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レスポンシブデザインとは?メリットやデメリット、実装方法を解説

目次

レスポンシブデザインとは?メリットやデメリット、実装方法を解説

PCやスマートフォン、タブレットなど、昨今はユーザーの持つデバイスが多様化しています。企業側は、デバイスの多様化に対応できるよう、Webサイトのブラッシュアップが欠かせません。

そこで用いられるのが「レスポンシブデザイン」です。あらゆるデバイスに、Webサイト・ページのデザインを対応させられるため、アクセス数アップやページ離脱の防止に期待できます。

しかし、レスポンシブ対応へ取り組む際は、基本的な知識が不可欠です。そこで今回は、レスポンシブデザインの概要や主要なレイアウト、メリット・デメリットを解説します。

実装方法や注意点など、実践的な内容も解説するので、ぜひ参考にしてみてください。レスポンシブデザインへの理解を深め、時代にフィットしたサイト運営を目指しましょう。

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レスポンシブデザインとは?

レスポンシブデザインとは、ユーザーのデバイスに依存せず、画面サイズに応じて適切に表示を切り替えられる技術です。表示が自動で切り替えられるため、スマートフォンやタブレット、PCなど、デバイス応じたWebサイト・ページを制作する必要はありません。

Webサイト制作の工数や運用コストを抑えられる技術です。

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レスポンシブデザインの主要なレイアウト

レスポンシブデザインの主要なレイアウトを3種、特徴と併せてご紹介します。

レスポンシブレイアウト

レスポンシブレイアウトとは、画面幅のpx(ピクセル)数に合わせて、表示を切り替えるレイアウトです。

<レスポンシブレイアウトの特徴>
  • px数に応じて、画像やナビゲーションの配置が切り替わる
  • レイアウトが切り替わる基準は「ブレイクポイント」と呼ばれる
  • 画面幅が小さい場合、ページ内の情報量を削減するケースもある

たとえば、タブレット端末のブレイクポイントを768px以下、スマートフォンを320px以下と指定した場合、該当デバイスでのアクセスに応じて、レイアウトが切り替わります。画面幅が小さい場合、情報量が減る可能性もありますが、可読性を維持しやすいレイアウト方法です。

リキッドレイアウト

リキッドレイアウトとは、デバイスの画面幅に応じて、ページ全体の表示を切り替えるレイアウトです。

<リキッドレイアウトの特徴>
  • 画面幅に合わせて表示のみが切り替わる
  • ページ内の情報量に変化はない
  • タブレットやスマートフォンでは縦長に表示され、横スクロールしない

リキッドレイアウトは表示のみが切り替わるため、デバイスの種類にかかわらず、同じ情報を提供できるレイアウトです。

フレキシブルレイアウト

フレキシブルレイアウトとは、リキッドレイアウトに、表示幅の最大・最小値を指定できるレイアウトです。

<フレキシブルレイアウトの特徴>
  • 画面幅に合わせて表示が切り替わる
  • 切り替わる際は、表示幅の最大・最小値を指定できる

リキッドレイアウトの場合、大きい画面ではページ内画像が拡大され、可読性・視認性が落ちる可能性もありました。しかし、フレキシブルレイアウトでは、画像のサイドに余白が付けられるため、ユーザーが閲覧しやすい状態を維持できます。

レスポンシブデザインのメリット・デメリット

レスポンシブデザインを導入する際は、Webサイトの運用方法やコスト・工数にフィットしているか、メリット・デメリットもチェックしておきましょう。

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レスポンシブデザインのメリット

レスポンシブデザインのメリットは、次のとおりです。

<レスポンシブデザインのメリット>
  • デバイスに応じてWebサイト・ページを制作する手間がかからない
  • ユーザーの可読性や視認性を維持できる
  • 検索エンジンからの評価を高めやすい(SEO対策への効果)
  • Webサイト・ページのメンテナンスをデバイス別に行う必要がない
  • リンクがシェアされやすい

レスポンシブデザインは、単一のソースコードで、デバイスに応じたWebサイト・ページを制作可能です。個別にWebサイト・ページを制作・メンテナンスする必要がなくなり、手間やコストを抑えられます。デバイスの壁がなくなれば、SNSでの拡散・シェアにも期待できるでしょう。

さらに、Googleの検索エンジンは、ユーザーに対して質の高いコンテンツほど評価する傾向にあります。レスポンシブデザインは、Webサイト・ページの視認性や可読性を向上させる技術なので、SEO対策としての効果も見込まれます。

レスポンシブデザインのデメリット

レスポンシブデザインのデメリットは、次のとおりです。

<レスポンシブデザインのデメリット>
  • Webサイトの初期構築に手間と時間がかかる
  • レイアウト崩れのリスクがある
  • Webサイト・ページのデザインに制限がある
  • 表示速度が低下しやすい

レスポンシブデザインは、CSS(デザインを定義する言語)の構築時に専門知識が欠かせません。レイアウト崩れを起こさないよう注意を払いつつ、Webサイトを制作する必要があります。

さらに、デバイス別にWebサイト・ページを用意できないため、デザインは統一されます。デバイス別の見え方を考慮したデザインとなるため、自由度は低くなるでしょう。

また、レスポンシブデザインで制作されたWebサイト・ページは、読み込まれるHTMLのボリュームも増えます。表示速度が低下しやすく、ユーザーの離脱を促すリスクもあります。

レスポンシブデザインの実装方法

レスポンシブデザインの実装方法を段階的に解説します。

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HTMLにmeta viewportタグを記述する

まずはHTMLの<head>内に「meta viewportタグ」を記述します。meta viewportタグとは、ページの横幅(表示領域)を指定するタグで、このタグを記述すると、デバイスに応じて表示幅が調整されます。

<記述するタグ>
<タグの詳細>
  • meta name=”viewport”:デバイスに合わせて表示幅を調整するコード
  • width=device-width:デバイスの横幅を取得するコード
  • initial-scale:表示画面の倍率指定

上記を記述することで、デバイスの情報を取得し、適切な表示幅の調整が可能です。

CSSファイルにメディアクエリを記述する

CSSファイルにメディアクエリを記述し、ページサイズの切り替えを行いましょう。メディアクエリとは、デバイスの特徴を把握し、条件にマッチした時点で指定のCSSを適用する技術です。

具体的には、デバイス別に以下のCSSコードを記述してください。

<CSSコード>
  • PC:@media screen and (min-width: 767px) { }
  • タブレット:@media screen and (max-width: 767px) { }
  • スマートフォン:@media screen and (max-width: 479px)  { }
※{ }内は背景色の指定など、ほかのCSSを記述

上記の場合、横幅が767px以上ならPC、最大767pxでタブレット、最大479pxでスマートフォンの表示が適用されます。

レスポンシブデザインで使えるその他のCSS

レスポンシブデザインで使える、その他のCSSも見ていきましょう。

<画像サイズの調整>
@media screen and (max-width: 479px) {
img {width: 100% ;}}
※スマートフォンでの閲覧時に画像の横幅を100%で表示
<横並びの解除>
@media screen and (max-width: 479px) {
test {float: none;}
img {width: 100% ;}}
※スマートフォンでの閲覧時のみ画像の横並びを解除
<コンテンツの非表示>
@media screen and (max-width: 480px) {
img {display:none ;}}
※スマートフォンでの閲覧時に画像を非表示

上記のCSSを記述することで「画像が縮小される」「余計なコンテンツが表示される」などを解消できます。

レスポンシブデザインを行う際に注意すべき4つのこと

レスポンシブデザインを行う際に注意すべきことを4つ解説します。

デバイスごとのサイズを把握する

デバイスごとのサイズを把握しなければ、視認性や可読性を落とす恐れがあります。レスポンシブデザインでの表示形式は、各デバイスの大きさに依存します。どのデバイスであれば、どれくらいの大きさで映るのかを確認しておかなければ「スマホだと画像が見えづらい」「スクロールが増える」などの状態に陥るかもしれません。

レスポンシブデザインの柔軟性を活かせないため、必ずデバイスごとのサイズを把握したうえで、各種要素をデザインしてください。

ブレイクポイントを設定する

ブレイクポイントを設定しなければ、デバイスの条件に応じたCSSが適用されません。ブレイクポイントとは、画面切り替えを行う際の基準となるサイズ(px数)のことです。

スマートフォンは480px未満、PCは767px以上など、ブレイクポイントを指定して、画面が切り替えられるようCSSを記述しましょう。

表示情報の住み分けをする

デバイス別に表示すべき情報を検討し、どのユーザーも過不足なく情報が得られるよう配慮しましょう。すべてのデバイスで同様の情報を提供しようとした場合、画面サイズの小さいデバイスでは、視認性・可読性が低下します。

スマートフォン・タブレット・PCで表示すべき情報を明確化し、伝えたい内容に絞ってページを表示させることが大切です。

デバイスごとにUIの変更が必要かを検討する

デバイスごとにUIの変更が必要かを検討し、Webサイトを適切に運用できる状態を構築しましょう。デバイスごとにUIを変更した場合、メンテナンスの際に手間がかかります。

しかし、UIを放置していると「リンクがタップしづらい」「文字が潰れて読めない」など、ユーザーの離脱を促すかもしれません。そのため、ターゲットユーザーを明確化し、どのデバイスからのアクセスが多いかを分析しましょう。

すべてのデバイスに対応させたい場合は、まずスマートフォン向けのUIから設計すると、段階的にデザインを最適化しやすくなります。

自社サイトはレスポンシブ化すべき?

自社サイトをレスポンシブデザイン化すべきか、以下の比較表から判断してみましょう。

項目レスポンシブデザイン化すべき他の手段を検討
SEO対策の優先度高い低い
メンテナンスの工数抑えたいじっくり対応したい
制作・構築コスト予算をかけられる予算を抑えたい
制作・構築の期間半年以上を想定数ヶ月の短期を想定
ユーザーの主要デバイスPC・スマートフォン・タブレットのうち2種以上単一のデバイスが多い
ターゲットユーザー若年層※スマホやSNSの活用頻度が高い中年層
コンテンツの編集頻度低い高い
既存サイト(PC向け)の有無なしあり
【Webサイトの条件比較】

上記はあくまでも一例なので、予算やWebサイトの将来性、運用目的なども考慮したうえで、レスポンシブ化すべきかを判断しましょう。

レスポンシブ対応は専門会社への依頼がおすすめ

レスポンシブ対応は専門会社へ依頼し、高品質なWebサイト・ページを構築しましょう。Webサイトは、自社の認知度向上や顧客獲得など、ユーザーとの接点を持つために運用されます。

レスポンシブデザインは、より多くのユーザーへアプローチできる手段ですが、構築には専門知識・スキルが欠かせません。初心者の場合は「レイアウト崩れ」「不適切なUIの選択」などが懸念されます。

そのため、自社サイトのレスポンシブ対応を希望する場合は、専門会社への依頼がおすすめです。コストはかかりますが、より短期間かつ高品質な構築が目指せるでしょう。

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まとめ

レスポンシブデザインは、スマートフォン・タブレット・PCなど、あらゆるデバイスにWebサイト・ページを対応させられる技術です。ユーザーの利便性を向上できるため、ページからの離脱を防ぎ、SEO効果も期待できます。

ただし、初期構築にはコストがかかるほか、専門知識・スキルも求められます。そのため、自社サイトをレスポンシブ対応する際は、専門会社への依頼も検討してみてください。

自社対応よりも、短期間かつ品質を高めたWebサイト・ページを制作してもらえます。Webサイトは、ユーザーと自社をつなぐ窓口にもなるため、高品質なサイト構築を目指しましょう。

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この記事の監修
リカイゼン サポートデスク 
吉田・新町
BtoBマッチングサービスであるリカイゼンにおいて、発注企業からのご相談のヒアリング、企業選定のフォローなどを行う部門の担当です。出展企業であるシステム開発やWEB制作、クリエイティブ制作会社ともコミュニケーションを取りながら、年間数百件の受発注のサポートを行っています。

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