日本で生まれた広告媒体であるようです。

アドバルーンの歴史

日本における気球の実用化は、明治時代に始まったと言われています。その実用化は、日本の飛行船のパイオニアである山田猪三郎という人物によって行われ、軍事偵察、高層気象観測、広告などに使われたと言われています。ちなみにこのアドバルーン広告は、都道府県や市区町村が制定する屋外広告物条例の制限により、地域や施設により掲揚のできない禁止地域もあるようで、広告の際の申請が必要な場合もあるようです。