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東京都

届いたDMをいかに開封させ、反響を獲るか!


このDM、
何か中に入っているぞ!?

郵便受けには、自分が送ってくれるよう頼んだもの、
自分の知っている人(所)から送られてきたもの以外にも多くの物が届けられます。
スーパーやホームセンター・不動産のチラシ、ファストフードのクーポン、
求人や地元情報のフリーペーパー、新聞朝夕刊や地域の広報紙などなど・・・
そんな中に交じって日々闘いを挑んでいるDMたちがあります。

無作為にポスティングされたものと違い、
個人名で届くのがダイレクトメールすなわちDMなわけですが、
みなさんよくご存知の通り、と言いますか、毎日ご実行されてますように、
たとえ自分宛でも、見た瞬間で不要と思った物は捨ててしまいますよね。
少なからず、DM制作に携わっている者としては、
それが宿命と分かってはいてもやはりちょっと辛くなることも・・・。
だからこそ、DMを短命に終わらせないために
私たち制作者は工夫を凝らします。

その工夫のひとつが、封筒の中に物(特典)を入れてかさを持たせるという手法です。
目にしたとき、手に取ったときに、「ん?何だろ?何か入っているな」と。
瞬時に感覚に訴え、興味をそそるわけです。
実際のところ、開封してもらえる率はグ〜ンと上がります。
それが化粧品DMなら試供品を、何かアンケートのような物なら
ちょっとした鉛筆やミニボールペンを封入するといった具合です。

このDM、
何かウレシイかも!?

郵便事情(法律改正など)が緩和されたせいなのか確かではないけれど、
いまどきのDMは、形状・仕様などがとっても多彩で、
面白いカタチをしていたり、音が鳴ったり、香りがしたり・・・
取って置きたくなるくらいのものがあります。
こうした方向性のものは、年代を問わずファンシーグッズを好む
どちらかというと女性向けのDMに良いかもしれません。
男性向けはというと、ちょっとプライドをくすぐるワードや、
少年の心にふれるロマンや趣味性のあるフレーズで開封を促すDMが良いかもしれません。

 「選ばれたあなただけに」
 「今のあなたにこそふさわしい」
 「今こそあの頃のように」

封筒にこのような言葉を記したDMが予想以上に反響があり、
何度も何度も版を重ね配布し続けました。<<<私の最近の一例です。
こうしたワードが開封を誘い、制約に結びついたものと分析しています。

手に届いてうれしく感じるのは、
カタチのあるモノばかりではありません。
たとえ印刷された言葉でも、人をうれしくさせます。

これからも、より息の長いDMづくりを目指したいと思います。

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EDITOR PROFILE

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菅野仁

コピーライターである私が代表を務めるデザイン会社のため、

ビジュアル中心、イメージ先行で進めがちなデザインではなく、

きちんとしたコンセプトのもと、

キャッチフレーズ始め、しっかりメッセージを伝えるクリエイティブをお届けします。

『人に喜ばれるデザイン』を社是に掲げる私のデザインポリシーはここにあります。



<菅野仁はこんな人です>



●山形県出身で今年55歳になる田舎者です。 ●小さなベランダでガーデニング。今年もメジロのつがいが梅花の蜜を吸いに訪れてくれてホーホケキョ(鶯ではないので本当はこんな鳴声ではない)。 ●狭いリビングに小さな水槽が6つ。熱帯魚の世話で癒やされるこの頃です。特に4匹のベタにべた惚れ! ●クルマ好きで、ちょっとした渋滞なんてなんのその。ハンドルさえ握っていればずっと平常心? 人の運転ではガチガチ緊張! ●中学、高校と「国語」が大の苦手だったにも関わらず、コピーライターになった自分が未だに信じられない。 ●信じられないと言えば、以前は年間150本くらい映画館で映画を観ていたが、いまでは数年に1本観る程度に(黒澤明監督の助監督募集に応募したほど映画好き、なはずの私です)。 ●自他ともに認めるワイン好き! 最近は498円のチリ産赤ワイン、648円のカリフォルニア産白ワインにはまっている。「この2本のハイコスパワインは、一流ソムリエもはまるはず!」と豪語してやまない今日この頃である。

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