待ってたよ！Amazon EC2 Container Registry！

こんにちは！SUPINF女子部です。

先日俳優の海宝 直人さんが劇団四季『ライオンキング』のシンバでデビューするいう発表があり
大 興 奮 です。
海宝さんといえば子役のときに、初代ヤングシンバとして活躍されていました。
そんな彼が大人になって再びシンバで戻ってきてくれるなんて！感激！
来年春デビュー予定ということで、今から待ち遠しいですね！

さて、そんな中ミュージカル以外にも興奮する発表が…

ついにきました！
Amazon EC2 Container Registry (ECR) が日本時間の12月22日一般利用可能となりました。
と、いうことで本日はECRについて考えてみたいと思います！

Dockerってなに？？

Docker社が開発するオープンソースのコンテナ管理ソフトウェアのひとつです。
Linux Containerの技術を活用して、コンテナ型の仮想環境を作成するものです。

・オーバーヘッドが少なく、動作が軽い
・DockerHubのコンテナイメージを使って構築作業が不要になる
・テスト環境、本番環境など様々な環境で等しく動く
・コンテナの作り直しも簡単

こんな特徴のある便利な技術です。

〈Docker Hubって？〉
Docker社が提供しているリポジトリで、
様々な団体や個人が作成したDockerイメージを利用したり、自分の作ったイメージを共有したりできる

〈Dockerイメージって？〉
Dockerコンテナのベースとなるひな形のこと

〈Dockerコンテナって？〉
あるDockerイメージをベースにして
個別アプリケーションの環境をセットアップして作成するコンテナ実行環境

Amazon EC2 Container Service (ECS)ってなに？？

AWS re:Invent 2014で発表された、DockerコンテナをEC2インスタンス上で動作させ
コンテナ群(クラスタ)の管理を容易にしてくれるコンテナ管理サービスです。

Dockerは単体の技術は非常に優れていますが、
コンテナの数が増えてくるとその管理や運用は大変になってしまいます。

ECSを使えば面倒なクラスタの管理をAWSがまるっと引き受けてくれるので、
自分でクラスタ管理ソフトウェアを用意したり、運用したりする必要がなくなります。
また、コンテナの配置も柔軟に行ってくれるので開発者はDockerを使って
アプリケーションを作成することだけに集中することができます。
もちろんAWSのほかのサービスとの連携もできます。

ECSを使えばたくさんのコンテナを必要とするプロジェクトでも簡単に管理ができちゃいます！

ここからが本題です。

Amazon EC2 Container Registry (ECR)ってなに？？

ECRは今年のAWS re:Invent 2015で発表されました。
そのときはまだ事前発表だけだったのですが、ついに一般利用が可能となりました。
自前でDockerイメージレジストリを用意しているという顧客の声から生まれた
このサービスをきっと多くの開発者が待ちわびてたことでしょう！

ECRを使えば
コンテナレジストリに必要なインフラの運用やスケーリングが不要になります。
ECSでクラスタ管理をまるっと引き受けてくれたAWSが今度は
コンテナレジストリをまるっと引き受けてくれます！

これでDockerコンテナイメージの保存、管理、デプロイを簡単にできるようになります。
また、安全性も高くコンテナイメージはHTTPS経由で送信されS3に暗号化されて保存されます。
安心ですね！

ECSとAmazon CLIとも連携をしているので開発や本番でのワークフローの簡略化が可能です。
AWSの公式ブログにはどのくらい簡単かということで、
Dockerコンテナの保存、管理、デプロイの流れを紹介してくれています。
(早速さわってみましたというブログを書いている方もいますね！はやい！)

今話題のコンテナですが、さらに目が離せなくなりましたね！
AWSでもECSに加えてECRが利用可能になったことにより、
コンテナの作成や管理、動かすための作業がより一層簡単になりました。
この機会にコンテナに手を出してみるのはいかがでしょうか！