【ExcelVBAとAccessの違い】ExcelVBA導入の"メリット"とは

営業、経理、人事など、どの部門でも必ず必要になるデータ管理。
例えば売上や在庫など毎日集計が必要なものや、月次で集計し分析に使うものなど目的に合わせ活用する場合が多いでしょう。

データをExcel等で管理している場合、作業効率を上げる方法として便利なのがExcelVBAを導入する方法です。
この記事では、よく混同されがちなAccessとの違い、またExcelVBA導入のメリットをご紹介します。

先にExceVBAに対応できる会社を探したいという方は「見積依頼が可能なExcelマクロ・VBA開発の会社一覧」をご覧ください。
また、Accessに対応できる会社を探したい方は、「見積依頼が可能なaccessデータベース構築の会社一覧」をご覧ください。

ExcelVBAとは？

VBAとはMicrosoft Officeに含まれるアプリケーションソフトの拡張機能の一つです。
利用者が簡易なプログラムを記述して実行することで、同じことを繰り返す作業や複雑な処理の自動化などを行うことができる機能自体をマクロ、VBAはそのシステムを構築するプログラミング言語を指します。

ExcelVBAとAccessの違い

ExcelとAccessはともにデータベースを管理するものでありますが、それぞれ違いや特徴があります。下記のように分類することができます。

Excel

（データベースとして使われることもある）表計算ソフト

Access

データベース管理専門ソフト

例えばデータ入力の方法も、Excelはセルに直接入力するのに対し、Accessでは専用画面を通しての入力を行うという違いもあります。

Excelはもともと表計算ソフトなので、ExcelVBAではシートに直接データを入力し、そのままデータ加工や表計算を行うことが可能です。Accessはデータベースソフトとなので、データ加工や表計算を行う場合は、データを取り出して別途加工が必要です。

ExcelVBA、Accessそれぞれの特徴を理解することによって、目的によって使い分けることができます。

事例）見積書作成の効率化

Excelでは様々な目的に合わせVBAを導入することができます。

全国に多数の販売先を持つ食品加工メーカーの場合、「商品名」「商品数」「商品コード」などを各営業担当がいつもExcelに手入力するため、見積書作成にかなり時間を要してしまいます。
その際、既存のExcelデータにVBAを組むことで、商品コードを入力するだけで商品名や金額の集計まで自動で出力することができます。
結果、各営業スタッフが手入力していた工数が減り、情報共有も円滑になります。

このように、１つの動作で複数のデータを紐付けて出力できることが、VBAの大きな特徴です。

ExcelVBAのメリット

ExcelVBAを使うことでどのようなメリットを得ることができるのでしょうか？

１）自動化による作業時間の短縮

まず大きなメリットは、作業の効率化を測ることができる点です。

例えば、データの入力や分析・複雑な計算式など、通常手入力で行うと膨大な工数がかかる作業が、VBAの自動化処理をしておくだけで大幅に短縮することができます。
短縮して空いた時間を別の業務に費やすなど、時間の有効活用が可能になります。

２）自動化による作業の正確性担保

自動化によって、手入力で起こりうる人的なミスを防ぐことができます。
万が一、プログラミングにミスがあった場合の修正も簡単に行うことができます。

毎日のルーティン作業の中に、Excelデータの計算、並べ替え、書式の変更、定型ファイルの作成などがあればExcelVBAで自動化すると業務改善の効果が大きく得られるかもしれません。

ExcelVBA導入時の注意点

一方、注意も必要です。
マクロVBAの存在を理解していない人が使用した場合、Excelを使うのと同じ要領で修正してしまうと、セルの参照項目などがずれてしまうことがあります。意図せぬ使い方をしないように事前に共有することが必要です。

また、VBAで効率化が実現したとしても、VBAを使う人の【意思】がなければ、作業効率化の先にある本来の事業パフォーマンスは上がりません。
効率化だけを目的とするのではなく、VBAで得られる数値、効率化して空いた時間をどう活用するかを考えることが重要です。

おすすめのExcelシステム開発会社5選

ここでは、Excel開発に強いシステム開発会社を5社紹介いたします。

サイコパスコンサルティング合同会社

https://rekaizen.com/company/psychopath

広島に本社がある、ExcelやAccess、SharePoint、Dynamics365といったマイクロソフト社の製品を使ったシステム開発を得意としている会社です。

EXCELVBAの開発の実績が豊富にあり、マイクロソフト社の正規代理店であるため、なにかしらのトラブルが発生した際も柔軟に対応することが出来ことが特徴です。

ITの力で世の中のサイコパスな社会問題や業務課題に立ち向かいと思ったことが社名の由来だそうです。

株式会社Ｎｏｓｈ

http://nosh-inc.com/outline.html

都内にある設立5年目のシステム開発会社です。

Excel VBAの小規模システムをもっとも得意としており、100本以上のツール作成経験があり、現在も月に５～６本は作成しているそうです。

その他に、VB.NET、C#.NET、PHP、MS ACCESS、Java、Pythonなど多数の言語での大規模システムの開発経験があることが特徴です。

OpenMindCommunication株式会社

http://open-mind-communication.com/company.html

都内にあるシステム開発会社です。

B to Bのシステム開発を中心に事業を展開しており、業務データを格納するデータベースの設計、開発に知見の深いメンバーが複数在籍していることが大きな魅力です。

また、ExcelVBAを利用した業務効率化ツールの開発経験も十分な会社です。

ソフトブレーンズ

https://rekaizen.com/company/softbrains/company/

20年以上Windows、Webシステム開発に従事している老舗の開発会社です。

実績としましては、お客さまのご要望をお伺いし、管理、操作の簡易化に重きを置いたシステム開発を得意としております。

特に、システムに慣れていない方でもすぐに慣れることができるシステムの構築が特徴です。

顧客管理、会員管理、売上管理、工事進捗管理、伝票発行システム、不動産物件管理等、自動車販売台数管理といった多種多様の実績がある会社です。

株式会社ハートステップ

https://rekaizen.com/company/heartstep

東京・代々木にてソフトウェアの開発を中心にIT全般でのシステム開発、コンサルティング、インターネット関連サービス行っている会社です。

大手企業のシステム改版の作業を中心で行っており、その中でExcelVBAでツールを作成し、生産性の向上や品質確保に努めた実績をお持ちです。
アジャイル開発の利用者の視点に沿った設計開発が行える点も大きな魅了の一つです。

システムはお客様のものであることを念頭に置き、心のこもったシステムを提供している会社です。

もっとたくさんの会社から探したいなら

上記だけでなく、もっと多くの会社から自社に合う会社を探したい場合は、「見積依頼が可能なExcelマクロ・VBA開発の会社一覧」をご覧ください。60社以上の会社から探すことが可能です。

まとめ

データを用いて決まった作業を繰り返し行う場合、ExcelVBAは費用を抑え業務効率化を図れる便利なシステムです。

ExcelVBAのメリットや相性を理解し、適した発注を行うことが大切です。
具体的な導入費用や効果を開発会社に相談してから検討することも可能です。まずは複数社に要望を相談してみてはいかがでしょうか。

リカイゼンでは、一度にまとめて複数社から概算見積もりを取得ることができ、費用相場を知ることが可能です。
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