進化し続けるプロジェクションマッピング

進化し続けるプロジェクションマッピング

プロジェクションマッピング

プロジェクションマッピングとは、パソコンで作成したCGと専用の映写機器を用いて建物や物体、あるいは空間などに対して映像を映し出す技術の総称です。プロジェクションマッピングとは、パソコンで作成したCGと専用の映写機器を用いて建物や物体、あるいは空間などに対して映像を映し出す技術の総称です。 数年前に技術が確立され、その後大規模なパフォーマンスで使用されることによりその知名度を上げました。 今回はそんなプロジェクションマッピングの中でも、特に魅力的な例を紹介します。

○TOKYO　HIKARI　VISON（東京駅）

改築された東京駅をスクリーンにして映し出されたプロジェクションマッピング。 コンセプトは「光」で、目まぐるしく変わっていく映像と共に、世界中に存在するさまざまな光を巡る旅ができます。 神が創造した「自然の光」、人の営みが生んだ「都市（まち）の光」などなど、観客はこの旅を通して多用な光を追体験していきます。 クライマックスではそれまでの旅を経て集められた光が収束し、東京駅舎を「光のモニュメント」として無限に変化させます。 鳥の羽ばたきや沢山のボールが転がってくる臨場感、夜の東京駅が躍動して姿を変化させていくラストなどがおすすめのシーンです。

‪○Guimarães ‬2012. Opening Show 3D Projection Mapping(ポルトガル、Guimarães)

このプロジェクションマッピングは文句なしに印象的です。 建物に投射しているにも関わらず、まるで目前にあるかのような立体感で映像が迫ってきます。 CGで作られた建物が姿形を変えていく様には、思わず本当に動いているのではないか？と錯覚してしまいます。 また、映像に出てくる動植物や景色はポルトガルの歴史に深く関わるものであり、映像自体がポルトガルの年代記といえる作りになっています。 どのシーンもインパクトがありますが、バッファローが突進してくる場面と兵士が戦争する光景は圧巻です。

まとめ

新たな映像の芸術とも言えるプロジェクションマッピング。 今後の展開次第では、大小様々な規模の芸術的な映像を目にすることができるでしょう。