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ECサイトとは?必要な機能や制作方法、運営業務までわかりやすく解説

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ECサイトとは?必要な機能や制作方法、運営業務までわかりやすく解説

自社の商品やコンテンツを開発・作成したあとは、できるだけ多くの見込み客に販売して売上をあげていきたいですよね。そこで有効なのが、インターネット上で自社商品やサービスを販売できる「ECサイト」です。

とくにECサイトによる市場規模は、2010年の7兆7,880億円から2019年には、19兆3,609億円と約2.5倍も拡大しています。

引用:国内電子商取引市場規模|経済産業省

しかし、ECサイトを構築するにあたって「モール型」や「自社サイト型」などさまざまな種類があり、困惑してしまうケースもあるでしょう。

この記事では、ECサイトとはどのようなサイトを指すのかという点から、自社で制作するときの具体的な方法や必要となる機能まで、詳しく解説します。

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1. ECサイトとは?

ECサイトはElectoronic Commerceの頭文字をとった名称です。クレジットカード決済をはじめ、電子決済による商取引を行うサイトは、すべてECサイトと呼ばれます。

たとえば、Amazonや楽天市場などで購入する商品は、現金の受け渡しではなく、すべて電子決済による取引です。このように、インターネットを介して商品やサービスを購入できるサイトが、ECサイトになります。

また、ECサイトは「商圏を事実上全国に広げる」ことができ、売上だけでなく「認知度拡大」にもつなげられるメリットも、大きな魅力です。

ECサイトの種類

ECサイトという言葉で一括りにされがちですが、厳密には、いくつかの種類に分類されています。そのため、自社でECサイトを制作するときは、どの種類に当てはまるか、あらかじめ見当をつけておく必要があるのです。ECサイトの種類を、それぞれ解説します。

モール型

モール型ECサイトの代表例としては、Amazonや楽天市場、Yahoo!ショッピングなどをイメージすると、わかりやすいでしょう。上記サイトのように、大きなプラットフォームに複数のECサイトを展開するのが、モール型ECサイトの特徴です。

自社サイト型

自社サイト型は、名称のとおり、自社独自のECサイトを構築する形式です。詳しくは後述しますが、自社サイト型の場合は「フルスクラッチ」「オープンソース」「パッケージ」「ASP」などさまざまな構築方法あります。

BtoB型

一般的なECサイトは、消費者向けのサービスであることが多いですが、BtoB型のECサイトは、企業向けに商品やサービスを販売するサイトです。

また、IDやパスワードなどの制限をかける「クローズド型」と、一般的なECサイトと同様の「スモール型」の2種類があります。自社商品やサービスが法人向けのものであれば、BtoB型が適しているでしょう。

越境型

越境型ECサイトは、国を跨いで商品やサービスを販売するときに構築される形です。とくに経済産業省による報告書によると、近年は中国とアメリカからの購入が多く、中国と日本での市場規模は1兆6,558億円、アメリカと日本における市場規模は、9,034億円となっています。

引用:内外一体の経済成長戦略構築にかかる国際経済調査事業|経済産業省

このように、国内だけでなく、グローバルに市場を広げていきたい場合は、越境型ECサイトの構築がおすすめです。

2. ECサイトに必要な8つの機能

実際にECサイトを構築するために必要となる機能は、大きく8つあります。

①商品・受注管理機能

ユーザーが商品を購入してから入金処理、商品の発送までスムーズに行うには必ず受注管理機能が必要です。これらの機能がないと、商品のキャンセル処理や在庫補充などの対応が遅れ、悪い評判につながってしまう危険性があります。

②顧客管理機能

大手ECサイトでは、一度購入した商品や傾向を分析して「あなたにおすすめ」のように提案してもらえる機能があります。これらはユーザーごとに表示される内容が違うためより購入されやすく、継続して利用してもらうには、欠かせない機能です。

③ショッピングカート・決済機能

ショッピングカートは、一般的なECサイトにある「カートに入れる」という機能です。この機能を搭載することで、ユーザーが欲しい商品をピックアップしておき、まとめて購入できるようになります。また、購入方法は電子決済が基本となるため、オンラインですべて取引が完結できるよう、決済機能も必要です。

④クーポン・キャンペーン機能

ECサイトを長く利用してもらうために、顧客管理機能と合わせて、クーポンやキャンペーン機能も大切でしょう。自社サイトを利用してもらう上で、お得感を与えることはとても重要です。

⑤メルマガ機能

ECサイトの運営は、通常であれば、受け身の状態で商品が購入されるのを待つしかありません。しかし、自社に興味をもったユーザーがメルマガに登録できる機能があれば、能動的に商品をセールスでき、かつ高い成約率が見込めるため、搭載しておいて損はしないでしょう。

⑥セキュリティ機能

当然ですが、ECサイトではクレジットカード情報をはじめ、さまざまな個人情報を扱うため、セキュリティ機能にはとくに気を配りましょう。

⑦分析機能

自社ECサイトに訪問したユーザーのアクセス数や年齢などの属性、購入するまでの行動などサイトを運営する上で、ユーザーの行動を分析できる機能も検討しましょう。とくにユーザーの行動分析は、売上を伸ばしていくためにも重要です。

⑧問い合わせフォーム

ユーザーから自社へコンタクトをとるための手段として、問い合わせフォームの設置は、必須ともいえます。とくに商品の不備や不明点による問い合わせは必ずあるので、迅速かつ的確に対応できるようにしておきましょう。

3. ECサイトはどうやって制作する?

先ほど自社でECサイトを構築する場合は、いくつかの方法があると述べました。ここでは、より具体的なECサイト制作方法を解説します。

フルスクラッチ

フルスクラッチは、まったくのゼロからECサイトを構築する方法です。かなりのコストと長時間の開発期間が必要ですが、制限がほとんどないため、自由かつ大規模なECサイトを制作するのに適しています。

オープンソース

オープンソースは、プログラムやコードが無償で公開されているものを指し、このコードを利用してECサイトを構築します。大きなメリットは、コストをあまりかけずにECサイトを構築できる点と、技術力次第ではカスタマイズの自由度が広がるという点です。

しかし、無償で誰でも利用できる分、不具合などが生じても自社の責任になってしまい、運用するための保守コストも必要になります。したがって、技術力は必要ですが、低コストかつカスタマイズの自由度が高いECサイトを構築したい場合におすすめです。

パッケージ

パッケージは、ECサイトの構築に必要な機能をパッケージ化されて、ソフトを購入して開発する方法です。ゼロから機能を開発する必要がないため、フルスクラッチよりもコストは抑えつつ、オープンソースより簡単にカスタマイズできるECサイトを制作したい企業に適しています。

しかし、長く運用しているとパッケージ自体が古くなってしまうという欠点があり、セキュリティ面を考慮し、数年ごとにシステムのアップデートやリニューアルが必要です。

ASP

ASPは、サービスを提供している事業者のサーバーを利用してネットワーク上にECサイトを構築し、月額費用もしくは決済手数料を払って運用する方法です。

メリットは、カード決済機能やカート機能のように、ECサイトに必要な機能の開発が必要ないことと、比較的低コストでECサイトを運用できる点です。

しかし、ASPは提供事業者のサービスを利用するため、外部システムと連携できなかったり自由にカスタマイズできなかったりと制限が多くなります。したがって、デザイン性などにこだわらない簡易的なECサイトの構築に適しています。

4. ECサイトの運営で必要な業務

ECサイトの運営に必要な業務は、フロントエンド業務とバックエンド業務の2つがあります。いずれもECサイトにおける売上と、顧客満足度を向上させるための重要な業務です。

バックエンド業務

バックエンドとは、ECサイトにおける「裏方」を意味します。つまり、商品の受注や在庫管理、配送、その他アフターフォローなどユーザーの顧客満足度を高めるための業務です。

継続して自社サイトを利用してもらうには、ユーザーがストレスなくサービスを利用できる必要があります。したがって、クレーム対応には迅速かつ的確に対応したり、注文から発送までを他社よりも早くしたりする工夫が大切なのです。

フロントエンド業務

フロントエンド業務は、実店舗でいう「販売員」にあたります。ユーザーが商品を購入したくなるような商品企画やサイトデザイン、プロモーションなどを行うのが、フロントエンド業務の役割です。

つまり、顧客がストレスなくサイトを利用できるようにサポートするのがバックエンド業務であり、商品の魅せ方など、実際の売上に直結する業務がフロントエンド業務になります。これらの業務は、両方バランスよく行うことでユーザーに愛され続けるECサイトを作ることができるでしょう。

5. まとめ

今回は、ECサイトがどのようなサービスであり、種類があるのかという点から、実際にECサイトを構築するときに必要な機能および業務について解説しました。

ECサイトを構築するにあたって、まず行うことはどのようなコンセプトと規模感で運営していくのかを明確にしておくべきでしょう。なぜなら、ECサイトは制作の仕方ひとつで、コストが違うからです。

カスタマイズの自由度やデザイン性にこだわらないのであれば、コストをかけない方法で制作するのが適していますが、ブランドイメージやこだわりの機能を搭載したいのであれば、それなりにコストがかかります。

このように、ECサイトを構築するときは、サイトを作る目的・コンセプトをじっくり検討した上で、今回解説した内容を実践してみてください。

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この記事の監修
リカイゼン サポートデスク 
吉田・新町
BtoBマッチングサービスであるリカイゼンにおいて、発注企業からのご相談のヒアリング、企業選定のフォローなどを行う部門の担当です。出展企業であるシステム開発やWEB制作、クリエイティブ制作会社ともコミュニケーションを取りながら、年間数百件の受発注のサポートを行っています。

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