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フラットデザインのメリットとデメリット

目次

フラットデザインのメリットとデメリット

私たちの身の回りにあるデザインは、日々進化しています。2013年にAppleのiOS7に採用されて以降すっかり馴染んだようにみえるフラットデザインも、いまだ進化中といえるデザインの1つです。ここで一度、フラットデザインのメリットとデメリットを押さえておきましょう。

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1.フラットデザインとは

まずはフラットデザインの概要や特徴について解説します。

フラットデザインとは

フラットデザインとは、凹凸や陰影がない平面的なデザインのことです。フラットUIといわれることもあります。
よく例にされるのがiPhoneのホーム画面でしょう。iOS7以降、iPhoneのインターフェース画面もアプリのアイコンもフラットデザインで統一されています。他にも、マイクロソフト(メトロデザイン)などもフラットデザインを採用しています。

かつて、コンピューターの操作画面といえばグラデーションやシャドウ(影)表現を使って立体感を表現するのが主流でした。そのような立体感にこだわったリッチなデザインが流行した結果、その反動としてミニマルなデザインであるフラットデザインが人気になったといえます。

対称的なマテリアルデザイン

フラットデザインを理解するには、対となるマテリアルデザインを知るのが早いでしょう。
マテリアルデザインは、2014年にGoogleが発表したデザインです。直感的に操作できることを目指したデザインで、私たちが現実でみる物体に近い質感や動きを表現しています。

マテリアルデザインにはGoogleが定めたガイドラインがあり、以下の原則が提唱されています。

● Material is the metaphor:マテリアルは隠喩である
● Bold, graphic, intentional:強調、グラフィック、意図的
● Motion providing meaning:モーションは意味を提供する

ざっくりした表現の原則ではありますが、つまりは「現実の物の比喩としてマテリアルを設置し、文字サイズや装飾に目的を持たせ、モーションにも意味がある」デザインがマテリアルデザインというわけです。

手紙をモチーフにしたメールアプリのアイコンや、送信時に紙飛行機を飛ばすようなモーションは、まさにマテリアルデザインです。

また、クリックすると凹むアニメーションが付いた立体的なボタンを見たことはないでしょうか?あのような奥行きを感じさせる表現もマテリアルデザインと呼べるでしょう。「ここに出っ張りがある」と表現することで、平面でありながら「押すもの」だと直感的に理解させるわけですね。

マテリアルデザインも常に進化しており、フラットデザインの要素を取り入れたものも多く登場しています。とはいえ、基本的にマテリアルデザインはフラットデザインよりも立体的なデザインと考えておくとよいでしょう。

フラットデザインが使用されるところ

フラットデザインは以下のようなところでよく使用されています。

  • アプリのアイコンやインターフェース
  • プッシュボタンやメニューボタン
  • ナビゲーション画面
  • 設定画面
また、企業や商品のロゴもフラットデザインが使われているものがあります。

フラット画面が活躍するのは、特にスマートフォンのような小さな画面です。従来の3D風の立体的なボタンやアイコンは、縮小表示されると潰れ、見えにくくなるというデメリットがあります。

一方、シンプルなフラットデザインなら、たとえ縮小されても見やすさを損ないません。

フラットデザインの特徴

フラットデザインの大きな特徴は平面的であること。その他、以下のような特徴があります。

  • シンプル
  • 装飾がない
  • デフォルメされている
  • 色がはっきりしている
  • フォントがモダン
  • シャドーやエンボスなどの立体表現がない(または控えめ)
  • 立体表現でのグラデーションは使用しない
フラットデザインに明確な定義はありませんが、おおむね上記のような特徴を有しています。
マテリアルデザインと違い、フラットデザインでは「これはクリックできるボタンですよ」と表現しにくいので、シンプルながら華やかな色使いのデザインが多くなる傾向がります。

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2.フラットデザインのメリット

スマートフォンの普及とともに広がったフラットデザイン。なぜここまでフラットデザインが活用されはじめたかというと、ユーザーやデザイナーにメリットが多いからです。

代表的なメリットとしては、無駄な装飾を省いたWEBサイトであるため、ページの読み込みが早いこと。そして情報が煩雑しておらずシンプルで使いやすいことが挙げられます。

サイトの構造が複雑すぎて、求めているコンテンツにたどりつけないWEBサイトが多い中、シンプルで使いやすいフラットデザインのWEBサイトというのは重宝される存在といえるでしょう。ここではフラットデザインのメリットについて、より詳しく紹介します。

ページ読み込み速度が早い

フラットデザインには無駄な装飾がないため、画面全体のページ読み込み速度が早くなります。
WEBサイトにおいて、読み込み速度、つまりリンクをクリックしてから表示されるまでのスピードは非常に重要です。というのも、検索エンジンはWEBサイトの表示スピードもサイトの評価基準に含めているためです。

WEBサイトの閲覧数を増やすために、多くのサイトでSEOを意識した運営を行っています。検索エンジンから高い評価を得て検索上位に表示できれば、サイトのPV増加につながります。

また、SNSから流入を狙う場合も、スマートフォンからアクセスしてスムーズに表示できるかは重要なポイントです。フラットデザインを使用してサイト全体を軽量化することは、デザイン以外の部分にも良い影響が期待できます。

シンプル

フラットデザインの特徴であるシンプルさは、使いやすさにもつながります。
WEBサイトは、網羅性や情報量にこだわるばかりにサイト構造が複雑になりがちです。カテゴリーごとに立体的なデザインのボタンが並んでいたら、逆にクリックしにくいように感じないでしょうか。

またアプリ画面においても、立体的なデザインを採用してしまうと、画面全体の情報量が煩雑になり、ユーザーを迷わせてしまいがちです。

● メインコンテンツである文章や動画、画像にユーザーを集中させたい
● 画面全体をスッキリさせたい

上記のような場合は、フラットデザインがおすすめです。
また、一見するとコンテンツ不足に見えるようなアクションアイテムが少ない場合も、フラットデザインだと無駄がなくコンパクトな印象を持ってもらいやすいでしょう。

マルチデバイスに対応させやすい

フラットデザインの重要なメリットとして、画面サイズの変更に強い点が挙げられます。
近年、ユーザーがサイト閲覧で使用するデバイスは多様化し、PCやスマートフォン、タブレットなどさまざまなデバイスに対応できるレスポンシブデザインが推奨されています。

シャドウやグラデーションを多用した立体的なデザインは、画面サイズが小さいデバイスで閲覧すると、表示が潰れて見にくくなりがちです。

一方、フラットデザインによくある”グリッドで仕切られた四角い区画にボタンが配列されたデザイン”であれば、画面サイズが変わっても配列を変えるだけで済みます。また、ボタンやアイコンが縮小・拡大されても一定の見やすさを保ちやすくなります。

よって「テレビのような大画面からスマートフォンのような小さい画面まで、すべての画面サイズできれいに表示されるデザインを…」となるとフラットデザインが使いやすくなるわけです。

タイポグラフィが引き立つ

タイポグラフィとは、フォント種類やサイズ、行間などをバランス良く配置するデザイン技術のことです。シンプルさにこだわり、無駄な装飾を削ぎ落としたフラットデザインでは、ページのタイポグラフィの比重が上がります。

美しく無駄のないタイポグラフィでメッセージ性の強い表現ができる点は、フラットデザインのメリットといえるでしょう。

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3.フラットデザインのデメリット

デバイスの多様化か進む近年の流れに適しているといえるフラットデザインですが、その一方でデメリットもあります。

直感的な操作がしづらい

全体的にデザインが平坦なため、直感的な操作がやりづらくなる「ユーザビリティの低下を招く」可能性を持ち合わせています。
いきすぎたフラットデザインは、視覚的な手がかりが少なくなりがちです。これが非常に厄介で、下手にフラットデザインを使ってしまうと「どのボタンがクリックできるのかわからない」といった状況になりかねません。

ユーザビリティの低いサイトやアプリは、ユーザーの訪問率・リピート率をも下げてしまいます。デザイン性やレスポンシブ性の追求だけでなく、ユーザー目線での使いやすさも忘れてはなりません。

似通ったデザインになってしまう

フラットデザインは、その特徴により表現の幅が狭くなりがちです。「わかりやすくデフォルメ化しよう」「目立つようにカラフルにしよう」と各社がこだわった結果、似通ったデザインが溢れてしまう弊害が発生しています。これが特に顕著なのがアプリのアイコンです。

例えばGoogleサービスのアイコンをみてみましょう。Googleは赤・青・黄色・緑・白の5色を基本にアイコンを作る傾向があります。サービスの内容を抽象化したデザインに5色のすべて、またはどれか2色以上を使用したデザインは、アイコン下部にサービス名がないと一見して判別が難しいものです。

また、上記の5色は他のアイコンでも頻繁に使用される組み合わせのため、スマホ画面に並ぶと誤操作を誘発します。シンプルな使いやすさを追求した結果、多くのアイコンがカラフルなフラットデザインになり、逆に使いにくくなってしまうという状況になっているわけです。

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4.最近のデザインのトレンド

フラットデザインが流行し、メリットとデメリットが明らかになったことから、ここ数年はフラットデザイン2.0という新しいフラットデザインへ移行しつつあります。

具体的には、シャドウやエンボス加工、グラデーションなどを再導入した、マテリアルデザイン寄りのフラットデザインの登場です。最近のフラットデザインのトレンドを2つほど紹介します。

アニメーション連動

フラットデザインとアニメーションを組み合わせた表現が人気です。パララックスデザインとも呼ばれ、カーソルでボタンにふれたり、近づいたりすると以下のような動きをします。

  • ボタンの色が変わる
  • ボタンが動く
  • ボタンが拡大される
  • 検索窓のようなフォームが現れる
このようなアニメーションがあることで、クリックが可能かどうかの視認がしやすくなります。過度な立体感を演出しなくても、ユーザーの直感的な操作を助けられるわけです。

アニメーションを加えることで、ユーザービリティも考慮しながらフラットデザイン性を採用することができます。
とはいえ、過度にアニメーションを付けすぎると、フラットデザインの良さであるページ速度の早さを犠牲にしてしまいます。双方の良さを活かしたデザインになるよう注意しましょう。

ニューモーフィズム

ニューモーフィズムとは、テキストや写真のような要素(アイテム)が背景に対して凹凸をもっているように見える表現方法を指します。
3Dほどの立体感ではなく、フラットな表面が背景から一段上に押し出されたような、控えめな立体感とフラットさが融合したデザインといえるでしょう。

立体感をつけるという意味でニューモーフィズムとマテリアルデザインは混同されがちですが、厳密には少し異なります。

マテリアルデザインは、ベースとなる背景に対して要素が浮いているようにシャドウをつける傾向があります。テーブルの上に、宙に浮かんだタイルが浮いているようなイメージです。
一方で、ニューモーフィズムはベースと要素は地続きで、一枚の布を後ろから押したようなヌルっとしたイメージでシャドウをつけます。

ニューモーフィズムでデザインされたボタンは、フラットデザインよりも立体的で、視認性に優れているのが特徴です。ただし、マテリアルデザインとどちらがユーザビリティに配慮されているかは議論の余地があるでしょう。

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5.フラットデザイン利用のまとめ

これまで見てきたように「フラットデザインがベスト!」というわけではありません。すべてのデザインはメリットとデメリットの両方を持ち合わせています。

フラットデザインは、シンプルでレスポンシブなサイトに適したデザインです。しかし、ユーザビリティを損ないやすく、またシンプルがゆえに高いデザインセンスが求められます。
これら2つの側面からしっかり見据えて、自社に合ったWEBサイトデザインを選ぶようにしましょう。

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この記事の監修
リカイゼン サポートデスク 
吉田・新町
BtoBマッチングサービスであるリカイゼンにおいて、発注企業からのご相談のヒアリング、企業選定のフォローなどを行う部門の担当です。出展企業であるシステム開発やWEB制作、クリエイティブ制作会社ともコミュニケーションを取りながら、年間数百件の受発注のサポートを行っています。

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