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【スマホアプリをどう作るか①】ハイブリッドという選択肢
- [更新日]2020/11/19
- [公開日]2017/10/10
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- 株式会社サージェント
ネイティブアプリもウェブアプリも一長一短がある
スマートフォンのアプリ開発というと、「すべてをアプリ化してしまう」ことを考えがちです。いわゆる、一から十までネイティブコードで作成するネイティブアプリとしての開発です。しかし、操作が快適で機能が豊富な反面、膨大な開発工数がかかり、コスト高にもなります。また、コンテンツを更新するたびに、アプリ自体も更新せねばなりません。結果的に、非常に「燃費の悪い」アプリになってしまいます。
ネイティブアプリだと費用や工数がかかる…そのことを容認できないデメリットだと判断すれば、「すべてをWebだけで済ませてしまう」ことになります。ブラウザを利用するウェブアプリという選択です。たしかに、コストも工数もかかりませんし、情報更新がスピーディに行えます。ただし、ユーザーにとっては何も目新しい体験がありません。いつ情報が更新されたのか、ユーザーがアクセスするまでわからないのですから、徐々に使用されなくなる可能性もあります。
ネイティブアプリとウェブアプリ、まさに一長一短です。どちらにするかは悩みどころですが、ちょっと待ってください。スマホアプリの開発は、本当にこの二択しかないのでしょうか。
ハイブリッドアプリという「いいとこ取り」の選択肢
みなさんごぞんじのハイブリッドカーは、ガソリン車と電気自動車の「いいとこ取り」をしているところが評価されています。つまり、ガソリンエンジンにはパワーがあり、全国各地のGSで給油できる安心感があります。電気自動車のモーターには、燃費の良さと二酸化炭素排出がなく環境にやさしいというメリットがあります。その両方をハイブリッドカーは兼ね備えています。
スマホアプリにも、ハイブリッドアプリという第3の選択肢があります。フレームワークを使って開発するため、ネイティブアプリのような快適操作や高機能を実現しながら、コストを安く抑えることも工数を大幅に削減することも可能になります。また、アプリが使用するコンテンツ部分はWebでの管理となりますから、情報が一元化でき、スピーディに更新できます。
さらに、AndroidとiPhoneの2種類のアプリを一度に開発できる点も、ハイブリッドアプリの長所です。これは、両方のアプリで同一のコンテンツを使用することから生まれるメリットです。したがって、コンテンツの手直しが必要な場合、htmlデータを一度修正すれば済みます。これに対し、ネイティブアプリは、文字を数カ所直すだけでも、AndroidとiPhoneの2回分の修正が必要ですし、コンパイルも2度行わなければなりません。
ハイブリッドアプリに実装できる機能には、次のようなものがあります。
[プッシュ通知]
バッジ機能などで、新しい情報を即座にお知らせしてくれます。
[オフラインキャッシュ]
電波の届かない場所でも、情報をチェックすることができます。
[ポイントカード]
QRリーダーを利用して、来店ポイントやクーポンを配布できます。
[位置情報]
現在位置から最寄りの情報をピンポイントで提供。位置把握は正確です。
[アプリ内課金]
有料コンテンツの提供により、アプリがマネタイズツールに進化します。
[その他]
占いやゲームなどのエンターテイメント機能も実装できます。
原理についての説明をごらんになってお気づきかと思いますが、ハイブリッドアプリは、決して新しいものではありません。Yahooなどのニュースアプリ、クックバッドなどの情報アプリなど、現在も多くの種類のハイブリッドアプリが世に出ています。ただ、意外と検討の選択肢となっておらず、現状は非常にもったいないと言えます。もっと多くの方にハイブリッドアプリをご活用いただければと思います。次の記事では、コストや開発期間について、もう少し具体的にご紹介いたします。
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株式会社サージェント
髙梨 光生
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