レスポンシブデザインとは?メリットやデメリット、実装方法を解説
- [更新日]2025/05/30
- [公開日]2014/03/13
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目次
レスポンシブデザインとは?メリットやデメリット、実装方法を解説
PCやスマートフォン、タブレットなど、昨今はユーザーの持つデバイスが多様化しています。企業側は、デバイスの多様化に対応できるよう、Webサイトのブラッシュアップが欠かせません。
そこで用いられるのが「レスポンシブデザイン」です。あらゆるデバイスに、Webサイト・ページのデザインを対応させられるため、アクセス数アップやページ離脱の防止に期待できます。
しかし、レスポンシブ対応へ取り組む際は、基本的な知識が不可欠です。そこで今回は、レスポンシブデザインの概要や主要なレイアウト、メリット・デメリットを解説します。
実装方法や注意点など、実践的な内容も解説するので、ぜひ参考にしてみてください。レスポンシブデザインへの理解を深め、時代にフィットしたサイト運営を目指しましょう。
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レスポンシブデザインとは?
レスポンシブデザインとは、ユーザーのデバイスに依存せず、画面サイズに応じて適切に表示を切り替えられる技術です。表示が自動で切り替えられるため、スマートフォンやタブレット、PCなど、デバイス応じたWebサイト・ページを制作する必要はありません。
Webサイト制作の工数や運用コストを抑えられる技術です。
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レスポンシブデザインの主要なレイアウト
レスポンシブデザインの主要なレイアウトを3種、特徴と併せてご紹介します。
レスポンシブレイアウト
レスポンシブレイアウトとは、画面幅のpx(ピクセル)数に合わせて、表示を切り替えるレイアウトです。
- <レスポンシブレイアウトの特徴>
-
- px数に応じて、画像やナビゲーションの配置が切り替わる
- レイアウトが切り替わる基準は「ブレイクポイント」と呼ばれる
- 画面幅が小さい場合、ページ内の情報量を削減するケースもある
たとえば、タブレット端末のブレイクポイントを768px以下、スマートフォンを320px以下と指定した場合、該当デバイスでのアクセスに応じて、レイアウトが切り替わります。画面幅が小さい場合、情報量が減る可能性もありますが、可読性を維持しやすいレイアウト方法です。
リキッドレイアウト
リキッドレイアウトとは、デバイスの画面幅に応じて、ページ全体の表示を切り替えるレイアウトです。
- <リキッドレイアウトの特徴>
-
- 画面幅に合わせて表示のみが切り替わる
- ページ内の情報量に変化はない
- タブレットやスマートフォンでは縦長に表示され、横スクロールしない
リキッドレイアウトは表示のみが切り替わるため、デバイスの種類にかかわらず、同じ情報を提供できるレイアウトです。
フレキシブルレイアウト
フレキシブルレイアウトとは、リキッドレイアウトに、表示幅の最大・最小値を指定できるレイアウトです。
- <フレキシブルレイアウトの特徴>
-
- 画面幅に合わせて表示が切り替わる
- 切り替わる際は、表示幅の最大・最小値を指定できる
リキッドレイアウトの場合、大きい画面ではページ内画像が拡大され、可読性・視認性が落ちる可能性もありました。しかし、フレキシブルレイアウトでは、画像のサイドに余白が付けられるため、ユーザーが閲覧しやすい状態を維持できます。
レスポンシブデザインのメリット・デメリット
レスポンシブデザインを導入する際は、Webサイトの運用方法やコスト・工数にフィットしているか、メリット・デメリットもチェックしておきましょう。
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レスポンシブデザインのメリット
レスポンシブデザインのメリットは、次のとおりです。
- <レスポンシブデザインのメリット>
-
- デバイスに応じてWebサイト・ページを制作する手間がかからない
- ユーザーの可読性や視認性を維持できる
- 検索エンジンからの評価を高めやすい(SEO対策への効果)
- Webサイト・ページのメンテナンスをデバイス別に行う必要がない
- リンクがシェアされやすい
レスポンシブデザインは、単一のソースコードで、デバイスに応じたWebサイト・ページを制作可能です。個別にWebサイト・ページを制作・メンテナンスする必要がなくなり、手間やコストを抑えられます。デバイスの壁がなくなれば、SNSでの拡散・シェアにも期待できるでしょう。
さらに、Googleの検索エンジンは、ユーザーに対して質の高いコンテンツほど評価する傾向にあります。レスポンシブデザインは、Webサイト・ページの視認性や可読性を向上させる技術なので、SEO対策としての効果も見込まれます。
レスポンシブデザインのデメリット
レスポンシブデザインのデメリットは、次のとおりです。
- <レスポンシブデザインのデメリット>
-
- Webサイトの初期構築に手間と時間がかかる
- レイアウト崩れのリスクがある
- Webサイト・ページのデザインに制限がある
- 表示速度が低下しやすい
レスポンシブデザインは、CSS(デザインを定義する言語)の構築時に専門知識が欠かせません。レイアウト崩れを起こさないよう注意を払いつつ、Webサイトを制作する必要があります。
さらに、デバイス別にWebサイト・ページを用意できないため、デザインは統一されます。デバイス別の見え方を考慮したデザインとなるため、自由度は低くなるでしょう。
また、レスポンシブデザインで制作されたWebサイト・ページは、読み込まれるHTMLのボリュームも増えます。表示速度が低下しやすく、ユーザーの離脱を促すリスクもあります。
レスポンシブデザインの実装方法
レスポンシブデザインの実装方法を段階的に解説します。
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HTMLにmeta viewportタグを記述する
まずはHTMLの<head>内に「meta viewportタグ」を記述します。meta viewportタグとは、ページの横幅(表示領域)を指定するタグで、このタグを記述すると、デバイスに応じて表示幅が調整されます。
- <記述するタグ>
- <タグの詳細>
-
- meta name=”viewport”:デバイスに合わせて表示幅を調整するコード
- width=device-width:デバイスの横幅を取得するコード
- initial-scale:表示画面の倍率指定
上記を記述することで、デバイスの情報を取得し、適切な表示幅の調整が可能です。
CSSファイルにメディアクエリを記述する
CSSファイルにメディアクエリを記述し、ページサイズの切り替えを行いましょう。メディアクエリとは、デバイスの特徴を把握し、条件にマッチした時点で指定のCSSを適用する技術です。
具体的には、デバイス別に以下のCSSコードを記述してください。
- <CSSコード>
-
- PC:@media screen and (min-width: 767px) { }
- タブレット:@media screen and (max-width: 767px) { }
- スマートフォン:@media screen and (max-width: 479px) { }
- ※{ }内は背景色の指定など、ほかのCSSを記述
上記の場合、横幅が767px以上ならPC、最大767pxでタブレット、最大479pxでスマートフォンの表示が適用されます。
レスポンシブデザインで使えるその他のCSS
レスポンシブデザインで使える、その他のCSSも見ていきましょう。
- <画像サイズの調整>
- @media screen and (max-width: 479px) {
- img {width: 100% ;}}
- ※スマートフォンでの閲覧時に画像の横幅を100%で表示
- <横並びの解除>
- @media screen and (max-width: 479px) {
- test {float: none;}
- img {width: 100% ;}}
- ※スマートフォンでの閲覧時のみ画像の横並びを解除
- <コンテンツの非表示>
- @media screen and (max-width: 480px) {
- img {display:none ;}}
- ※スマートフォンでの閲覧時に画像を非表示
上記のCSSを記述することで「画像が縮小される」「余計なコンテンツが表示される」などを解消できます。
レスポンシブデザインを行う際に注意すべき4つのこと
レスポンシブデザインを行う際に注意すべきことを4つ解説します。
デバイスごとのサイズを把握する
デバイスごとのサイズを把握しなければ、視認性や可読性を落とす恐れがあります。レスポンシブデザインでの表示形式は、各デバイスの大きさに依存します。どのデバイスであれば、どれくらいの大きさで映るのかを確認しておかなければ「スマホだと画像が見えづらい」「スクロールが増える」などの状態に陥るかもしれません。
レスポンシブデザインの柔軟性を活かせないため、必ずデバイスごとのサイズを把握したうえで、各種要素をデザインしてください。
ブレイクポイントを設定する
ブレイクポイントを設定しなければ、デバイスの条件に応じたCSSが適用されません。ブレイクポイントとは、画面切り替えを行う際の基準となるサイズ(px数)のことです。
スマートフォンは480px未満、PCは767px以上など、ブレイクポイントを指定して、画面が切り替えられるようCSSを記述しましょう。
表示情報の住み分けをする
デバイス別に表示すべき情報を検討し、どのユーザーも過不足なく情報が得られるよう配慮しましょう。すべてのデバイスで同様の情報を提供しようとした場合、画面サイズの小さいデバイスでは、視認性・可読性が低下します。
スマートフォン・タブレット・PCで表示すべき情報を明確化し、伝えたい内容に絞ってページを表示させることが大切です。
デバイスごとにUIの変更が必要かを検討する
デバイスごとにUIの変更が必要かを検討し、Webサイトを適切に運用できる状態を構築しましょう。デバイスごとにUIを変更した場合、メンテナンスの際に手間がかかります。
しかし、UIを放置していると「リンクがタップしづらい」「文字が潰れて読めない」など、ユーザーの離脱を促すかもしれません。そのため、ターゲットユーザーを明確化し、どのデバイスからのアクセスが多いかを分析しましょう。
すべてのデバイスに対応させたい場合は、まずスマートフォン向けのUIから設計すると、段階的にデザインを最適化しやすくなります。
自社サイトはレスポンシブ化すべき?
自社サイトをレスポンシブデザイン化すべきか、以下の比較表から判断してみましょう。
項目 | レスポンシブデザイン化すべき | 他の手段を検討 |
---|---|---|
SEO対策の優先度 | 高い | 低い |
メンテナンスの工数 | 抑えたい | じっくり対応したい |
制作・構築コスト | 予算をかけられる | 予算を抑えたい |
制作・構築の期間 | 半年以上を想定 | 数ヶ月の短期を想定 |
ユーザーの主要デバイス | PC・スマートフォン・タブレットのうち2種以上 | 単一のデバイスが多い |
ターゲットユーザー | 若年層※スマホやSNSの活用頻度が高い | 中年層 |
コンテンツの編集頻度 | 低い | 高い |
既存サイト(PC向け)の有無 | なし | あり |
上記はあくまでも一例なので、予算やWebサイトの将来性、運用目的なども考慮したうえで、レスポンシブ化すべきかを判断しましょう。
レスポンシブ対応は専門会社への依頼がおすすめ
レスポンシブ対応は専門会社へ依頼し、高品質なWebサイト・ページを構築しましょう。Webサイトは、自社の認知度向上や顧客獲得など、ユーザーとの接点を持つために運用されます。
レスポンシブデザインは、より多くのユーザーへアプローチできる手段ですが、構築には専門知識・スキルが欠かせません。初心者の場合は「レイアウト崩れ」「不適切なUIの選択」などが懸念されます。
そのため、自社サイトのレスポンシブ対応を希望する場合は、専門会社への依頼がおすすめです。コストはかかりますが、より短期間かつ高品質な構築が目指せるでしょう。
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まとめ
レスポンシブデザインは、スマートフォン・タブレット・PCなど、あらゆるデバイスにWebサイト・ページを対応させられる技術です。ユーザーの利便性を向上できるため、ページからの離脱を防ぎ、SEO効果も期待できます。
ただし、初期構築にはコストがかかるほか、専門知識・スキルも求められます。そのため、自社サイトをレスポンシブ対応する際は、専門会社への依頼も検討してみてください。
自社対応よりも、短期間かつ品質を高めたWebサイト・ページを制作してもらえます。Webサイトは、ユーザーと自社をつなぐ窓口にもなるため、高品質なサイト構築を目指しましょう。
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