ポートフォリオサイトを活用してスムーズなデザイン依頼をしよう

デザインを外注・発注したい時は、ポートフォリオサイトを利用しましょう。
「ポートフォリオサイト」とは自社もしくは個人の制作物や実績を紹介するために作るサイトのことを指します。

今回は、ポートフォリオサイトを活用してスムーズにデザイン依頼を行うポイントを紹介します。

1. ポートフォリオサイトとは

ポートフォリオサイトは、実績紹介サイトです。 パンフレット、カタログ、チラシ、ポスターなｄのグラフィックデザインや、コーポレートサイト、採用サイト、キャンペーンサイトなどWEBサイトのデザインを外注する際は、ポートフォリオサイトが非常に参考になります。

デザインなどの目に見えないものを作ってもらう際には、全てデザイナーの力量に任せるのか、自分たちの方向性・イメージを共有してそこに沿ってもらうのかが大切になります。
例えば、自社の公式ホームページなどのデザインは、サイトに訪れたユーザーに自社の印象を与える大切な部分です。その大切なデザインの部分を担当する制作会社やイラストレーターを良く選ばずに依頼すると、結果的に「イメージと違った」などで修正を繰り返すことになりかねません。

クオリティが低いデザインを利用していると、ユーザーからの評判にも悪影響が出てしまいます。
そのくらいデザインは大切なものなので、デザインを外注する際はあらかじめポートフォリオサイトなどで想定やイメージしているデザインがあるかなど確認しておくことが重要です。

デザインを行っている会社は、大手でも個人経営でもポートフォリオを持っていて、営業ツールとして公開しています。
それを見れば、今まで手掛けた仕事はどんなものがあるのか、どんな分野の仕事に強いのかがわかります。ポートフォリオサイトには自社の強みや、個人のスキルを表す制作物が多く記載されているので、依頼の際の検討材料にすることが可能です。

また、業界ごとにポートフォリオをまとめたサイトなども存在するので、活用することで自社に合ったデザインの参考例を見つける際に便利です。自社のWebサイトのグラフィックデザインをより理想に近づける際に活用しましょう。

2.　ポートフォリオサイトを使うメリット

実際にグラフィックデザインなどを外注する際にポートフォリオサイトを使うと、クオリティ・実績を知る手がかりになり、業界的な特徴を知ることができます。そのため、比較検討をする際に、さらに細かい確認することが可能です。

グラフィックデザインを選ぶ際は実績だけではなく、自社のカラーに合っているかなど感性的な部分も大切です。そのため、グラフィックデザインやイラストを外注する場合は積極的にポートフォリオサイトを活用することが求められます。

ここからはポートフォリオサイトを使うメリットについて具体的に解説するので、是非ご参考にしてください。

クオリティ・実績を知る手がかりになる

企業や個人のポートフォリオサイトでは、今までどのような仕事をしてきたのかという実績が載っており、実際のイラストやデザインなども記載されていることが多いです。そのため、クオリティや実績を把握することができます。

実際に実績面を重視する場合は、どのくらいの企業や個人を対応してきたのか数字の面も意識して確認することが重要です。多くの企業や個人のグラフィックデザインやイラストなどを手掛けていることはそれだけノウハウが蓄積している可能性が高くなります。
やり取りもスムーズに行くことが多いのでより安心して外注することが可能です。

また、実績面だけではなく、どのようなデザインを得意としているのか確認することも大切です。自社の求めているイメージとかけ離れている会社や個人に依頼すると、後悔することも多いので十分に確認しておきましょう。

業界的な特徴を知ることができる

ポートフォリオを効率よく確認したい場合はポートフォリオまとめサイトを活用することがおすすめとなります。ポートフォリオまとめサイトは、業界ごとに調べられることもあり、業界ごとの共通する特徴が見られます。

そのため、自社の業界に合ったWebデザインをより手軽に発見できます。業界ごとのデザインを得意としている企業や個人のイラストレーターも多いので、より自社の業界に精通しているところに依頼することで、ミスマッチを防いだ上でデザインの依頼することが可能です。

そこでここからは飲食業界、不動産業界、ECサイト業界を代表例としておすすめのポートフォリオまとめサイトから業界ごとの共通点をご紹介します。

飲食業界

飲食業界のデザインはトップページでまず目玉となる料理の写真をファーストビューとして前面に押し出しているデザインが多くなっています。そうすることで、自社の料理で一番アピールしたいものが宣伝できるようになっているのがポイントです。

中にはトップページにそのままメニューを表示して、料金なども記載しているWebサイトもあります。実際にメニューを載せることでより来店時の際のイメージが湧きやすくなるので、効果的な戦略と言えるでしょう。

また、Webサイトのトンマナとしてベースの色・背景色が白・グレー系統でまとめられている点も共通点として挙げられるでしょう。色をシンプルにしてより統一感を出すことで見やすいサイト作りを可能としています。

不動産業界

不動産業界はWeb集客に力を入れている業界なので、ユーザービリティを重視したデザインが目立ちます。ユーザービリティが疎かになってしまうと、そのまま訪問ユーザーの離脱率にも繋がってしまうので特に注意したいポイントです。

また、不動産では実際の家のイメージなどを伝えるために家の写真などが前面に出ており、その上でキャッチーなフレーズが記載されていることも多く、より訪問ユーザーの印象に残りやすくなっています。

さらに、公式サイトのトンマナとしてベースの色で白やグレーを使用している企業が多くなっています。そうすることで、より目に負担がかからない訪問ユーザーにとって優しいサイト作りに成功していることがうかがえるでしょう。

ECサイト業界

ECサイトは商品を販売することをメインの目的と置いている企業が多いので、まず代表となる商品の写真をファーストビューで見ることができるようにしています。商品数としては単品だったり、複数だったりとサイトによって様々です。

また、そのまま訪問ユーザーが買い物をしないで離脱してしまわないように、すぐに商品が注文できるようになっているのもポイントです。詳細を表示するボタンと、購入するボタンが色分けされている所なども工夫が見られます。

基本的に白やグレーを基調としているWebサイトが多いのが特徴的ですが、購入ボタンなどでは赤などが使われており、効果的な棲み分けがなされています。こういった細かいところまで配慮されているのがECサイトの共通点と言えるでしょう。

新しいデザインのアイデアを得られる

ポートフォリオサイトを複数確認することで、デザインの流行りなどもつかめるため、新しいアイデアを得ることができます。デザインの流行に対応したデザインを作成できると、よりユーザーに魅力を感じさせることが可能です。

また、グラフィックデザインなどを外注する際はポートフォリオサイトを確認するだけではなく、同業他社の公式ホームページを複数確認することも大切です。同業他社ではどのようなデザインになっているのか確認することで、自社でどのように同業他社と差別化を図るかというヒントに繋がります。

ポートフォリオサイトや同業他社のWebサイトを確認して、参考にすることで、より効果的な外注に繋がるので、是非意識してみましょう。

ポートフォリオ集など実績からデザイン制作の依頼先を探す場合は、リカイゼンにお任せください！
リカイゼンでは、数多くのデザイン会社から、希望条件に応じてデザイン実績を集め、比較検討して興味のある会社に相談することができます。
無料でご利用いただけますので、まずはご相談からでもお気軽にご連絡ください。

3.　ポートフォリオサイトの注意点

ポートフォリオサイトは実際にグラフィックデザインやWebデザインを外注する際に役立ちますが、経過が分からなかったり、コストが分からなかったりすることもあるので注意が必要です。

そこでここからはポートフォリオサイトの注意点について具体的に解説します。注意点をカバーする方法についても詳しく記載しているので、これから本格的にデザインを外注することを検討している場合は1つずつ確認していきましょう。

経過がわからない

ポートフォリオサイトでは完成形だけが見えているので、実際どのような経緯でそのデザインが仕上がったのかわからない場合があるので注意が必要です。実際デザインを依頼するときは修正でやり取りが多数発生していることもあることも珍しくありません。

どうしても外注する際に気になるという場合は、デザインの完成形のキャプチャだけでなく、制作背景なども記載があるものだと経過も分かりやすくなります。問い合わせの際に聞くと答えてくれることも多いので参考にするのがおすすめです。

実際にデザインを作成する場合にどういった所を注意しているか、どういった点にこだわっているかなども細かく聞くと良いでしょう。自社との相性も見えてくるので、より検討しやすくなります。

コストがわからない

ポートフォリオサイトやまとめサイトには金額表記がない場合があるためコスト感がわからないことがあります。実はデザイン料が張っていることもあるので注意が必要です。くれぐれもデザイン面のみだけ見て外注しないようにしましょう。

また、デザイン料以外にも修正料やその他のオプション料がかかる可能性もあります。「確認せずに外注したら思ったより高かった」という事態もあり得るでしょう。そのため、料金を確認する場合はオプション料などの細かい部分にも目を向けることが大切です。

お問い合わせのメールなどで金額面の確認をすると、そのまま料金体系について教えてもらえることが多いので、外注を検討する場合は必ず確認しましょう。

注意点のカバー方法１

ポートフォリオサイトでは作品リストだけでなく、「作品の解説」、「使用したスキル」、「自己紹介」などがセットになっているサイトがおすすめです。自身の見せ方も理解しているデザイナー・デザイン会社であることが多いので、こういった構成を取っているポートフォリオサイトは依頼しやすくなります。

一方で作品のみ表示しているポートフォリオサイトだとその人や企業の得意なところが分かりにくく、人物像も見えてきません。より慎重に外注したいという企業にとっては不安要素になってしまうでしょう。

そのため、デザインを外注する場合は細かく自分の詳細を載せているポートフォリオサイトを参考にしましょう。特にスキルの高さなどを要求する場合は細かく自分の詳細を載せているポートフォリオサイトがおすすめです。

注意点のカバー方法２

上記のような注意点をカバーするなら、実績のほかに担当者の人柄やセールスポイントも一緒に比較できるマッチングサービスを利用するのも手段の1つとなります。依頼すると常駐してくれるデザイナーなどを募ることができるので非常に便利です。

Webデザイナー、グラフィックデザイナー、DTPなど幅広い人材の中から外注できるので選択肢を広げることができます。もちろん、ポートフォリオなども確認することが可能なので、より自社にマッチした人材の外注に繋がります。

また、料金面などの調整もしやすくよりお得に外注できる場合もあります。マッチングしてすぐに仕事を開始することができるのでスピード感を求める企業にもおすすめです。そのため、より安心して自社のデザインを外注したい場合はマッチングサービスを使うことも検討しましょう。

マッチングサイトを利用してデザイン制作の依頼先を探すなら、リカイゼンにお任せください！
リカイゼンでは、数多くのデザイン会社から、希望条件に応じてデザイン実績を集め、比較検討して興味のある会社に相談することができます。
無料でご利用いただけますので、まずはご相談からでもお気軽にご連絡ください。

4.　外注を依頼でのポートフォリオサイト活用法

外注を行うとき、特にデザインなどイメージを具現化してもらうときは、全てをデザイナーに任せるやり方もあります。手間がかからないので、発注側にとっては非常に楽ですが、意識のすり合わせをしていないことから、思ったものと違うデザインに仕上がってしまうことも珍しくありません。

実際に、多くの場合「イメージと違った」などの食い違いが発生することが多いので、ポートフォリオサイトなどで、デザインのイメージや方向性を具体的に見せて話を進めた方が後戻りも少なく効率的です。 後戻りがないということは、結果的に修正のやり取りが少なくなるので、より効率の良いスピーディなデザイン制作に繋がります。

そのため、デザイン制作に関して効率やスピードを重視する場合はポートフォリオサイトからデザインのイメージを掴んで外注先に共有したり、自社にマッチした会社やデザイナーを見つけて外注を行いましょう。