クロスメディアで知名度UP

はじめまして。コア・アド・インフィニティ編集部のオオタケと申します。
広告制作会社の営業一筋○○年、２児の父親です。
子供といると、普段気付かないことも情報として入ってくることがあります。
そんな日常で、気になったことを書いて行きたいと思います。

ジワジワ知名度

最近小学校で何が流行っているの？「妖怪ウォッチ」。
お友達と何して遊んだの？「妖怪ウォッチ」。
パパと妖怪ウォッチどっちが好き？「妖怪ウォッチ」。。。
正直、まだ人気があるんだ～？といった印象でした。

確かに、いまだに街で目にする機会も多く、子供のみならず親から女子高生まで知っている。
国内での知名度はかなりなものではないでしょうか。
そこで、どのようにしてここまで知名度が高まったのか調べてみました。

2012年12月　コロコロコミックで連載開始
2013年7月　レベルファイブからNINTENDO 3DS用のゲーム発売
2014年1月　TVアニメ放送開始・玩具DX妖怪ウォッチ発売
2014年3月　イベントストア東京一番街店がOPEN（人気すぎて２日で休業）
2014年7月　NINTENDO 3DS用のゲーム「妖怪ウォッチ2」発売
2015年4月　ユニバーサルスタジオジャパンに期間限定アトラクション登場

マンガやゲームが出た当初は、そこまでの人気はなかったようです。
実際、ゲームは販売から14週目（10月初旬）で20万本と今のミリオンセラーに届く勢いはなく、
この時点での知名度は高いものとはいえませんでした。

ところが、TVアニメがスタートすると瞬く間に人気が出て小学生の間でブームが巻き起こりました。
放送とほぼ同時に販売を始めた玩具は品薄で社会現象まで引き起こし、一気に知名度が高まりました。

また、アニメのエンディングで流れる妖怪体操第一というダンス。
学校イベントなどで使われたり、踊って映像をYouTubeに投稿したりする人が続出。
話題性を生んで更に知名度が高まりました。

更には鉄道や企業一般商品とのタイアップからオリジナルグッズまで。
2015年4月で関連商品市場規模が2,000億円を突破したそうです。（ファミ通.comより）

感想

比較的始めやすいマンガで子供の反応をキャッチし、ゲームを発売。
その直後にTV放映によるコンテンツや音楽で話題性を加速させ、タイアップやキャラクターグッズへ展開。
ユーザーの行動心理を読み、絶妙なタイミングで次から次へと仕掛けたメディアミックスが
功を奏した実例ではないでしょうか。
改めてこれらを計画していた仕掛け人（レベルファイブの日野社長）に脱帽です。

（参考：ファミ通.com）
http://www.famitsu.com/news/201504/07076126.html
（参考：DIAMOND online）
http://diamond.jp/articles/-/56267