- クリエイティブ制作
- パンフレット・カタログ制作
映画パンフレットはインパクトある表紙が決め手!SNSで話題のビジュアル制作事例
- [更新日]2020/11/19
- [公開日]2017/11/30
- 4492 view
- 有限会社サイレン
3つ目の事例は映画『東京喰種 トーキョーグール』に関するもの。こちらは人気漫画が元になった映画。私たちはこの劇場版パンフレットを私たちは手がけました。
■事例3:作品の特徴を活かし一風変わった制作をすることで、SNSでも話題に
『東京喰種 トーキョーグール』という漫画をご存知でしょうか。週刊ヤングジャンプという雑誌で2017年現在も連載されている作品です。内容は現代の東京を舞台に、人の姿をしながら人肉を食べて生きる「喰種(グール)」という架空のキャラクターをテーマにしたもの。ジャンルはサスペンスやホラー、ファンタジー、バトルアクションというようなものになるでしょうか。11年の連載開始当初から話題となり、アニメやゲームなどでも多様なメディアで展開をしている人気作品です。そして17年7月には実写映画も公開。私たちはその劇場版パンフレット制作に携わらせていただきました。
パンフレット特有の販売事情を考慮し、来場者の興味をひくパンフレットを制作
映画の劇場版パンフレットは、多くの人が一度は手に取ったことがあると思います。人気の映画ですと、中古品が高値で取引されていたり収集をしたりする人がいるほど。パンフレットには映画の面白さや見る楽しみをより引き立てるものとして役割を担っています。
このパンフレット、冊子という点では書店で並んでいる雑誌と違いがないように感じられるかもしれませんが、販売においては特有の事情があります。それは「表紙の印象で購入の意思決定が決まる」というもの。劇場販売のみのため映画を見る直前に購入するケースが圧倒的に多いですが、その際に「評判を調べたり立ち読みしたりしてから、中身次第で買うか決める」ことがないのです。そのため大切なのは表紙でどれだけの興味をひくことができるか。今回の制作もこの点を重視し制作を進めました。
作品の設定からアイディアを捻出。一風変わったデザインに
そこで私たちが提案したのは、作中に出てくる主人公の皮革マスクを使った表紙。本作では「戦闘において素顔を隠すためにマスクをつける」という設定があるのですが、それを活かし、枠いっぱいにマスクをデザインしました。また左目の箇所だけをくり抜きそこから目が覗いているのですが、めくると3ページ目に印刷された主人公の素顔がでてくるという仕掛けに。表紙の紙にもこだわり、皮革の質感を演出するよう注力しました。
制作期間は1ヶ月半ほど。「初号」というできあがった作品の最初の試写会を見てからつくり始めました。実際の制作期間はライターからの原稿があがったのちに着手するので、もっと短いかもしれません。これは標準的な例ですが、さらにタイトなスケジュールの場合もあります。
インパクトのある表紙はSNSでも評判に。来場者から高評価をいただく
パンフレットは各方面で話題になりました。見た目の珍しさだけでなく作品の世界観をそのまま感じることができるよう制作したので、来場者からは良い評価を得られたと思います。なかでも印象的だったのは、TwitterやInstagramといったSNSでも話題になったこと。被写体としてのインパクトも大きかったためか、写真と合わせて「パンフレットがかっこいい」などの意見を投稿している様子が若者を中心に多く見かけられました。SNSが発達する前はこのような形で反応を見ることができませんでしたが、今回来場者の感想や気持ちを直接的に知ることができてとても嬉しく思いましたね。
とはいっても実は、SNSでの拡散は狙っていた部分があります。前述の通りパンフレットは表紙で購入の意思が決まるという特異なジャンル。一風変わったものにすることで話題が生まれ、SNSで拡散されることで、さらにたくさんの人に知っていただけたらいいなと考えていました。自分が知らなくても、友達の投稿を見て「そういえばこの作品、話題になっているよね」といった形で映画に興味を持っていただく。そのような効果が生まれればと思いましたね。
ご相談はこちらから
企画や要件が固まっていないご相談でも
お気軽にお問い合わせください。
-
01
相談する
-
02
要件ヒアリング
-
03
専門企業のご紹介
-
04
企業との
ご面談&見積取得 -
05
企業選定〜契約締結
サポート -
06
専門企業と直接
プロジェクト進行
※ステップ5以降はご希望に応じて
サポートいたします。
EDITOR PROFILE
有限会社サイレン
三堀 大介