デザインアワードに出品するメリットとは？

デザインアワードに出品するメリットとは？

最近、大手企業がデザイン会社を買収するというニュースをよく目にします。ビジネスでのデザインの必要性に気づくと同時に価値が高まってきていると伺えます。デザイン性の高い製品がぞくぞくと生まれる中、今回は、本当に優れたデザインを表彰するデザインアワードに着目してみます。

世界3大デザインアワード

日本ではグッドデザイン賞が有名ですが、他にも様々なデザイン賞があります。特に注目されるのが世界3大デザインアワード。

iF DESIGN AWARD

「デザイン界におけるオスカー賞」ともいわれる世界的にもっとも有名なデザイン賞の一つです。ドイツを拠点としており、1953年から開催。全世界の工業製品などを対象に優れたデザインを表彰しています。

red dot design award

こちらも1955年からドイツで主催している、国際的なデザイン賞です。主に3つのジャンルで構成されており、プロダクトデザイン、デザインエージェンシー、デザインコンセプトのそれぞれで賞が存在します。受賞した製品はレッド・ドット・デザイン・ミュージアムに展示されます。

IDEA Award

アメリカのインダストリアル・デザイナー協会が主催するデザイン賞です。経済と生活の質に深く関わるインダストリアルデザインの価値を一般やビジネス界に伝えることを目的に1980年に設立されました。（出典：WGD http://www.worldgooddesign.net/award/index.shtml）

デザインアワードに出品するメリット

このように世界各国で様々なデザインアワードがありますが、エントリーに費用がかかるところもあり、なかなか出品までいかないという企業も多いでしょう。では実際に出品することにどんなメリットがあるのでしょうか。一番大きいポイントとしては、第三者の視点でみた評価です。出品している企業の中には、販促としての目的ではなく自社のプロダクトを客観的にみて評価してもらう場として考えているところもあるようです。もちろん有名な賞を受賞することで製品価値を高めることや社内のモチベーション向上にもつながっています。デザインアワードには無料でエントリーできるところもあるので、自社製品のデザインを見直す機会として一度参加してみてはいかがでしょうか。